赤色顔料、研磨剤の一種で、酸化第二鉄を主要発色成分とし、紅殻 (べにがら)とも呼ばれる顔料のこと。
工業用ベンガラはゴムの着色やセメント、プラスチック等に使われ、彩度が低いものが多い。
吹屋ではローハベンガラと言われるものがあり、磁器の絵付け、歴史的建造物の塗装にも使われている。
ローハベンガラは日光東照宮などの文化財修復や作家に使用されている。
吹屋は1704年(宝永4年)に国内で初めて「ベンガラ」を開発されたとされる場所
吹屋のベンガラは焼いても綺麗な赤色が残るクオリティの高さから全国の需要が拡大し、昭和初期までベンガラと銅山で栄えた。
当時、ベンガラには様々なグレードが定められ、目的に応じて価格と出荷量が決められていた。
昭和49年12月 岡山県「吹屋ふるさと 村」に指定
昭和52年5月 重要伝統的建造物群保存地区に指定
令和2年6月 「ジャパンレッド」発祥の地として
日本遺産に認定