韓国朝鮮文化研究専攻は,2002年に東京大学大学院人文社会系研究科の中に新しく設置された専攻です。当初は韓国朝鮮歴史社会,韓国朝鮮言語思想,北東アジア文化交流の3コース・専門分野で出発しましたが,2008年度から次の2コース・専門分野に発展的に改編されました。
韓国朝鮮歴史文化コース・韓国朝鮮歴史文化専門分野
韓国朝鮮言語社会コース・韓国朝鮮言語社会専門分野
韓国朝鮮歴史文化専門分野は、歴史学、考古学などの分野を複合し、古代から現代までの長い時間軸の中で韓国朝鮮の社会と文化を研究します。歴史学では史料読解、史料批判、史料調査などの方法を、考古学では発掘調査と資料評価の方法をそれぞれ学び、韓国朝鮮の歴史と文化を総合的に分析する方法を模索していきます。伝統と文化から韓国朝鮮の総体に迫っていくところがこのコースの特徴です。
韓国朝鮮言語社会専門分野は、言語学、文化人類学、社会学等の諸専門領域に依拠し、韓国朝鮮の言語・社会・文化を教育・研究します。特にフィールド研究と文献研究を有機的に統合し、社会・文化構造を共時的な観点から把握する能力を養うことに重点を置きます。