1926年の創立以来、本校を支えてくださった皆さまへ。
理事長と校長より、節目にあたっての感謝とこれからの展望をお伝えいたします。
準備中
100周年を迎えられたことに感謝
校長 佐藤 純一
本校は、西武グループ創立者で本校の初代理事長でもあった堤康次郎先生が、一橋大学を国立の地に誘致した際、一橋大学の教職員のご子息のために一橋大学構内に児童2名、教員2名の小学校を1926年4月19日に創立した。また国立のシンボルになるようにと、赤い三角屋根の駅舎を当時の国鉄に寄贈した。その後、一橋大学に隣接する現在の場所に小学校を移転し、1954年に附属のかたばみ幼稚園を創設した。それから100周年を迎える2026年4月現在、「8451名」もの卒業生を輩出している伝統と歴史ある小学校となっている。
なぜ、幼稚園と小学校しかない小さな私立学校なのに「100周年」を迎えることができたのか。それは、開校してからしばらくの間中学受験一辺倒だった学校教育の体制を、1970年度に二代目理事長となった本校卒業生でもある堤清二先生が刷新し、それまでの受験一辺倒だったカリキュラムの再編を行い、「豊かな人間性を培う」という教育目標を打ち出し、先生方と共に「与える教育から見守る教育」へと大きく教育方針を転換したからである。また、当時どの小学校も行っていなかった教科担任制を、1974年度から4年生以上で採り入れ、低学年から音楽、図工、体育、読書は専門の教員か授業を実践してきたことも評価された。こうした先人たちが行ってきた英断と努力と苦労の上に、本校は100周年を迎えることができていることを忘れてはいけない。先人たちには感謝しかない。
これからの本校は、併設の中学校がないため、一つは中学受験という当たり前にある通過点に対して、それぞれの子どもにとって相応しい選択ができるように、教員は中学校のことをしっかりと研究していくこと。そして、授業を通して基礎学力と対応力を身に付けさせていくことである。もう一つは、「自ら考え、自ら学び、自ら行動する子どもを育成する」ために、具体的にどのような教育の実践を行っているのか。その取り組み方や実践を世の中に問う機会を持っていきたい。