活動報告
令和8年度の活動
◯三菱みらい育成財団の助成金事業に採択されました! 群馬県内私立高校初!
一般財団法人三菱みらい育成財団「心のエンジンを駆動させる」プログラムの助成先として、本校の探究学習の取組が採択されました!
【プログラム名】
デジタル・プラットフォームと多層的伴走による「探究の自走化」事業の構築~探究のプロセスの活用を一生モノにする~
【内容】
本事業は、全校生徒を対象として3カ年の体系的な探究活動(1年次「基礎」、2年次「協働」、3年次「自立」)を基盤に、生徒が自ら問いを立て、思考を深めて行動する「探究の自走化」の実現を目指します。
最大の特徴は、デジタルの力と人的な支援を掛け合わせた先進的な学習環境の構築にあります。具体的には、Googleサイトを活用したデジタル・プラットフォーム「樹徳ピッパの森」を構築するとともに、無料版ノーコードツールによる独自の「思考支援アプリ」を開発します。また、生徒が教員の指示を待たずに、主体的に探究プロセス(課題設定、情報収集、整理・分析、まとめ・表現)を進められる環境を整備します。
さらに、教員の非介入型伴走スキルの向上を図ると同時に、高校教員、上級生、大学生・大学院生、大学教員が連携した「多層的伴走体制」を確立します。このデジタルとリアルが融合した手厚いサポートにより、探究のプロセスを授業内にとどめず、学校生活全体のあらゆる場面に拡張することを目指します。
これらの取組をとおして、生徒一人ひとりの自走力を確かなものとし、卒業後も激変する社会を生き抜くための「一生モノの思考スキル」を身につけることを目指します。
◯探究学習の主な成果(3カ年)
令和7年度
・全国高校生マイプロジェクトアワード2025 / 一次審査通過・地域Summit進出 / どうしたら早起きを習慣化できるか? / 進学探究コース(Kクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2025 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 伸びない麺革命! 時間に負けない麺を作れ!! / 進学探究コース(Kクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2025 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 竹とんぼの滞空時間を伸ばすには? / 進学探究コース(Kクラス)
・ベネッセ全国探究コンテスト2025 / 一次審査合格 / 美術でストレス発散するには / 進学探究コース(Kクラス)
・ベネッセ全国探究コンテスト2025 / 一次審査合格 / 好き嫌いをなくすには ~ピーマンを人気にしよう~ / 進学探究コース(Sクラス)
・あんこですよ(塩バター餡・柚子餡の2種) / 上州菓匠青柳とコラボ 商品化 / 進学探究コース(SSクラス)
・群馬県高校生科学コンテスト(科学の甲子園群馬県予選) / 課題実技競技第2位 / 進学探究コース(SSクラス)・一貫校コース
・ぐんまSTEAMフェスティバル / ポスター発表 / 有志
・日本蚕糸学会 / 口頭発表 / 理科部
・高校生・高専生科学技術チャレンジJSEC2025 / 入選 / キャベツパウダー由来アルギニンによるカイコの生糸増産機構 ―不完全な尿素回路の関与― / 理科部
・SDGs QUESTみらい甲子園上越エリア大会(新潟・群馬・栃木) / ファイナリスト・SDGs QUEST アクションアイデア 優秀賞(2位) / キャベツから生まれる新シルク~未利用資源で伝統を未来へつむぐ / 理科部
・Q-1 ~U-18が未来を変える★研究発表SHOW / 一次審査通過 / 未利用資源キャベツパウダーを用いたカイコの生糸増産機構の解明~アルギニン代謝と尿素回路の観点から~ / 理科部
令和6年度
