附属牧場は京都大学の共同利用施設として、附属牧場独自研究とともに、農学研究科の応用動物系分野や他学部との共同研究を実施しています。
肉用牛は、繁殖(母牛に子牛を産ませる)、育成(子牛を肥育素牛まで育てる)、肥育(肥育素牛を肉牛として大きくする)の3段階を経て出荷され食肉になりますが、附属牧場は3段階全てを行う一貫生産を実施しています。さらに牛舎から排出される排泄物を堆肥化し、草地に還元して繁殖雌牛や育成牛に給与する牧草の生産も実施しています。
したがって、附属牧場では肉用牛の繁殖技術(人工授精・受精卵移植)から高品質牛肉の生産技術、さらに肉用牛生産にまつわるアニマルウェルフェアや資源循環・環境負荷低減の研究まで、様々な研究を実施可能です。
肥育牛舎の一部にはドアフィーダーが設置されており、個々の牛が食べる飼料を個別管理することができます。肥育牛の配合飼料は、複数の単味飼料を附属牧場独自の配合で調整して給与しています。
これによって肥育牛の飼料成分の調整や、飼料添加物の給与試験を実施することができます。
附属牧場には約11haの草地があり、牧草を栽培してロールベールサイレージを製造し、繁殖雌牛や育成牛に給与しています。
家畜の牛は、ほぼ100%近くが人工繁殖技術で生産されています。
附属牧場では人工授精による繁殖を実施しており、良好な受胎率と分娩間隔を達成しています。
また、体内受精卵の採取など、受精卵移植技術に関する研究も実施可能です。
(左:体内受精卵採取作業の様子
右:受精から7日目の体内受精卵(胚盤胞期胚))
共同利用の申請手続きについて
共同研究など、附属牧場の利用をご希望の場合は、原則として開始日の4週間前までに利用申請書を提出していただく必要があります。利用申請書の受理後、附属牧場協議員会において実施の可否を検討させていただきます。
詳しくは附属牧場専任教員の星野(hoshino.yoichiro.6z[at]kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。
([at] を アットマークに変換してください。)