慶應義塾大学医学部 呼吸器内科 准教授 安田 浩之
本学では、これまで基礎研究と臨床研究を一体的に推進する研究拠点の形成に取り組み、過去5年間にトップジャーナルへ多数の研究成果を発表するなど、国際的にも高い研究力を示してきました。
本事業では、こうした強みを活かし、世界の第一線で活躍できる研究医の育成をさらに推進します。ヒトサンプルを用いたオミックスデータ解析や、オルガノイドを活用した生物学的解析など、最先端の研究手法を学ぶ機会を提供し、臨床と研究の両面に強い人材を育成します。
また、若手医師が診療の中で抱く疑問や課題を大切にし、それを新たな研究やイノベーションへとつなげる仕組みを整えます。医療の高度化や医師の働き方改革により、研究に充てられる時間が限られる中でも、教育・研究・職場環境を最適化し、医師が研究に取り組みやすい体制を整備します。
本学は、本事業を通じて世界に通用する研究医を育成し、日本の医学・医療の発展と研究力の向上に貢献していきます。
生活習慣病、難病・希少疾患、成育医療を主な対象として、ヒトサンプル、オルガノイド、オミックス解析、単一細胞RNA解析などを活用した臨床・基礎融合研究を推進します。疾患を分子レベルで理解し、新たな診断法・治療法につながる研究シーズの創出を目指します。
医学生・大学院生・若手医師・若手研究者が、臨床現場の課題を研究へ発展させ、国際的に活躍できる研究医へと成長することを支援します。研究プロジェクトの立案・実践、先端解析技術の習得、英語論文作成・プレゼンテーション支援、臨床研究・知財に関する学びを通じて、次世代の高度医療人材を育成します。