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 「あんこ離れ」を止めろ!あんこの大変身計画!! / 進学探究コース(SSクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 高校生ができる桐生まちおこしプロジェクト / 進学探究コース(SSクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 群馬の郷土料理に新しい可能性を! / 進学探究コース(Kクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 昆虫食の普及 / 進学探究コース(Kクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 日本人の留学生を増やすには? / 進学探究コース(Kクラス)
・ベネッセ全国探究コンテスト2024 / 一次審査合格 / 群馬県で「殺処分」される猫を減らそう!! / 進学探究コース(Sクラス)
・群馬県高校生科学コンテスト(科学の甲子園群馬県予選) / 総合優勝(群馬県代表)・課題実技競技第1位 / 進学探究コース(SSクラス)・一貫校コース
・日本蚕糸学会 / 口頭発表 / 理科部
・高校生・高専生科学技術チャレンジJSEC2024 / 入選 / キャベツパウダー成分(β-アラニン・アルギニン)がカイコ・シルクに与える影響 / 理科部
令和5年度
・全国高校生マイプロジェクトアワード2023 / 地域Summit特別賞 / 一緒に食べられる幸せをこどもたちへ! / 進学探究コース(SSクラス)
・ベネッセ全国探究コンテスト2023 / 一次審査合格 / 一緒に食べられる幸せを子どもたちに / 進学探究コース(SSクラス)
・ジュニア農芸化学会 / ポスター発表 / 食べる幸せを届ける~次世代の主食を作る~ / 進学探究コース(SSクラス)
・日本蚕糸学会 / 口頭発表 / 理科部
・高校化学グランドコンテスト / 金賞・IHI賞 / キャベツパウダー成分(β-アラニン・プロリン・グリシン)がカイコ・シルクに与える影響 / 理科部
・高校生・高専生科学技術チャレンジJSEC2023 / 入選 / キャベツパウダー成分(β-アラニン・プロリン・グリシン)と飼育密度がカイコ・シルクに与える影響 / 理科部
◯全体オリエンテーション 総合的な探究の時間とは(第1学年)2026.04.22
成熟し多様化した社会では、絶対解はそもそもなく、諸課題に対し高校生の自分に何ができるのか、その最適解を模索し続けることが求められています。探究学習が現代社会を生きる上で「コンパス」を手に入れることに等しい学びであることを生徒それぞれが感じてくれたようです。
*生徒の感想
・先が見えない社会で生きていくためにしっかり探究に取り組んでいく。
・自分で課題を発見して解決に導くところが中学校と違う点だと分かった。
・高校生としての自分が何をできるか、自分事として探究していくことが大切だと分かった。
・たくさんのシンキングツールを実際の生活の中で使ってみたいと思った。
◯考えるための技法を学ぶ1 比較する・多面的・多角的に見る(ベン図、PMI) (第1学年)2026.05.13
身近な食材の比較をシンキングツールのベン図、PMIを用いて比較して互いに意見交換を行いました。自分ひとりでは思いつかないようなアイデアが仲間との協働をとおしてより深く考える生徒たちの様子が垣間見られました。
*生徒の感想
・パンと米という身近な物事もこのように調べていくと普段見えていない部分が見えてきて面白かった。様々なことでもベン図やPMI、ペアワークなどを活かして身近なこともより良くしていきたい。
・様々な事を考えるとき可視化をあまりして来なかったので、分からないときは可視化をする習慣をつけていきたいなと思いました。
