公文国際学園25期 屋台応援団
今、屋台が新型コロナウイルスの影響で経営が難しくなっているというのを知り、離れた所にいる私たち高校生にも何かできることがあるのではないかという思いから始めました。
金銭的な支援として街で募金活動をすることも難しい状況ですが、少しでも屋台の力になりたいと考え、このWebサイトを開設しました。
屋台の経営者の方やそのご家族に少しでも明るい気持ちになってもらいたい!という思いで活動をしています。
皆さんも私たちと一緒に屋台を応援しませんか?
中学3年生の時に、自分たちで探究するテーマを決め、体験しに行く日本文化体験(公文国際学園HP)という宿泊行事があります。最終的に残るのは6コースで、その一つが屋台コースでした。
そして自分たちが考えた行程で現地を訪れた後、一人一人が自分の研究テーマで論文を作成します。一人一人が積極的に活動する行事だからこそ、屋台コースのメンバーはもちろん、他の5コースの人にとっても、屋台はとても身近なものになっています。
そうした中で今回屋台の現状を聞いて、日本文化体験でお世話になった屋台を応援したいと思ったメンバーが有志で集まっています。
日本文化体験の企画は中学2年生の時から始まります。4人のグループで企画書(研究目的や訪問先)&行程表の作成・プレゼンテーションを行い、生徒の投票によって実際に行く6コースが決定されます。
コースごとのミーティングを重ね、事前学習や訪問先での体験などを通して、自分たちの研究テーマについて深めていきます。その後、論文を作成し学年全員分を論文集としてまとめます。
屋台コースでは、以下のような研究テーマを持って現地を訪れました
屋台コースの研究テーマ例:
現在の屋台で改善できる点、また事前学習で学んだ新しい屋台の形で実際に応用できそうな点を探す。そして、これらを踏まえてどうすれば屋台がこれからも続いていけるのか考える。
屋台の食空間の素晴らしさを多くの人に知ってもらう方法を考える。
屋台の食空間を生かして社会問題などを解決することができるのではないのか。
他の飲食店とは違う屋台の魅力や特徴は何なのか。
私はこの日本文化体験という行事を通して初めて屋台に行ったのですが、最初に想像していたものとは全く別物でした。屋台で食べた博多ラーメンや餃子は想像以上に美味しく、屋台ごとに味も違うので、色々な味のラーメンや餃子が楽しめました。屋台は、他のお客さんや作ってくれた方と食事を共有できるので、それも屋台の美味しさの秘訣なのではないかと思いました。さらに、屋台の作り出す会話や暖かい空間は、世界のどこを探しても、屋台にしかない特徴だと思いました。この特別な空間をこれからも守っていかなければならないと感じました。
私が屋台に行って感じたのは料理の美味しさとなんと言ってもコミュニケーションのしやすさです。人々の距離感、美味しい料理、いい意味で閉鎖的な環境、アナログな空間の全てが絶妙に混ざり合い、屋台にのみ生み出せる和気藹々とした非常に魅力的な空間となっていました。実際私たちも屋台の中で会話が弾み、非常に楽しい時間を過ごすことができました。また日本文化体験で屋台の関係者の方々が私たちに協力してくれたおかげで私たちは屋台について深く知ることができ、「この素晴らしい文化である屋台をこれからも残していきたいな」と考えるようになりました。その屋台が今苦しい状況にあるとなれば助けないわけにはいかない!と考えてこの活動に参加しました。