2025年5月3日(土)から6日(火・祝)の3泊4日の日程で、ボーイスカウト京都連盟主催の京都キャンポリー(第72回)が開催されました。会場は京都府南丹市日吉町の「ハピろー!の森 京都」(京都府立府民の森ひよし)で、京都連盟創立110周年を記念する特別大会として行われています。京都府内各地からスカウト約200名と指導者・奉仕者約150名、あわせて約350名が参加し、世代や地区を超えた交流とスカウト活動の醍醐味を分かち合いました。
当キャンポリーは8年ぶりの開催となり、「スカウト精神」と「スカウト技能」の向上を目的に企画されました。4日間を通じてスカウトたちは仲間との絆を深め、多くの挑戦に取り組み、大自然の中で貴重な経験を積むことができました。
キャンプ場全体に設定された多数のポイントを班ごとに巡り、各ポイントで与えられたミッションに挑戦しました。手旗信号やロープワーク、応急手当リレー、野外工作、丸太切り競争など多彩な課題が用意されており、スカウトたちは地図を頼りに森の中を冒険しながら高得点獲得を目指しました。
野外の広いフィールドを使ったダイナミックなゲーム大会です。班対抗のしっぽ取り(尻尾取り鬼ごっこ)やムカデ競争、丸太ディスク投げ、みこしリレーなど、大人数で競い合うゲームにスカウト全員が熱中しました。互いに協力し合いチームワークを発揮することで、ゲームを通じて友情と団結力が深まりました。
「京都No.1」を決めようというスカウト技能競技会です。各班が火起こし競争、班旗たてや手旗信号などのスキルで競い合い、スカウト技能の高さとチームワークを試しました。日頃の訓練の成果を発揮し合った結果、見事優秀な成績を収めたパトロールが“京都一”の栄誉に輝きました。
これらのプログラムのほか、キャンプファイヤー(大営火)では参加者全員で歌やゲームを楽しみ、夜空の下でスカウト精神を共有しました。最終日には表彰式と閉会式が行われ、大会の成功を皆で祝いました。
高校生年代のスカウトを対象に、技能章講習会とベンチャーナイト(アフターフォーラム)を実施しました。
森の下草刈り、間伐後の枝打ち、倒木の整理などを体験し、“森を守り育てる”重要性を学習。
自然の森やさまざまな樹木を観察し、保全活動の手応えを共有しました。
三脚信号塔・四脚信号塔・トラス橋を班ごとに製作。トラス構造の応用など高度なロープワークと構造力学を実践。
事前の計画から、模型作成と2日間にかけて取り組み、班対抗で安全性・強度等を評価し合い、互いの技術を磨きました。
テーマ:「高校生年代 × 地域社会 〜私たちだからできること〜」
県連盟・地区単位でのアクションプランを策定するワークショップを実施。
4日間にわたり京都キャンポリーを支えてくださった全ての参加者と関係者の皆様、そして見学にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。 スカウト諸君はもちろん、指導者・奉仕者の方々の献身的なサポートのおかげで、京都連盟創立110周年にふさわしい素晴らしいキャンポリーとなりました。皆様の協力に心より感謝申し上げます。 今回のキャンポリーで培った経験と仲間との絆を糧に、今後も京都のスカウト活動を一層盛り上げていきましょう。**次の大きな目標は2026年夏に開催される第19回日本スカウトジャンボリー(19NSJ)**です。京都で育まれたスカウト精神と技能を携えて、日本全国の仲間が集うジャンボリーでも活躍できるよう準備を進めていきましょう。これからもスカウティングの冒険の歩みを止めず、更なる成長と挑戦を続けていくことを期待しています。BP Spiritを胸に、次の舞台でもベストを尽くしましょう!
定点カメラによるタイムラプス動画です。
広い会場に少しずつテントが立ち並び、夜明けとともにスカウトが朝食を準備する様子など、キャンポリーの一日がぎゅっと凝縮されています。4日間のダイナミックな展開をぜひお楽しみください。
※再生ボタンを押すと、テーマソング(音)が流れます
1日目(5月3日)
2日目(5月4日)
3日目(5月5日)
4日目(5月6日)