・ベン図は両方や片方の特徴をまとめる場面で、PMIは良いことや良くないことを比べる場面で使えると気づいた。お米とパンの特徴を比べて、考えることができた。自分では気づかなかった点を、クラスの人の意見で、新しく気づくことができた。
◯「考えるための技法を学ぶ③ 多面的・多角的に見る・分類する(XYWチャート)(第1学年)2026.06.03
群馬県のソウルフード、焼きまんじゅうをメジャーデビューさせるために何が必要か、という課題のもとXチャートを用いて多角的、多面的に問題点と改善点を捉えさせ、クラス内で共有しました。生徒たちの斬新な発想に驚く場面が多々ありました。
*生徒の感想
・班でスライドにまとめると、色々な焼きまんじゅうの問題点や改善策があった。Xチャートは観点ごとにまとめやすかった。
・Xチャートは使い所が多いと思った。これから文化祭準備での決め事で使用していきたい。また焼きまんじゅうのことを知りたいと思った。
・焼きまんじゅうの問題点、改善策について考え、様々な意見を互いに出すことで問題点がはっきりと分かり、何をするべきかを明確にすることができた。
◯課題の設定② 興味のタネを探す(第2学年)2026.06.10
興味のタネを探す作業に取り組みました。今回はシンキングツール「ロジックツリー」を用いて興味のあるキーワードの問題点を考え、その原因を整理分析し、解決方法を考察しました。
*生徒の感想
・一つの疑問に対して「なぜ?」と問いを重ねて深掘りしていくことで、シンプルな疑問からいろいろな原因が見つかり、これまで気づかなかった視点にたくさん気づくことができた。
・お題から考えを広げたり四角のマスを埋めたりするのは難しかったけれど、表にまとめることで自分のやりたい課題や解決へのアプローチがすっきりと見え、課題設定がしやすくなった。
・自分一人だけだとテーマに対する視野が狭くなりがちですが、グループの仲間と協力して色々な意見を出し合うことで、自分にはないアイデアに触れることができ、楽しく深く考えることができた。
◯課題の設定 プレ探究計画書(第3学年)2026.06.10
今回の探究学習では、夏休み前の完成を目指し、具体的な研究計画に落とし込む「プレ探究計画書」の作成に取り組みました。生徒たちは「Whyツリー」や「Howツリー」を活用して頭の中のアイデアを整理。今年度は初の「個別探究活動」ということもあり、テーマ決めや課題設定に頭を悩ませつつも、お互いに意見を交わしながら、自らの問いを粘り強く深掘りしていました。
*生徒の感想
・ロジックツリーを使うことで頭の中が整理され、課題解決に向けた具体的な道筋や、今やるべきことが明確になりました。
・テーマの背景や解決策を絞り込むのは難しかったですが、探究していくプロセス自体が楽しく、今後の実験やアンケートが楽しみです。
・一人で進める個別探究は大変ですが、自分で決めた良いテーマなので、責任を持って最後までしっかり取り組んでいきたいです。
◯課題の設定③ プレ探究計画書(第2学年)2026.06.17
今回は、これまで個人で温めてきたアイデアを持ち寄り、いよいよ「グループ探究活動」の計画づくりがスタートしました。生徒たちは、問題の原因や解決策を枝分かれさせて視覚化する「ロジックツリー」を活用しました。さらに、出たアイデアを「実現のしやすさ(難易度)」と「社会への貢献度」の2つの軸で仕分けることで、「本当に効果のある解決策は何か」を客観的に分析しました。「睡眠の質」「スマホ依存」「地元・群馬の交通課題」「医療・看護のケア」など、高校生ならではの視点で多様なテーマが設定されています。ただ調べるだけでなく、アンケートや実験といった一歩踏み込んだ検証に向けて、熱い議論が交わされました。
*生徒の感想
・グループで話し合うことで、自分では思いつかなかったユニークな視点や解決策がたくさん出て面白かった。思考ツールを使って枝分かれさせていくことで、問題の原因がどこにあるのか頭の中がすっきり整理できた。
