屋台の軒数が減少している中、新型コロナウイルスの影響で、福岡県が食事提供施設に5時から20時までの時短要請を出したことにより、経営への打撃が強かったです。他の飲食店ではテイクアウトなどの工夫ができますが、屋台の場合、*¹市の条例(第7条(4)ア)でテイクアウトが禁止されています。(ただし、屋台営業者が、テイクアウトをするための飲食店営業許可を受けた「仕込み場所等」において、テイクアウトをすることは可能です。)また、同じ条例で市道など屋台が占用できる場所は午後5時から午前4時までに搬出入をしなくてはいけないと規定されているのです。こうした理由から、屋台は他の飲食店のように、工夫をして経営をすることもできない状態でした。そのため、残念ながら廃業を決めた屋台もあります。
現在は3密を避けるため観光客も減り、地域住民も自粛しています。福岡で緊急事態宣言が解除されることが決定した今も人々は接触を避けるため、屋台を続けることができるのかと懸念の声が上がっています。
以前は屋台ごとに違うものの、このようにお客さんがたくさんおり、行列ができるほど大人気なものもありました。
私たちが博多で行った調査によると多くの人は屋台の衛生面が気になることがわかりましたが、水は屋台の設置場所に水道が引かれています。なので一般的な飲食店と同じような綺麗な水が料理に使われています。
現在、福岡市移動飲食業組合では、ガイドラインを作成し新型コロナウイルス対策の協力を呼び掛けています。
<ガイドラインの内容>
来店者への消毒協力
営業側のマスク着用
三密にならないように徹底…座席減少
その他出来る限りの感染対策をして少しずつ営業再開に向かっています。
福岡市によると、令和2年5月24日現在で、37軒(103軒中)が営業を再開しているそうです。
福岡市移動飲食業組合が生活困難者、インターネットカフェ難民にマスク1000枚を寄付しました!
さらに、三好不動産と協力し福岡屋台35軒で使える食事券を独自で発行しています。詳細
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