こちらのサイトでは、オンデマンド授業に必要な動画の作成と、配信方法などについての情報を掲載していきます。Teamsの基本的な使い方などは、教員向け遠隔授業準備サイトでご確認ください。
オンデマンド授業の例として、a~dの4タイプを例に挙げて説明します。
講義の動画を見せる(動画内で課題・作業を指示)
課題を出し、Teams、UNIPA などを通して課題を提出させる
課題に対し、教員がフィードバックを与える
授業の流れのイメージ
動画(40分)→課題作成・提出(60分)
動画①(20分)→課題作成(30分)→動画②(20分)→課題作成・提出(30分)
講義の動画を見せる(動画内で課題を指示)
理解確認の課題を課す
小レポートを課して Teams、UNIPA などに提出させる
Forms などを使用して小テストを実施する(Forms のリンクは Teams、UNIPA などを使用して知らせる)
課題に対し、教員がフィードバックを与える
授業の流れのイメージ
動画(60分)→小レポート・小テスト(40分)
動画①(30分)→小レポート・小テスト(20分)→動画②(30分)→小レポート・小テスト(20分)
講義の動画を見せる(動画内で意見交換を指示)
Teamsの投稿欄等に意見や感想を書き込ませ、お互いに意見交換をさせる
意見交換に対し、教員がフィードバックを与える(意見の書き込みで出席を確認。大人数だと確認が大変なので非現実的)
※リアルタイムではできません。意見交換は Teams のコメント欄や UNIPA のクラスプロファイルなどで行います。
「課題作成」「小テスト」「小レポート」「意見交換」を1つの授業内で組み合わせて展開
「動画」「課題作成」「小テスト」「小レポート」「意見交換」+「フィードバック」を組み合わせ100分の授業を構成
本学の遠隔授業用プラットフォームである、Microsoft Teams を中心に、動画の作成と配信方法について、それぞれ特徴を説明します。
●こんな方に向いています!
とにかく早く簡単に作りたい
<方法>
Teams の授業チームに入って会議を開き、レコーディングを実行して講義を行う
会議を開いたチャネルの投稿欄に録画した動画がアップされるので、それをそのままオンデマンド授業の講義用動画とする
<メリット>
動画の作成と公開が簡単かつ同時にできる
動画の公開対象が、自動で受講者に設定されるので、公開対象を設定する必要がない
<デメリット>
失敗した動画は、Stream で開いて削除すれば撮り直しできるが、投稿欄の痕跡は消せない
録画即公開となるため、撮り貯めておいて、少しずつ公開するといった事ができない
動画の視聴履歴が残らないので、別途なんらかの方法で出席を取る必要がある
●こんな方に向いています!
一度にたくさん録画しておいて、好きなタイミングで公開したい
<方法>
Teams のテストチームに入って会議を開き、レコーディングを実行して講義を行う
会議を開いたチャネルの投稿欄に録画した動画がアップされるので、「・・・」を押し「開く」を選択して Streamで動画を開く
「移動」もしくは「コピー」を押し、左の画面から公開対象の授業チームを選択し、General>クラスの資料に保存する
授業チームのファイル>クラスの資料に動画がコピーされるので、動画の「・・・」を押し、「リンクをコピー」を押す
投稿欄で「新しい投稿」を押し、コピーしたリンクを貼り付けて投稿する
<メリット>
撮り貯めておいて、適宜公開できる
録画に失敗しても撮り直して公開できる
<デメリット>
動画の視聴履歴が残らないので、別途なんらかの方法で出席を取る必要がある
●こんな方に向いています!
学生が視聴したかどうかを確認したい
<方法>
Teamsのカレンダーを開いて、「+新しい会議」を押してライブイベントを開く
ライブイベントを開催して、講義を行う(自動的に録画される)
ライブが終わったら、カレンダーから収録したイベントを開いて、「出席者のリンクを取得する」をクリックしたあと、授業チームの投稿欄に貼り付けて公開する
<メリット>
撮り貯めておいて、適宜公開できる
動画の閲覧履歴をダウンロードできるので、閲覧をもって出席とする事ができる
<デメリット>
Teams会議に比べると手順が複雑
●こんな方に向いています!
講義の資料はPPTのみで、簡単に動画をつくりたい
<方法>
授業で使う資料をPPTで開き、「スライドショーの記録」を実行する 参考リンク
マイクに向かってしゃべりながらスライドを説明し、終わったらファイル>エクスポート>ビデオの作成 の順に選択し、品質を「インターネット品質」に変更して、「ビデオの作成」を押して動画(mp4形式)をPCに保存する 参考リンク
Teamsの授業チームに入り、ファイル>クラスの資料を開き、「↑アップロード」を押してmp4動画をアップする
アップした動画の「・・・」を押し、「リンクをコピー」を押す
投稿欄で「新しい投稿」を押し、コピーしたリンクを貼り付けて投稿する
<メリット>
PowerPoint だけで簡単に動画を作成できる
失敗したら撮り直しができる
動画作成中はインターネットに接続しなくてもよい
<デメリット>
カメラ映像のみに切替える事ができない。WordなどPPT以外の資料が使えない
動画の視聴履歴が残らないので、別途なんらかの方法で出席を取る必要がある
Teams会議/ライブイベントで録画した動画は、ダウンロードする事ができます。ビデオカメラやスマートフォンで撮影した動画などを合わせて編集する事で、完成度の高い動画を作成できます。編集方法は使用する動画編集ソフトによって異なりますので、ここでは説明を省き、ダウンロードとアップロードの方法についてのみ説明します。
<ダウンロード方法1> Teams会議の場合
Teamsの授業チームに入り、投稿欄から録画した会議の「・・・」を押し、「開く」を押す
Streamが開くので「・・・」を押し、「↓ダウンロード」を押して、動画ファイル(mp4)をPCに保存する
<ダウンロード方法2> Teamsライブイベントの場合
Teamsのカレンダーを開いて、終了したライブイベントを開く
「ライブイベントのリソース」の「レコーディング」の↓を押して、動画ファイル(mp4)をPCに保存する
スマートフォンなどで撮影した4Kなどの高画質ビデオは、学生の負荷を考慮し、そのままアップせず、720(HD)や1080(フルHD)になるように変換してからアップしてください。フレームレートも60fpsは必要なく、30fpsで授業用としては十分な動画になります。
動画を YouTube にアップすると、たとえ限定公開であっても、URLが外部に拡散した場合は、部外者からの閲覧が可能になりますので、公開対象を授業チームのメンバーに限定できる、Teams か Stream を推奨します。
動画を Google ドライブにアップして公開する事もできますが、公開対象となる学生のメールアドレスを個別に登録する必要があります。大人数のクラスでの作業は困難になりますので、公開対象を授業チームのメンバーに限定できる、Teams か Stream をお勧めします。