・ただアイデアを出すだけでなく、「難易度」と「貢献度」のバランスを考えて仕分ける作業が新鮮だった。どの課題から先に取り組めば効率よく解決できるのか、現実的な計画を立てる重要性に気づけた。
・課題を適切な大きさに絞り込む難しさを感じた。今後は「AIによる思考力低下」などの疑問に対し、アンケートを作成して実際のデータを集めるなど、自分たちなりの探究を深めていきたい。
◯課題の設定 探究計画書(第3学年)2026.06.17
これまでの思考ツール(Why/Howツリー)による分析と「プレ探究計画書」をもとに、これからの活動の道標となる「探究計画書」の作成に取り組みました。今回は生徒一人ひとりが自分のテーマに向き合う時間です。「睡眠の質を高める方法」「スポーツの向上と筋トレ」「音楽と勉強の集中力」といった身近な疑問から、「半導体」「脳死に関わる心理」「タレントマネジメント」といった専門的なテーマまで、自身の興味関心に基づいて自発的に計画を練り上げました。探究計画書には、ただネットで調べるだけでなく「アンケート調査」「実際に体を動かす実験」「有識者へのインタビュー」など、具体的な検証プロセス(方法や仮説)まで盛り盛り込まれます。自ら問いを立て、アクティブに課題へ挑もうとする生徒たちの頼もしい姿が見られました。
*生徒の感想
・設定した課題に対して、どんな仮説を立て、どう調査すれば答えが出るのかをイチから考えるのは難しかったが、なんとか最後まで計画書を埋めることができた。自分で主体的に探究を進められている実感があり、とても達成感がある。
・頭の中で流れを作るだけでなく、いざ「実験やアンケートをどうやるか」を具体化しようとすると、実験の対象人数や調査方法の細かな調整など、想像以上にハードルが高いことに気づいた。これから臨機応変に計画を詰め、実行に移したいです。
・理学療法や社会福祉、製菓の仕事など、自分の興味や将来進みたい分野と絡めてテーマを設定した。自分でできる範囲には限りがあるが、だからこそ計画的に、より内容を突き詰めてこれからの本番(実験・データ収集)に臨みたい。
◯課題の設定 探究計画書(第1学年)2026.06.24
これまで取り組んできた探究学習をもとに、プレ探究計画書の作成に挑みました。生徒たちは実際にどう探究を進めていくのかを考えるべく、自ら課題の設定に挑戦し、その後の展望についてシートにまとめました。課題設定の難しさや、逆に楽しみながら身近な困り事をどう解決すべきかを考える生徒もおり、生徒それぞれが課題と向き合う時間となりました。
*生徒の感想
・オリジナルの課題設定やその解決策を考えるのは難しかったが、段階的に考えたり、分析したりすることの大切さを学んだ。
・地球温暖化、貧困、戦争、難民、健康、教育など様々な社会課題について関心が高まり、自分にできることを考えたいと思った。
・プレ探究計画書やSWOT分析などを通して、考えが整理できたり、身近な困りごとから課題を作れると分かった。探究を楽しく、次はもっと深めたいと思った。
◯課題の設定 探究計画書(第2学年)2026.06.24
2学年では、チームで課題解決に挑むグループ探究が進んでいます。前回の「ロジックツリー」や「プレ探究計画書」を活用し、自分たちで立てた問いの原因を深掘りし、仮説の立案と探究計画書の作成を行いました。生徒のテーマは、「二度寝をしてしまう理由」「スマホの過剰利用対策」「群馬県に住みたくさせる方法」「高校生の鉄分不足を補うお菓子開発」など多岐にわたります。正解のない問いに悩みながらも、アンケートや実験など次の実証ステップに向けて熱心に協働しています。
*生徒の感想
・1人では思いつかない面白いアイデアや視点がグループ活動でたくさん生まれ、協働する楽しさと心強さを実感した。
・ロジックツリーを使うことで、大雑把だったテーマが深掘りされ、原因や今度の目標が目に見えて明確になった。
・実験方法を考えるのは難しかったけれど、これから自分たちで実際に検証やアンケート調査をしていくのがとても楽しみです!
