このワークショップは、科学研究費助成事業 基盤研究(C)「ポピュラー音楽実践におけるギター楽譜の意味・機能に関する研究」(岡田正樹 課題番号25K03786)の一環として開催するものです。
この研究は、ポピュラー音楽をめぐる諸実践において楽譜が担う役割を明らかにすることを目的としたもので、特にJ-POPやロックの領域における主要な楽器の一つであるギターの楽譜に注目しています。
今回のワークショップは、「セッション・ギタリストの楽譜の記譜・採譜の内容やその使用法、そしてライブやレコーディングにおける楽譜の役割」を明らかにする目的の一環として、ライブにおける譜面の作り方、使い方に注目しながら、ギタリストがリハーサル~本番をどのように組み立てているのかを再構築します。
ライブやレコーディングに参加するセッション・ミュージシャンたちが使用している楽譜は、いわゆる西洋音楽(クラシック)の楽譜とは異なり、あらゆる音を指定するものではありません。この「あまり何も書かれていない」ように見える楽譜を、ミュージシャンたちはどのように読み、演奏するのでしょうか?そしてそもそも、その楽譜はどのように作られるのでしょうか?
このワークショップでは、この楽譜に注目しながら、ミュージシャンたちが、限られた時間のなかで、いかにリハーサルを実施し、ライブの現場を作り上げてるのかを追体験できるワークショップを目指します。
このワークショップは大きく3部に分けて実施する予定です。
第1部:まず、講師を務めるギタリストとゲストボーカリストがステージに登り、打ち合わせをしながら、ライブ本番に向けたリハーサルをする様子を実演します。パート①での演奏予定曲は、「マリーゴールド」(あいみょん)と「僕のこと」(Mrs. GREEN APPLE)です(曲目は変更になる可能性があります)。これらの曲をいかにアレンジし、どんなふうに譜面を作り、演奏するのか。こうしたミュージシャンたちの相互作用を間近で目にする機会は多くないでしょう。今回は、いわばライブ本番の「直前」に、ミュージシャンは何をしているのかを見ていただき、さらにそこで譜面が果たしている機能を考えていきたいと思います。
第2部:その後、「パフォーマンス参加者」(要事前申込)の方にも登壇していただき、ご自身で持参した楽器を使って、ギタリストやボーカリストと一緒に打ち合わせに参加し、課題曲のリハーサル~演奏を体験していただきます。課題曲は「マリーゴールド」(あいみょん ※1番のみ)です。パフォーマンス参加者を含め、現場に集まったミュージシャンたちが「マリーゴールド」をいかに組み立てていくのか、お楽しみください。
第3部:最後に、ゲストボーカリストと講師のギタリストによるミニライブも予定しています。
このワークショップは、「①観覧のみ」と「②パフォーマンス参加」の2種類の参加方法があります。いずれも参加費無料です。
「観覧のみ希望の方」は、ミュージシャンたちが限られた時間のなかでライブ演奏を作り上げていく様子をじっくりご覧ください。「観覧のみ希望の方」も事前にお申し込みください。
神田外語大学の学生・教職員以外の方も申込可能です。
参加費無料です。
本ページ下部の申込フォームからお申し込みください。
入力いただいたメールアドレスに、事前に資料を添付して配布いたします(10月7日以降配布予定)。
①の参加形態に関しては観覧希望者多数の場合は先着順となります。
パフォーマンス参加の方には、ワークショップの第2部において、ご自分で持参した楽器で課題曲(あいみょん「マリーゴールド(1番のみ)」)のリハーサル~演奏を体験していただきます。
事前にコード譜を配布しますので、そちらをもとに講師(ギタリスト)と一緒に打ち合わせ&リハーサルを実施し、必要な情報を譜面に書き込みながら、演奏を組み立てていきます。
プロのミュージシャンと一緒に打ち合わせ&演奏をしてみたい方はぜひご応募ください。
より詳細な情報はワークショップ実施日が近づいたら更新予定です。
神田外語大学の学生・教職員以外の方も申込可能です。
参加費無料です。
本ページ下部の申込フォームからお申し込みください。
入力いただいたメールアドレスに、事前に資料を添付して配布いたします(10月7日以降配布予定)。
課題曲
「マリーゴールド」(あいみょん)1番のみ
参加条件(1と2の両方の条件に当てはまる方)
コード譜を見て演奏できる方(事前配布する課題曲のコードを練習してきていただける方)
楽器を持参できる方、もしくは歌える方
※使用可能な楽器に制限はありませんが、特殊な楽器の場合は事前に打ち合わせが必要となる場合があります。その場合はメールアドレス宛にご連絡いたします。
※イベント開始時間以前に楽器のセッティングのために来場していただくことになる可能性があります。
※進行の都合上、イベント終了時間が前後する可能性があります。
パフォーマンス参加人数
最大4名予定
参加希望者多数の場合は、楽器編成などを考慮のうえ、参加者を決定いたします。その際は、10月7日(火)までにメールにて結果をご報告します。