2024年度 八戸工業大学感性デザイン学部 卒業制作
2024年度 八戸工業大学感性デザイン学部 卒業制作
SNS普及に伴う自己認識の在り方について-私たちはSNSとどのように関わるべきなのか-
奥瀬 茉以
本研究は、SNSにおける自分と周りの人たちの関わりについて制作を行なったものである。前提として、SNSのうち、Instagram、X(旧Twitter)、threadsなどの文章・写真を発信できるものを対象とした。
筆者が生活する中で疑問に感じた「他の人の意見でで出来た自分は自分なのか?」という疑問。これを出発点に、言語以外の表現として、彫刻と映像のプロジェクションを組み合わせたインスタレーションを制作し、SNSを介在させることで生じる自己と他人の認識のずれを表そうと試みた。
ISSUE 課題
SNSの普及により、他者の視線や期待によって形作られた「自分」が、本来の自己とズレてしまうという問題が生じている。
IDEA アイデア
「他者に見られることで形成される自己認識」と「現実の自己」の違いに着目し、SNSをテーマにした非言語的なインスタレーション作品を制作。
PRATICE 制作実践
SNSを見る自分の姿や部屋を再現し、写真の切り取りや演出を通して、SNS上の“見せる自己”と現実とのギャップを可視化。
NEXT 展開
体験型展示を通して、鑑賞者自身にSNSと自己認識の関係を問い直す機会を提供。今後の社会では、情報に流されず、主体的に自己を見つめる姿勢が求められる。