◯情報の収集~自らの問いを追究する「個別探究」が本格始動!(第3学年)2026.06.24
3学年では、一人ひとりが独自の問いを追いかける「個別探究活動」が本格的にスタートしました。生徒たちが設定したテーマは、「AIに奪われない仕事とは」「地域におけるデマンド交通の可能性」「海外小説の翻訳の違いによる心情表現の考察」「色のイメージと野菜の食わず嫌いの関係」など、自身の興味関心を反映した多彩なラインナップです。今回は探究の土台となる「情報の収集」を中心に活動し、Google Scholar等を使った先行研究の調査、論文の読み込み、校内アンケートや外部インタビューの計画作成など、各自が適切な手法を選んで熱心にリサーチを進めています。
*生徒の感想
・自分が調べようとしていた先行研究を発見!テーマをこのまま行くか、さらに独自性を出すか、迷いつつも探究の奥深さを感じています。
・情報収集の方法を色々学びましたが、集めた膨大な論文や資料の中から、どれを自分の探究に引用すべきか吟味する難しさを実感しています。
・情報収集やアンケートの申請手続きは想像以上に緻密な準備が必要で大変ですが、自分が気になっている問いなので調べるのが楽しいです。
◯トレーニング1「情報の収集」① 情報の収集とは (第1学年)2026.07.01
設定した課題に対してどのような情報収集の方法があるのか、その具体的な方法についてオンラインによる一斉指導の方式で実施しました。生徒たちにとって判別しにくい「探究」と「調べ学習」との違いについても触れられ、二年次に始まる本格的な探究に向けたイメージが徐々に形成されつつあると感じました。
*生徒の感想
・探究と調べ学習の違いを理解し、探究では自分で課題を設定し、根拠をもって考えることの大切さを学んだ。
・情報収集にはさまざまな方法があり、情報の信頼性を確認し、引用するときは必ず出典を明記することが重要だと理解した。
・探究活動への意欲が高まり、学んだ探究サイクルや情報収集の方法を今後のレポートや探究活動に生かしていきたいと感じた。
◯情報の収集 校内活動および校外活動について (第2学年)2026.07.01
今回は、9月の中間探究活動報告会に向けて、本格的な情報収集と課題のブラッシュアップを行いました。生徒たちは「授業中に眠くなる原因の解明」や「地域の魅力向上」「医療専門職の負担軽減」など、それぞれが「自分ごと」として捉えた多様なテーマを設定しています。授業内では、単なるネット検索(調べ学習)に終始しないよう、課題を細分化するコツや、Google Scholarを用いた論文検索、アンケート・インタビュー調査の設計、校内外での活動申請の手続きについて学びました。12月の最終探究活動報告会では、大学教授を招くことも発表され、どのグループも緊張感とワクワク感を持って、熱心にディスカッションを重ねています。
*生徒の感想
・ネットで調べてすぐ答えが出るテーマは避ける、という課題設定のコツがよく分かりました。実験やアンケート、インタビューなど様々な調査方法を駆使して、AIや既存のネット情報だけに頼らない、自分たちならではの納得のいく結果を導き出したいです。
・9月の中間報告会まであと2ヶ月しかなく、思っていたよりも時間が少ないことに焦りを感じました。これからは探究の時間だけでなく、日常的にもアンケートの準備や計画を進め、少しでも社会や誰かの役に立つような質の高い探究に仕上げたいです。
・校外活動やアンケート実施には事前の申請書が必要など、本格的な調査の手順を知ることができました。デジタル・プラットフォーム「ピッパの森」や外部の方々の力も最大限に活用しながら、12月の報告会で大学の先生に自信を持って発表できるよう、班の仲間と協力して頑張ります。
◯課題の設定および情報の収集 (第3学年)2026.07.01
今回の「総合的な探究の時間」では、生徒一人ひとりが独自の問いを追究する「個別探究活動」の計画書づくりや情報の収集を進めました。生徒たちが設定したテーマは、「勉強中の集中力を維持する方法」や「授業中の眠気の解消法」といった日々の学習に直結するものから、「自転車事故を減らすアプローチ」「部活におけるマネージャーの必要性」「AIに感情を持たせる影響」など、多岐にわたる興味深いものばかりです。授業内では「Whyツリー(なぜ?)」や「Howツリー(どうやって?)」といったシンキングツールを活用し、単なる調べ学習で終わらせないための具体的な仮説立てや、アンケート・インタビューの調査などの設計を行いました。限られた時間の中で、自分なりの答えを導き出そうと、一人ひとりが真剣に取り組んでいます。
