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令和7年度
西新井小学校 校内研究
研究テーマ
個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を通した
主体的・対話的で深い学びの実現
令和5年度よりリーディングDXスクールの協力校、指定校を経て、令和7年度も指定校および生成AIパイロット校に選ばれました。学校全体でデジタル学習基盤を活用した個別最適な学びと協働的な学びに一体的な充実や校務DXに取り組んでいます。
足立区のGIGAスクール推進研究校にも指定されており、足立区教育委員会が運営しているあだち学校ICT情報ひろばのページにも本校での取り組みが複数紹介されています(昨年度の研究発表会の様子はこちら)。
令和7年度の研究発表会は令和8年2月12日(木)を予定しています。詳細が決まり次第、ホームページ等でお知らせします。
第2回研究授業
リーディングDX チャレンジDAY
令和7年9月25日(木)
2年生 国語「お手紙」
音読を通して、登場人物の気持ちを想像する活動を行いました。グループでの音読の様子を録画して、見返したり、見合ったりすることで、どんな気持ちだったのかを自分のこととして捉えることができました。グループごとに好きな場所を選んで音読をすることで、伸び伸びと活動している様子が見られました。
4年生 国語「ごんぎつね」
叙述をもとにして、登場人物の気持ちの変化を捉える活動を行いました。ホワイトボードツールのマーカー機能を利用して、気持ちが読み取れる文に印を付けました。引いた人が多い文は濃く表示されることや全文が一度に見られることから、どこから気持ちを捉えるとよいかが明確になり、気持ちの変化を捉えるための手だてとなりました。
5年生 社会「米作りがさかんな地域」
米作りの手順を知り、農家の工夫や努力を考える活動を行いました。教科書、資料集、動画など、それぞれが自分で決めた方法で情報収集を行い、ホワイトボードツールにまとめて共有しました。それぞれが情報を持ち寄って、グループごとに学習課題の答えを導くことで、学びを深めることができました。
6年生 理科「大地のつくり」
水槽にカラーサンドを流す実験から、地層のでき方を考察する活動を行いました。実験の様子を動画に撮り、ホワイトボードツール上で共有することで、他の班の結果と比べながら考察することができました。
研究発表会
授業後の研究発表会では、「①Google事例校サミット発表報告」「②研究協議」「③実践共有セミナー」を行いました。
①9月20日に行われたGoogle事例校サミットにてプレゼンを行った本校の5年生2名が、当日と同じ内容で発表しました。
②研究協議では、授業者が研究の視点から見た授業のポイントの説明をしました。
③集まった先生方で、各学校間でのデジタル学習基盤活用に関する情報共有、意見交換を行いました。
講師の青山学院大学 教授 北澤武先生に、公開授業、研究協議の講評、セミナーの講師をしていただきました。
※当日の特設ページはこちら
第1回研究授業
令和7年6月20日(金)
4年生 理科「電流のはたらき」
乾電池のつなぎ方と電流の大きさの関係を調べる授業を行いました。
「直列つなぎと並列つなぎでは、電流の大きさはどのように違うのか。」という問題を解決するために、グループごとに使う実験器具、実験方法を考えて実験に臨みました。
検流計と豆電球の明るさで調べる班、検流計とモーターの回る速さで調べる班、乾電池1つの時をもう一度確かめる班など、班ごとに工夫が見られました。班での実験の方法と結果、考察は、ホワイトボードツール上で共有し、いつでも誰でも参照できるようにしました。
【成果】
・ホワイトボードツールは、視覚的に回路図を組むことに有効であった。他の班の結果も見やすかった。
・先生と一緒に学ぶグループの設定や実験器具用マットの準備など、全員が参加できるための工夫や教材があり、みんなが自分の考えをもてていた。
【課題】
・考察時に児童同士の関わりが少なく感じた。班ごとにホワイトボードを書く活動を取り入れていたが、すでにホワイトボードツール上で共有されているため、必要であったかは検討が必要。
