教養学部
アーツ・サイエンス学科
教職課程
教養学部
アーツ・サイエンス学科
教職課程
1953年の開学以来、ICUの教育はキリスト教の精神に基づき、世界人権宣言のもとで平和を構築する地球市民としての教養と責任を身につけ、神と人とに奉仕する有為の人材の育成を目的としている。ICUは教養学部にアーツ・サイエンス学科のみを設置する大学であるため、教養学部の人材育成の理念や目的は学部教育に位置づけられる教職課程の基礎である。それは1955年に教職課程を設置してから今日まで終始一貫している。
ICUは「International Christian University」という大学名に示される通り、国際的協力により設立された大学として「国際性への使命(I)」「 キリスト教への使命(C)」および「学問への使命(U)」の3つの使命を掲げている。「国際性への使命」は、世界と日本を結ぶ架け橋としての使命を自覚し、国際理解と文化交流の進展に貢献することにある。また、ICUはキリスト教主義に基づく理念によって設立された大学であり、そこでの「キリスト教への使命」とは、宗教を含め、人間存在のあらゆる次元の問題を探求し、考究を深めることである。そして「学問への使命」は、学問的精神の支えを受け、真理と自由のもとに理性的な決断を行ない、その決断に伴う責任を引き受けるといった責任意識を体得した人々の育成という使命である。ICUが 教養学部(liberal arts college)の制度において精神の解放と涵養とを重視するリベラルアーツ教育に力を注ぐ根拠は、まさにこうした点にある。
このような大学としての教育方針に基づき、教職課程においてはリベラルアーツを基盤とする教育のなかで高い専門性と深い教養を身につけ、3つの使命(国際性への使命、キリスト教への使命、学問への使命)を自覚し、優れたリーダーシップと高い倫理観をもって教育に従事する教師の育成をめざしている。キリスト教主義学校の教師の育成は本学の重要な教育的使命の一つであるが、それに加え、日本国内の学校に限らず、海外諸国・地域の教育施設など様々な教育の場で国際的に活躍し、世界平和の構築に貢献する教師の育成をめざしている。
■中学校教諭一種免許状
教科:国語、社会、数学、理科、外国語(英語)、宗教
■高等学校教諭一種免許状
教科:国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語(英語)、宗教
注:3月卒業者のうち、大学一括申請で教免を取得した者で算出、6月卒業者等の個人申請で教免を取得した者は含まれていない。
高等学校教諭一種免許状の「情報」は2018年度入学者まで取得可である。
参考:本学の進路実績