聖マリアンナ医科大学は、1971年に神奈川県川崎市北部の多摩丘陵の地に「東洋医科大学」として発足しました。2年後の1973年には、現在の「聖マリアンナ医科大学」へと改称されました。
耳鼻咽喉科学教室の初代教授には、新潟大学から故・荻野洋一先生が就任されました。荻野先生は1973年より形成外科学教授を兼任され、1976年4月からは形成外科学教授を専任で務められました。これを受けて、同年5月には静岡赤十字病院より故・竹山勇先生が2代目教授として就任されました。
その後、1987年に山形大学から加藤功先生が、1989年に筑波大学から大橋徹先生が講座内教授に就任され、当教室の主要な研究テーマである「平衡・聴覚」に関する研究体制が整いました。1995年には加藤功先生が3代目教授に就任され、2000年からは肥塚泉先生が4代目教授として教室を率いられました。
肥塚先生は23年にわたり、平衡、特に前庭動眼反射の研究や、めまい疾患に対するリハビリテーション法の考案、前庭系の可塑性に関する研究に取り組まれ、さらに宇宙酔いや乗り物酔いに関する研究も精力的に行われました。
そして2022年より、小森学先生が5代目教授に就任され、現在に至ります。2023年には新病棟が、2025年には新外来棟がオープンし、ソフト面だけでなくハード面も充実してきております
現在、当教室では、「耳科手術」「小児耳鼻咽喉科」「頭頸部腫瘍」を三本柱とし、「大学間連携」、「産学連携」にも力を入れ、幅広い領域で高度な医療と教育・研究活動を展開しています。
耳科手術においては、外視鏡を用いた鼓室形成術、経外耳道内視鏡手術(TEES)から人工内耳手術、骨導インプラント手術、さらには内リンパ嚢開放術を中心としためまい手術に至るまで、多岐にわたる先進的な手術に力を入れています。
小児耳鼻咽喉科分野では、低侵襲手術であるPITA(Powerd Intracapuslar Tonsillectomy and Adenoidectomy)や、小児の気道疾患に対する専門的な診療・治療体制を整え、全国的にも数少ない小児耳鼻科診療の拠点を目指しています。
また、頭頸部外科領域では、頭頸部再建を含む大規模な手術を形成外科と連携して行っているほか、光免疫療法やVANS(内視鏡下甲状腺手術)、舌下神経刺激療法といった新しい治療法の導入にも積極的に取り組んでいます。
これらの診療・研究分野を通して、教室はさらなる進化を遂げつつあり、「ここで育ってよかった」「ここで治療してよかった」と思っていただける環境づくりを日々心がけています。
当科では毎年2〜5名の入局者を迎えており、新卒に限らず途中入局にも広く対応しています。少人数体制を活かし、複数の指導医から密度の高い指導を受けられるのが大きな特徴です。
経験豊富なスタッフによる丁寧なサポートのもと、基礎から専門分野まで幅広く学べる環境が整っており、個々の関心や将来像に応じた柔軟な研修が可能です。
2025年4月1日現在現在、医局員は41名で、そのうち9名が女性。性別を問わず働きやすく、ライフステージに応じた働き方にも配慮しています。将来を見据えたキャリア形成を支援する体制のもと、皆さんの入局をお待ちしています。
【神奈川県】聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院、川崎市立多摩病院、国立病院機構 横浜医療センター、秦野赤十字病院、麻生総合病院
【東京都】東京労災病院、稲城市立病院 【埼玉県】済生会川口総合病院 【静岡県】国立病院機構 静岡医療センター、共立蒲原総合病院
【東京都】東京慈恵会医科大学附属病院、東京医科大学病院、東京医科大学八王子医療センター、東邦大学医療センター大森病院、国際医療福祉大学 東京ボイスセンター、国立成育医療研究センター、山王病院 【神奈川県】湘南鎌倉総合病院 【千葉県】東京慈恵会医科大学附属柏病院
【東京都】国立がん研究センター中央病院(頭頸部外科、頭頸部食道内科)、がん研有明病院、国際医療福祉大学 東京ボイスセンター
【米国】University of Miami、University of California, Los Angeles
初代 荻野 洋一 教授
2代 竹山 勇 教授
3代 加藤 功 教授
4代 肥塚 泉 教授