日曜参観日を利用して、保護者向けの情報端末体験会を開催しました。
講師は、大城智紀先生(県教育庁 県立学校教育課教育DX推進室/文部科学省 学校DX戦略アドバイザー)にお願いしました。
今回は、子どもたちの未来を切り開く情報端末の可能性を保護者の皆さん・地域の方々に少し体験してもらいました。
《体験内容》
①国の動向: 教育DXの最新情報や、情報モラルについて学びました。
②生成AI: Google Geminiを使って、料理や教師、整理整頓職人など、様々な職業になりきってAIと会話したり、夕飯の献立を相談したりしました。音声入力機能で話しかけることもでき、「まるで会話しているみたい!」と大好評でした。
③クラウド編集: Jamboardを使って、指定された絵について、付箋機能を使って感想を書き込みました。他者参照をしながら、「へぇ~、面白い!」と互いのアイデアに驚き、情報端末の可能性を体感しました。
《参加者の声》
「最近の子どもたちはすごいですね… 家でタブレットをひろげて何かしているんです。どんなことをやっているのかな…と気になって。」
「生成AI…テレビではよく聞くのですが… 初めてさわりました!」
「Jamboardでみんなで意見を共有するのは、とても楽しいですね。」
情報端末は、子どもたちの学びを大きく広げる可能性を秘めています。嘉手納中学校では、今後も情報端末を活用しながら、子どもたちの力を伸ばしていけるよう頑張ります。
《ChatGPTと一問一答!生成AIを専属チューターにする♬》
嘉手納中学校は今年度も「生成AIパイロット校」の指定を文科省から受けています。
今回、中2英語ではChatGPTを授業で取り入れてみました。これまでは「みんなで生成AIコース(「みんなのコード」さんより協力を受けています)」を使い、日常的に「自力英作をした後に、生成AIに文法やスペルチェックをしてもらう」という使い方をしていました。
しかし、今回は
「ChatGPTへのプロンプトを工夫して、学んだ英文法についての理解を深める」
ことにチャレンジしてみました。プロンプトは教師が準備しました。生徒は教師のプロンプトをコピー&ペイストで生成AIに司令を与えます。
この日は、
「be going to〜(未来形)」についての理解を深めるための活動です。
一問一答形式で、生成AIから質問されます。
例えば…
AI:"be going to"の使い方について、何か覚えていることを教えてください。
S:するつもり(未来)を表すときに使う
AI:よくできました! "be going to"を使った例文を一つ作ってみてください。
S:I'm going to study math next Sunday.
AI:素晴らしいです!その文を使って、「next Sunday」の部分を変えて、別の例文を作ってみてください。
というように、褒め言葉も一緒に生成AIは知識をより理解できるように、何度も質問をしてくれます。
もし、文法的なミスやスペルミス等があった場合は、きちんと教えてくれます。
生徒たちは、ノートやワーク等を参考にしながら、黙々と生成AIとのやり取りを進めていました。
最初は、「意味がわからない!どういうこと!」と顔をしかめていた生徒も「最初のやりとり」を一緒にやってあげると、「そういうことね!大丈夫!できそう!」と喜んで、あとはどんどん自分で進んでいきました。
この生成AIとのやり取り後は、「あー!なんか、be going to の使い方わかってきたかも!もう一度やったら完璧かも!」と肯定的な声が多く聞こえてきました。
今度は、未来形として紹介される "will" と "be going to"の違いについての理解を深めるために使用してみる予定です。
本時のめあて:セキツイ動物の5つのグループの特ちょくを理解して、現れた順番を考えて、それぞれのグループがどのように枝分かれしたか考えてみよう。
情報収集:教科書の図から事実を抜き出す(教科書読解)
整理分析:Jamboardに現在見られる生物との共通点や相違点など整理する。
【生成AIの活用→古生代?中生代?新生代?何が違ってましたか?生成AIで確認してみて下さい。(視点を与える)】
*生成AIに、情報の収集や整理・分析、まとめるための補助的な役割を担ってもらっていました。
まとめ表現:Jamboardで整理した内容をスプレッドシートに記入。
3年生も端末操作スキルが上がっています!素晴らしいですね!