目 的
探究活動では,最後にレポートを作成し活動を記録します。そのレポートは相手に分かりやすく,正確に伝えるための科学的なレポートでなければなりません。今回のユニットではそのようなレポートを書く技術を身につけることを目的に行います。
内 容
科学的な文章作成技術の基本であるテクニカル・ライティングの手法を学ぶ。
身につけたい力
【論理的思考力】 筋の通った文章を書くことが出来る。
【表現力】 自分の言葉を用いて、相手に伝わりやすく文章を書くことができる。
授業の進め方の資料です。
このWebページはこの資料の内容をもとに作成されています。
活動の案内紙です。
前もって「①テクニカルライティング案内紙」を生徒に配布し,「授業の日時」「目的」「内容」「身につけたい力」について説明します。
授業の初めに「②テクニカルライティング事前・事後アンケート」を配布し,事前アンケートに答えさせます。答え終わったらアンケートを回収します。事前事後アンケートについては、Googleフォーム版もあります。
「③テクニカルライティング講義」か「④テクニカルライティング講義ノートあり」を使って授業をします。この時「⑤テクニカルライティング講義配布用資料」を印刷して配布しても良いです。
講義が終わったら,「⑥テクニカルライティング講義レポート用紙」を配布し,今回の講義について,レポートにまとめさせます。
集めたレポートを以下の基準で評価します。
テクニカルライティング レポートの評価
「構成」と「読みやすさ」について,4段階で評価。
<構成>
① 「序論」「本論」「結論」の構成になっているか
② 「本論」の中を章立てして書いているか
③ 他人に対して,講義内容を正しく伝える内容になっているか
全てできている場合を「A」,1つ以上できている場合を「B」,全くできていない場合を「C」とします。また,特に上手くかけている場合は「S」とします。
<読みやすさ>
① 丁寧な文字で書かれているか
② 適切な大きさの文字で書かれているか(大きくなく,小さくなく)
③ 文章の書き出しを一文字分あけたりなど,見やすくする工夫をしているか
④ 図や表を使って分かりやすくする工夫をしているか
3つ以上できている場合を「A」,1つ以上できている場合を「B」,全くできていない場合を「C」とします。また,特に上手くかけている場合を「S」とします。
以上の他,講義で示したレポートの書き方に則っていない場合,減点評価としてください。
例えば,「である」調で書けてない場合,自分の意見や感想を本論中に書いている場合など。
次の授業で添削・評価したレポートを生徒に返します。また同時に「②テクニカルライティング事前・事後アンケート」を配布します。生徒には,返却されたレポートの評価をみて,自分自身ができたかどうか,事後アンケートに答えさせます。アンケートが終ったら,回収します。
この時「先輩の優秀レポートからポイントを学ぼう」を配布し,良いレポートを書くテクニックについて生徒に伝えます。