・実験の内容によっては、安全上の問題などで自由進度的に行うのが難しい単元もある。
For teachers
保護者参観時の受付をスムーズにするためにバーコードリーダーを活用したり、生成AIを活用して業務を効率化したりして、校務のDX化に挑戦しています。
For teachers
ベテラン、若手に関係なく校内の教員が輪番で講師になり、指導力向上のためのミニ研修を開催しています。学習指導に限らず、学級経営や特別支援教育、食育なども扱い、幅広く学び合っています。
For children
児童が自分自身で学びを進められるように、各教科の見方・考え方や振り返りの仕方など、学び方のポイントになる掲示物を作成して、教室等に掲示しています。
For children
台湾の葫蘆墩國民小學(ふるどぅんこくみんしょうがく)とGoogle for Education パートナー自治体プログラムに参画している自治体同士として定期的に交流をしています。
For parents
学校と家庭で連携して児童のよりよい成長、学びをサポートすることができるように、毎月、家庭生活の様子をチェックシート形式で確認しています。
For parents
4月の保護者会全体会や学校公開週間の機会を利用して、リーディングDXスクールや本校が目指す学び、取り組みについて、講演会を行いました。
令和5年度 西新井小学校
校内研究「主体的・対話的で深い学びの実現~ICTならではの活用を通して~」
一人1台端末や学習環境におけるクラウド環境が整備されました。「リーディングDX」→(学びの電子機器による革新・技術刷新。DX:デジタルトランスフォーメーション)では、児童の学び方の変革、そして教師側の授業のあり方の見直しが必要です。
従来では考えられなかった方法で、児童同士の協働的な学びを実践し、個別に振り返り活動を実践することによって児童は学びをより深めることができると考え、校内研究に取り組んでいます。ぜひ本校の取組をご覧ください。
令和5年6月19日(月)
4年生対象 外国語活動
「I like Mondays. すきな曜日は何かな?」
GoogleMeetを活用した大田区立道塚小学校4年1組との交流
【 単元目標】
・世界の同年代の子供たちの生活を知るとともに、曜日の言い方や曜日を尋ねたり答えたりする表現に慣れ親しむ。
・自分の好きな曜日について、尋ねたり答えたりして伝え合う。
・相手に配慮しながら、自分の好きな曜日を伝え合おうとする。
【成果】
・他校の4年生という、初めて出会う児童を相手に設定したことで、適度な緊張感のもと、相手意識が芽生え、正しく伝えようとする意欲が高まった。
・グループごとでの交流にしたことで、友達の助けを借りながらコミュニケーションを図ることができた。
・リモート通信の不具合をICT支援員との連携によって、トラブルシューティングしながら授業を進行することができた。
【課題】
・何度も交流を重ねた方がよい。ただ、相手校との打ち合わせに時間がかかる。どちらかの学校がイニシアチブを取り、授業では主となって進めるとよい。
・定型文のやり取りだけでなく、聞き返したり、広げたりしていけるとよい。
・グループごとのリモート交流の際に児童端末の通信障害などが起きたため、ICT支援員のサポートは必須である。学校だけでは不可能だが、ITインフラの面でも、通信環境の改善・向上などが必要である。
令和5年7月4日(火)
3年生対象 社会
「お店をたんけんしよう」
デジタルカメラによる画像資料収集とGoogleslideによる発表資料の作成。講師の方とのGooglemeetによるリモート交流
【単元目標】
・地域に見られる販売の仕事について、消費者の願い、販売の仕方、他地域や外国との関わりに着目して、見学・調査したり、地図などの資料で調べたりして、白地図などにまとめる。
・販売に関わっている人々の仕事の様子を捉え、それらの仕事に見られる思いや工夫を考え、表現する。
・地域にあるスーパーマーケットや個人商店の仕事についての学習問題を主体的に調べ、解決しようとする態度を養う。
【成果】
・実際にスーパーの見学をすることで、自分の課題をもち、調べ学習を進め、課題解決を行い、見学後のまとめ、発表交流に主体的に取り組むことができた。
