MULCについて

MULC

現地に留学する感覚を味わいながら、日常の言語と生活文化を学ぶユニークな空間、それがMULC(Multilingual Communication Center)です。MULCではコミュニケーションのための新しい学びが可能です。


中国語、韓国語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語、スペイン語、ブラジル・ポルトガル語の7つの言語エリアには、各々の生活文化を代表する街並みや建物が再現されています。


ネイティブの教員や留学生と出会って会話ができるだけではなく、CDを聴いたり、DVDを観ることできます。


さらに、インターナショナルエリアには、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロシア語、アラビア語、日本語の教材がそろっています。ここでも、各言語のCDやDVDを楽しんだり、参考書を使って自習をすることができます。

センター長メッセージ

Welcome message from the MULC センター長

Welcome to the MULC. This is the place to come to really use the languages you are learning. Come here to talk with teachers who speak those languages as well as to meet other students who are studying those languages. There are books (including manga) and other materials in different languages.  Each language area holds cultural events at various times in the year. You can enjoy a unique global atmosphere by coming to the MULC. We are waiting to see you.


Robert DE SILVA 

エリア紹介

中国語エリア

蘇州にある古典庭園「拙政園」と「留園」は、世界遺産としても有名です。ここでは、ロマンと華やかさに満ちたそんな中国庭園を再現しています。注目は、中国庭園の定番ともいえる太湖石です。幾つもの穴が空いていて、ちょっと不思議な形をしたこの石を、昔の中国の人たちは大変珍重しました。

韓国語エリア

家の中央に小さな庭空間を持つ、瓦屋根の平屋で造られた韓国の伝統家屋・韓屋(ハノク)がモチーフです。床下に積まれた薪は暖房のオンドル用のものです。以前はこうした薪を燃やし、煙を床下に通して部屋を暖めていました。どこかしら懐かしさを感じる空間から、庶民の伝統的暮らしがしのばれます。

インドネシア語エリア

バリ島の伝統家屋は外壁に囲まれ、門を入るとすぐに衝立状の壁があります。これは悪霊の侵入を防ぐアリン=アリンと呼ばれる壁です。悪霊は直進しかできないため、入ろうとすると壁に衝突し気絶してしまう、と信じられています。こうした独特な建築様式を中心に、インドネシア生活風景が垣間見える空間です。

ベトナム語エリア

ベトナム中部にあるホイアンの旧市街には100年以上前に建てられた木造家屋が立ち並ぶ街並みがあります。世界遺産にも登録されたこの港町には、日本文化のほか、中国文化や少数民族チャム族の伝統文化が、ところどころに残っています。そのホイアンの旧家の店舗となる部分を再現しました。 

タイ語エリア

バンコクを歩けば、そこかしこに見える金色に輝く建築物が目に止まります。ここではその、朱の柱に豪華な細工が施された屋根を持つ「サーラー」を再現しました。サーラーは、日射しや雨などを逃れる休憩所ですが、ときには集会所や社交の場にもなります。街や村でも普段に見られる施設で、タイ王国のシンボルにも選ばれました。

スペイン語エリア

アンダルシア地方の美しい都市コルドバ。その旧市街では涼気をとるため、白く塗られた塀で家を四角く囲み、真中をパティオ(中庭)にしています。壁にたくさんの植木鉢が掛けられた空間は、風通しの良い吹き抜けの場所です。家族や友人たちが集まって憩います。そんな民家に見られるパティオを再現しました。

ブラジル・ポルトガル語エリア

ポルトガルのコロニアル建築を彷彿させる美しい白壁のアーケードには、アズレージョと呼ばれる青い装飾タイルがお似合いです。鳥の模型やコーヒーの麻袋、民族楽器などの装飾品は、ヨーロッパやアフリカの文化が熱帯の自然と融合して生まれたブラジル社会の魅力を存分に伝えています 

インターナショナルエリア

東洋エリアと西洋エリアを区分するスペースです。神田外語大学では、8つの専攻言語の他にもさまざまな言語を学ぶことができます。国籍にとらわれないこのエリアは、そうした世界のいろいろな小物が配置された多言語空間です。