活動報告
令和8年度の活動
◯三菱みらい育成財団の助成金事業に採択されました! 群馬県内私立高校初!
一般財団法人三菱みらい育成財団「心のエンジンを駆動させる」プログラムの助成先として、本校の探究学習の取組が採択されました!
【プログラム名】
デジタル・プラットフォームと多層的伴走による「探究の自走化」事業の構築~探究のプロセスの活用を一生モノにする~
【内容】
本事業は、全校生徒を対象として3カ年の体系的な探究活動(1年次「基礎」、2年次「協働」、3年次「自立」)を基盤に、生徒が自ら問いを立て、思考を深めて行動する「探究の自走化」の実現を目指します。
最大の特徴は、デジタルの力と人的な支援を掛け合わせた先進的な学習環境の構築にあります。具体的には、Googleサイトを活用したデジタル・プラットフォーム「樹徳ピッパの森」を構築するとともに、無料版ノーコードツールによる独自の「思考支援アプリ」を開発します。また、生徒が教員の指示を待たずに、主体的に探究プロセス(課題設定、情報収集、整理・分析、まとめ・表現)を進められる環境を整備します。
さらに、教員の非介入型伴走スキルの向上を図ると同時に、高校教員、上級生、大学生・大学院生、大学教員が連携した「多層的伴走体制」を確立します。このデジタルとリアルが融合した手厚いサポートにより、探究のプロセスを授業内にとどめず、学校生活全体のあらゆる場面に拡張することを目指します。
これらの取組をとおして、生徒一人ひとりの自走力を確かなものとし、卒業後も激変する社会を生き抜くための「一生モノの思考スキル」を身につけることを目指します。
◯探究学習の主な成果(3カ年)
令和7年度
・全国高校生マイプロジェクトアワード2025 / 一次審査通過・地域Summit進出 / どうしたら早起きを習慣化できるか? / 進学探究コース(Kクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2025 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 伸びない麺革命! 時間に負けない麺を作れ!! / 進学探究コース(Kクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2025 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 竹とんぼの滞空時間を伸ばすには? / 進学探究コース(Kクラス)
・ベネッセ全国探究コンテスト2025 / 一次審査合格 / 美術でストレス発散するには / 進学探究コース(Kクラス)
・ベネッセ全国探究コンテスト2025 / 一次審査合格 / 好き嫌いをなくすには ~ピーマンを人気にしよう~ / 進学探究コース(Sクラス)
・あんこですよ(塩バター餡・柚子餡の2種) / 上州菓匠青柳とコラボ 商品化 / 進学探究コース(SSクラス)
・群馬県高校生科学コンテスト(科学の甲子園群馬県予選) / 課題実技競技第2位 / 進学探究コース(SSクラス)・一貫校コース
・ぐんまSTEAMフェスティバル / ポスター発表 / 有志
・日本蚕糸学会 / 口頭発表 / 理科部
・高校生・高専生科学技術チャレンジJSEC2025 / 入選 / キャベツパウダー由来アルギニンによるカイコの生糸増産機構 ―不完全な尿素回路の関与― / 理科部
・SDGs QUESTみらい甲子園上越エリア大会(新潟・群馬・栃木) / ファイナリスト・SDGs QUEST アクションアイデア 優秀賞(2位) / キャベツから生まれる新シルク~未利用資源で伝統を未来へつむぐ / 理科部
・Q-1 ~U-18が未来を変える★研究発表SHOW / 一次審査通過 / 未利用資源キャベツパウダーを用いたカイコの生糸増産機構の解明~アルギニン代謝と尿素回路の観点から~ / 理科部
令和6年度
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 「あんこ離れ」を止めろ!あんこの大変身計画!! / 進学探究コース(SSクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 高校生ができる桐生まちおこしプロジェクト / 進学探究コース(SSクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 群馬の郷土料理に新しい可能性を! / 進学探究コース(Kクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 昆虫食の普及 / 進学探究コース(Kクラス)
・全国高校生マイプロジェクトアワード2024 / 一次審査通過・地域Summit進出 / 日本人の留学生を増やすには? / 進学探究コース(Kクラス)
・ベネッセ全国探究コンテスト2024 / 一次審査合格 / 群馬県で「殺処分」される猫を減らそう!! / 進学探究コース(Sクラス)
・群馬県高校生科学コンテスト(科学の甲子園群馬県予選) / 総合優勝(群馬県代表)・課題実技競技第1位 / 進学探究コース(SSクラス)・一貫校コース
・日本蚕糸学会 / 口頭発表 / 理科部
・高校生・高専生科学技術チャレンジJSEC2024 / 入選 / キャベツパウダー成分(β-アラニン・アルギニン)がカイコ・シルクに与える影響 / 理科部
令和5年度
・全国高校生マイプロジェクトアワード2023 / 地域Summit特別賞 / 一緒に食べられる幸せをこどもたちへ! / 進学探究コース(SSクラス)