*生徒の感想
・友達へのインタビューやアンケート調査の内容をさらに工夫して、短い時間の中でも、新しく深い発見ができるように工夫して進めたいです。
・グループではなく一人で進める探究なので、テーマ設定やスケジュール管理が大変だなと感じることもあります。でも、せっかく自分で決めた課題なので、ここから発表に向けて文献調査やアンケートをしっかり行い、形にできるよう頑張ります。
・「ロジックツリー」などを使いながら考えたことで、「自転車事故の原因は道路の問題にもあるのでは?」といった新しい視点に気づけました。
◯トレーニング1「情報の収集」② 情報の収集とは (第1学年)2026.07.08
設定した課題に対してどのような情報収集の方法があるのか、先週に続いてその具体的な方法についてオンラインによる一斉指導の方式で実施しました。様々な情報収集の中でどの方法が最適な手法であるのか、状況や場面、集めたい情報の種類などによってその手法は異なることに気づいた生徒が多くいました。後半はGoogleスカラーの利用方法についてレクチャーを行い、その検索とまとめを夏休みまでの宿題としましたが、様々な論文が手軽に検索できることに生徒たちの驚く様子が見られました。
*生徒の感想
・調査の前に基礎知識を身につけ、目的や質問を明確にし、計画を立てることの大切さを理解した。また、記録やメモを取ることの重要性も学んだ。
・文献調査、アンケート、インタビュー、実験など、それぞれに特徴や注意点があることを知り、複数の方法を組み合わせて活用したい。
・Google Scholarの便利さを実感し、興味のあるテーマの論文を調べてみたいと思った。また、参考文献の書き方や情報の信頼性についても学び、今後の探究活動に活かしたい。
◯情報の収集 (第2学年)2026.07.08
グループごとに独自の課題テーマを設定し、それを解決するための「仮説の立案」や「具体的な調査・実験計画の策定」に取り組んでいます。生徒たちが選んだテーマは、身近な「睡眠の質」や「効率的な暗記法」、「音楽と集中力の関係」から、「地域の観光活性化」「医療・看護のあり方」「雑草の食糧化」にいたるまで、多岐にわたるユニークなものばかりです。現在は、自分たちの予想(仮説)を証明するために、校内アンケート、条件を変えた比較実験、フィールドワークなど、どのようなアプローチが最適かを班員で熱心に話し合っています。
*生徒の感想
・普段の生活で何気なく思っている疑問でも、いざ『探究』として理由や目的を深く掘り下げていくと、考えることがたくさんあって本当に大変だと実感しました。でも、班のメンバーと意見を出し合ううちに考えがまとまっていくのが面白いです。
・アンケートの質問項目を考えたり、実験の条件(音楽の有無や勉強環境など)を揃えたりするのが想像以上に難しいです。どうすれば正確なデータが集まるか、予算や役割分担も含めて具体的な計画を立てる大切さを学びました。
・テーマや調査方法が決まってホッとしています。これから実際にアンケートを取ったり実験をしたりして、自分たちの仮説が本当に正しいのかを確かめるのが楽しみです。班で協力して、素晴らしい発表ができるように頑張りたいです。
◯情報の収集 (第3学年)2026.07.08
生徒一人ひとりが自身の関心や日常の疑問から独自のテーマを設定し、「個別探究活動」を進めています。テーマは、睡眠不足やスマホ依存といった身近な生活習慣の改善から、部活動におけるマネージャーの必要性、ルッキズムとSNSの影響、建築空間が与える安心感、災害時に高校生ができることまで、多種多様で非常にユニークです。現在は、仮説の検証に向けてインターネットや文献で情報を集めるだけでなく、校内アンケートの作成、医療従事者へのインタビュー計画、自ら条件を変えて効果を試す「自己検証実験」など、主体的なアプローチを具体的に組み立てています。限られた時間の中で、伝わるスライド資料の作成やデータの分析を目指し、試行錯誤しながら熱心に取り組んでいます。