・インターネットを活用したアンケートやリモートを活用することで、家庭の願いや、お店の人の思いを詳細に聞くことができ、学習内容をより身近なものとして捉えることができた。
【課題】
・児童が自分以外の課題を生かして知識・理解を深めていくための授業展開を行えるように今後とも研究を続ける必要がある。
・デジタルカメラによる資料集めと、その画像を端末に取り込み、発表資料をつくるなど、ICT機器の使用方法を今後も研修する必要がある。
・板書やワークシートのまとめの欄に書いてあるものだけによらず、内容を整理し、ポイントを抑えた発表ができるように指導を継続していく。
令和5年11月24日(金)
1年生対象 生活科
「かぞく にこにこ 大さくせん」
Googleclassroomによる家庭と連携した学級クラウドの活用
【単元目標】
・家族が「にこにこ」なるための活動やそれを伝え合う活動を通して、家族のことや自分でできることを考えたり、伝えたいことや伝え方を選んだりして,家族の大切さや自分が家族によって支えられていること、家族と交流することのよさや楽しさが分かるとともに、家族の一員として、自分の役割を積極的に果たし、規則正しく健康に気を付けて生活したり,進んで家族と触れ合ったりすることができるようにする。
【成果】
・家庭でのお手伝いの様子をタブレット端末で撮影し、クラウド上にアップロードするという活動は、児童の意欲と保護者の関心を向上させ学習効果を高めることにつながった。
・友達が撮影した動画を見ることで、自分の家庭でもやってみたいという思いをもつことができた。
・本単元のICTを活用した実施によって児童の大多数が振り返りアンケートに「前よりもお手伝いをするようになった」「これからも家族がにこにこすることをしたい」と答え、めあてを達成することができた。
【課題】
・相手を意識した発表ができるように、他の教科と関連させながら、指導を継続する必要がある。
・児童が、日常的に家族が「にこにこ」するためのお手伝いができるように今後も継続して指導を工夫していく。
令和6年2月22日(木)
5年生対象 体育科
「選んでトライ!ビューティフルボックス!」
学級クラウドClassroomによる配信と情報共有機能Padletの活用にるお手本動画の繰り返し確認。友達の試技を動画で撮影し確認。タイムシフトカメラの活用。振り返りのワークシートのslideによるデジタル化。
【単元目標】
・跳び箱運動の行い方を理解するとともに、切り返し系や回転系の基本的な技を安定して行ったり、その発展技を行ったりする。
・自己の能力に適した課題の解決の仕方や技の組み合わせ方を工夫するとともに、自己や仲間の考えたことを他者に伝えることができるようにする。
・運動に積極的に取り組み、約束を守り助け合って運動をしたり、仲間の考えや取組を認めたり、場や器械・器具の安全に気を配ったりすることができるようにする。
【成果】
・Padletを活用し、手本動画や自分達の試技動画を共有することで、授業前や授業外の時間にも運動のコツを確認したりアドバイスをし合ったりすることができた。
・Googleスライドで作成した学習カードを活用することで、振り返りの時間短縮や内容の具体化につながった。また、自分の試技動画を毎時間載せることで、自分の技能アップを確認しやすくなった。
・タイムシフトカメラというアプリを活用した場の設定により、すぐに自分の試技の様子を確認することができ、運動量の確保につなげることができた。大型テレビにつなぐことで、複数人で見合いアドバイスする姿も見られた。
【課題】
・体育館におけるICT機器の活用において、Wi-Fi環境の整備を行う必要がある。
・必ずしもICTを活用しなくてはいけないわけではなく、児童の必要感を大事に、ICTを活用した授業づくりを進めていく必要がある。(児童の実態を踏まえて)
令和3年度 足立区立西新井小学校 研究
児童が自ら学び、「今役に立つ」を実感するための学習活動の工夫
~情報を活用した単元・授業モデルの開発と児童・教員の変容を追って~
◆研究の柱
(1)GIGAスクール対応型の授業モデルの検討と実践、そして一般化
(2)児童の情報活用能力を高めるための指導方法の検討と実践(ICT、NIE)
(3)児童が学び、行動することで「今役に立つ」を実感できる題材の開発(プログラミング、SDGs、防災)