・ベネッセ全国探究コンテスト2023 / 一次審査合格 / 一緒に食べられる幸せを子どもたちに / 進学探究コース(SSクラス)
・ジュニア農芸化学会 / ポスター発表 / 食べる幸せを届ける~次世代の主食を作る~ / 進学探究コース(SSクラス)
・日本蚕糸学会 / 口頭発表 / 理科部
・高校化学グランドコンテスト / 金賞・IHI賞 / キャベツパウダー成分(β-アラニン・プロリン・グリシン)がカイコ・シルクに与える影響 / 理科部
・高校生・高専生科学技術チャレンジJSEC2023 / 入選 / キャベツパウダー成分(β-アラニン・プロリン・グリシン)と飼育密度がカイコ・シルクに与える影響 / 理科部
◯課題の設定② 興味のタネを探す(第2学年)2026.06.10
興味のタネを探す作業に取り組みました。今回はシンキングツール「ロジックツリー」を用いて興味のあるキーワードの問題点を考え、その原因を整理分析し、解決方法を考察しました。
*生徒の感想
・一つの疑問に対して「なぜ?」と問いを重ねて深掘りしていくことで、シンプルな疑問からいろいろな原因が見つかり、これまで気づかなかった視点にたくさん気づくことができた。
・お題から考えを広げたり四角のマスを埋めたりするのは難しかったけれど、表にまとめることで自分のやりたい課題や解決へのアプローチがすっきりと見え、課題設定がしやすくなった。
・自分一人だけだとテーマに対する視野が狭くなりがちですが、グループの仲間と協力して色々な意見を出し合うことで、自分にはないアイデアに触れることができ、楽しく深く考えることができた。
◯課題の設定 プレ探究計画書(第3学年)2026.06.10
今回の探究学習では、夏休み前の完成を目指し、具体的な研究計画に落とし込む「プレ探究計画書」の作成に取り組みました。生徒たちは「Whyツリー」や「Howツリー」を活用して頭の中のアイデアを整理。今年度は初の「個別探究活動」ということもあり、テーマ決めや課題設定に頭を悩ませつつも、お互いに意見を交わしながら、自らの問いを粘り強く深掘りしていました。
*生徒の感想
・ロジックツリーを使うことで頭の中が整理され、課題解決に向けた具体的な道筋や、今やるべきことが明確になりました。
・テーマの背景や解決策を絞り込むのは難しかったですが、探究していくプロセス自体が楽しく、今後の実験やアンケートが楽しみです。
・一人で進める個別探究は大変ですが、自分で決めた良いテーマなので、責任を持って最後までしっかり取り組んでいきたいです。
◯課題の設定③ プレ探究計画書(第2学年)2026.06.17
今回は、これまで個人で温めてきたアイデアを持ち寄り、いよいよ「グループ探究活動」の計画づくりがスタートしました。生徒たちは、問題の原因や解決策を枝分かれさせて視覚化する「ロジックツリー」を活用しました。さらに、出たアイデアを「実現のしやすさ(難易度)」と「社会への貢献度」の2つの軸で仕分けることで、「本当に効果のある解決策は何か」を客観的に分析しました。「睡眠の質」「スマホ依存」「地元・群馬の交通課題」「医療・看護のケア」など、高校生ならではの視点で多様なテーマが設定されています。ただ調べるだけでなく、アンケートや実験といった一歩踏み込んだ検証に向けて、熱い議論が交わされました。
*生徒の感想
・グループで話し合うことで、自分では思いつかなかったユニークな視点や解決策がたくさん出て面白かった。思考ツールを使って枝分かれさせていくことで、問題の原因がどこにあるのか頭の中がすっきり整理できた。
・ただアイデアを出すだけでなく、「難易度」と「貢献度」のバランスを考えて仕分ける作業が新鮮だった。どの課題から先に取り組めば効率よく解決できるのか、現実的な計画を立てる重要性に気づけた。
・課題を適切な大きさに絞り込む難しさを感じた。今後は「AIによる思考力低下」などの疑問に対し、アンケートを作成して実際のデータを集めるなど、自分たちなりの探究を深めていきたい。
◯課題の設定 探究計画書(第3学年)2026.06.17
これまでの思考ツール(Why/Howツリー)による分析と「プレ探究計画書」をもとに、これからの活動の道標となる「探究計画書」の作成に取り組みました。今回は生徒一人ひとりが自分のテーマに向き合う時間です。「睡眠の質を高める方法」「スポーツの向上と筋トレ」「音楽と勉強の集中力」といった身近な疑問から、「半導体」「脳死に関わる心理」「タレントマネジメント」といった専門的なテーマまで、自身の興味関心に基づいて自発的に計画を練り上げました。探究計画書には、ただネットで調べるだけでなく「アンケート調査」「実際に体を動かす実験」「有識者へのインタビュー」など、具体的な検証プロセス(方法や仮説)まで盛り盛り込まれます。自ら問いを立て、アクティブに課題へ挑もうとする生徒たちの頼もしい姿が見られました。
*生徒の感想
・設定した課題に対して、どんな仮説を立て、どう調査すれば答えが出るのかをイチから考えるのは難しかったが、なんとか最後まで計画書を埋めることができた。自分で主体的に探究を進められている実感があり、とても達成感がある。
・頭の中で流れを作るだけでなく、いざ「実験やアンケートをどうやるか」を具体化しようとすると、実験の対象人数や調査方法の細かな調整など、想像以上にハードルが高いことに気づいた。これから臨機応変に計画を詰め、実行に移したいです。
・理学療法や社会福祉、製菓の仕事など、自分の興味や将来進みたい分野と絡めてテーマを設定した。自分でできる範囲には限りがあるが、だからこそ計画的に、より内容を突き詰めてこれからの本番(実験・データ収集)に臨みたい。