2月12日(水)、北陸鉄道株式会社様の南部支所にお伺いし、バスに掲示させていただくポスターをお渡ししました。その際、実際にバスに掲示してくださっているところを見学させていただきました。これからこのバスが県内を走るのだと思うと楽しみな気持ちでいっぱいです。
ポスターは2月17日(月)から1ヶ月程度掲出されますので、見かけたらぜひ、周囲の方にも広めてください!
ご協力よろしくお願いいたします。
こんにちは!石川県立金沢錦丘高等学校の総合88班です。
私たちは「防災意識を高めるための情報の伝え方」をテーマに
探究活動を進めてきました。
このホームページが、皆様が防災について考えるきっかけとなれば幸いです。
私たちの探究活動に関心を持っていただいた方は、
「錦丘 防災88」を広めていただけると嬉しいです!
私たちは前年度(2023年度)にそれぞれ違うグループで、「防災」に関する研究を進めてきました。そして今年度(2024年度)、同じテーマに関心を持っていることから4人で集まり、新たなテーマで研究を始めることにしました。
そのきっかけとして大きいのは、2024年1月1日に発生した能登半島地震です。この震災を機に、一人ひとりが今一度、防災意識を高く持つ必要があるということを実感しました。
また、金沢市には森本・富樫断層帯があります。今後30年の間に、この断層によって地震が発生する割合は高いと言われており、地震の規模についてもM7.2程度が想定されています。(政府地震調査研究推進本部のホームページより)
このことからも、私たち一人ひとりが地震に備える必要があると言えます。
そこでまず最初に、防災マニュアルとタイムラインを作成し、高齢旅行者が安全に一次避難できるようにすることを考えました。金沢には多くの旅行客が訪れていますが、旅行先の土地勘はあまりないということ、また、高齢者はスムーズに避難するにあたって最も課題が多い世代であると考えたことが理由です。
しかし、この探究はタイムラインを作成する段階で終わってしまいました。原因は、事前の調査不足でした。
『それでもやっぱり、防災に関する探究を諦めたくない!!』
そこで新たに、地元の大人に焦点を当て、「防災意識を高めるためにはどのように情報を伝えると良いか」を探究することにしました。地元の大人が率先して行動できれば、子どもはもちろんのこと旅行者や外国の方のスムーズな避難につながると考えたからです。仮説として、バスの広告欄にポスターを掲示させていただくことを考えました。面倒に思って防災情報を確認していない人が多いのではないかと予想していたため、バスの広告欄のような目につきやすい場所を使うと良いのではということになりました。
金沢大学の森崎先生と対話させていただき、森崎先生がお持ちの知見を教えていただきつつ、私たちの研究内容をさらに深く考えました。そして、バスでの検証を行う前に学校内でアンケートを行った方がより説得力を持たせることができるということで、事前アンケートを行うこととしました。
アンケートでは「バス広告」「防災意識」「作成してみたポスター及びタイムライン」の3点について、本校生徒と教師に尋ねました。
バス広告については、バスに乗った時に広告欄を見る人が8割を超えており、バス広告欄を用いての呼びかけは効果が期待できるとわかりました。
防災意識については、自治体のホームページに防災情報が載っていることを知っているにも関わらず8割以上の人が一度も確認したことがありませんでした。その理由としては、私たちの予想通り「面倒だから」というのが最も多かったです。
作成したポスターについては、悲壮感のある子供の画像を用いたものが、最も印象的であるとして票を集めました(ページ下の作成したポスターの1番上のものですので、よろしければご覧下さい)。タイムラインについてははっきりとした色使いのものが見やすいと票を集めましたが、文字が少ない方が良い、危険色を使うと良いといった意見も寄せられました。
これらの結果をもとに、ポスターやタイムラインの分析、タイムラインに関しては改善も行い、防災意識を高めるための情報の伝え方をまとめることができました。
地元のバス会社である北陸鉄道株式会社さんにもお願いし、アンケートを取る際に作ったものとは異なりますが、最終的にページトップのポスターを掲出していただけることとなりました。今後、商店街にもポスターの掲示をお願いし、私たちの研究によって防災意識が高まったかどうか調査したいと考えています。
これからも引き続き、錦丘 防災88のメンバーで、防災意識を高めるより良い情報の伝え方を考えていきたいです!
これらは、作成したもののバス車内への掲示までは至らなかったポスターです。
本校内で実施したアンケートの中で最も興味を持つポスターとして1番に選ばれました!
※なおこちらの少年の画像は、「canva」というサイト内でAI生成して作成されたものです。
私たちは、過去に起こった災害の画像を見せることでその恐ろしさを再認識させることができ、防災意識を高く持つことにつながるのではないかと考えました。
錦丘防災88のメンバーの一人の祖母が被災地に住んでおり、その際に撮影された写真を活用しました。
本校で実施したアンケートを元に、
私達でタイムラインを作成してみました。
〈工夫したところ〉
・危険色を使用する
・字数を減らして簡潔に
・重要箇所に下線を引く
ぜひ「錦丘 防災88」を
周りの人に広めていただけると嬉しいです!!
ご協力よろしくお願いいたします。
私たちは、新たなアイディアを探究するため、別名義でも活動しています。
その活動内容は、こちらからご覧いただけます。ぜひご覧ください!