*高校生の感想
・分かりきっていると思っていることでも、実際にデータを集めて調べてみることで深く理解でき、さらに活かそうとする思いが強くなりました。身近な話題はテーマにしやすく、探究が楽しいです。
・ファストファッションの現状や、家具の配置ひとつで部屋の安心感が変わることなど、ネットや本で調べていくうちに『想像以上に深い問題なんだ』『見え方が違ってすごい』といった新たな気づきがたくさんありました。
・アンケートの設問作成やインタビューの調整、伝わるスライド作りなど、一人で進めるのは想像以上に大変だと実感しています。授業回数は限られているので、時間を有効に使って最後までやりきりたいです。
◯振り返り (第1学年)2026.07.015
1学期の締めくくりとして、これまでの学びや日々の学習記録、ワークシートなどをもとに、1学期全体の歩みを振り返る授業を行いました。 本校が育成を目指す「樹徳の10の力」と「40の望ましい行動」を指標に、学力などの「認知能力」だけでなく、主体性や他者理解力といった「非認知能力」も含めて5段階で自己評価を実施しました。これまでの成長を実感し、2学期に向けた新たな課題や目標を明確にする有意義な時間となりました。
*生徒の感想
・学力だけでなく、主体性(努力継続力)や感謝の心など、様々な角度から自分の行動を振り返ることができました。自分の強みや、これから意識して伸ばしていきたい課題がはっきりと整理できました。
・1学期の間、コツコツと書き溜めてきた振り返りを読み返しました。最初は難しく感じていた課題に対しても、自分なりに考え、少しずつ前進できていることが分かって嬉しかったです。
・自己評価を通じて、できていること・不十分なことが明確になりました。この気づきを活かして、2学期は自分で決めた目標に向かって、粘り強く努力を継続していきたいです。
◯情報の収集 (第2学年)2026.07.015
生徒が自ら問いを立て、多様なアプローチで課題解決に挑んでいます。今年度は「完全人工の土壌づくり」「睡眠の質を上げる音楽の検証」「こんにゃくを使った地域活性化」など、科学から地域課題まで幅広いテーマが揃いました。現在は、9月に開催される「中間報告会」に向けて、各班で実験や調査を進めつつ、並行してプレゼンテーション用のスライド作成にも着手しています。データを集めながら「どう伝えるか」を同時に考えることで、社会で生きる論理的思考力や表現力をより深く養っています。
*生徒の感想
・アンケートは対象の絞り方や質問の作り方一つで結果が変わることや、正確なデータを取るための実験計画の難しさを学び、探究の奥深さを実感しました。
・中間報告会に向けてスライドを作り始めたことで、ただ文字を書くだけでなく、フォントやレイアウトを見やすく工夫し、テーマを絞って伝える難しさと大切さに気づきました。
・班のメンバーと話し合うことで自分にはない視点やアイデアが生まれ、限られた時間の中で役割を分担しながら一つの目標に向かって協力する楽しさを実感できました。
◯個別探究活動 (第3学年)2026.07.015
3年生は、生徒一人ひとりが日常の疑問や関心から問いを立て、個別で研究を進めています。今年度は「スマホ利用と学習時間の相関」「陸上のコンディションとパフォーマンスの関係」「AIと人間のデザイン評価」など、多種多様なテーマが出揃いました。現在は、これまで実施してきたアンケートや実験のデータを分析し、論文・レポートの執筆や論理的な構成づくりに本格的に取り組んでいます。自らの考察を文章化することで、論理的思考力や表現力を深く養っています。
*生徒の感想
・考えや実験結果をただ並べるのではなく、根拠を示しながら説得力のある論文の構成を作ることの難しさと大切さを学びました。
・スマホは勉強の妨げになるだけでなく、調べ学習に役立つ側面もあると気づくなど、実際にデータを集めて調べることで視野が広がりました。
・最初は調査方法やテーマがぼんやりして苦戦しましたが、課題を具体的に絞り込むことで、ようやく納得のいく検証が進められるようになりました。