【研究室の理念】
集合知としての“創造(Creative)”
「自分を取り巻く環境は、自分次第」と言いますが、個人だけでは解決できない場面も多くあります。
より良い未来や社会の在り方をクリエイティブに提案するためには、個人の個性(知識、経験、アイデア)を活かし、歴史や地域、技術を体系づけて考え抜くこと(=集合知)が不可欠です。
ゼミは異なる個性が集い共に学び合う場であり、正解がない時代だからこそ、様々な可能性や価値を探求する機会を大切にしています。
2024.04.01 宇野あずさ
【プログラム】
八戸工業大学・空間演出研究室は、卒業制作・論文に向けた個別指導のほかにデザインプロジェクトの企画・運営など総合的な実践活動を行います。
配属後の3年次(後期「感性デザイン総合演習Ⅲ」)は、卒業研究に向けた課題の整理を中心に活動します。モノ・コトを実現するために様々な能力や資質を持った人たちとともに学ぶ「グループワーク」や、フィールドワークやリサーチを通じて他者との交流・対話を重ね、価値観や課題を創出するプロセスを重視し、社会における「個」の能力を模索するプログラムを実践しています。近年では研究室のメンバー全員とタッグを組んで、展覧会の企画・マネジメントや地域プロジェクトの運営・交渉などに取り組みます。
4年次は、各自が設定した卒業研究の研究内容ごとに応じて個別指導中心のゼミを行います。
空間演習研究室における卒業研究指導の概念図
B3 (研究室配属8月〜翌年1月末まで)
8月〜10月 共創活動:室内あそび場の企画・制作(社会連携推進室事業「八戸工業大学×さくら幼稚園 アート&サイエンス事業)
10月〜2月 グループワーク:3年自主企画の構想と実践
10月〜12月 空間演出デザインに関する学外リサーチ *ゼミ生に応じて期間や内容、調査対象を選出
12月〜1月 卒業研究に向けた課題整理(発表など)
共創活動の様子(2023年)
青森県五戸町でのリサーチの様子(2023年)
3年自主企画の様子(ゼミ展、2024年)
B4
卒業研究(個別指導型)
空間演出研究室における卒業研究は、空間デザインを中心とする諸課題から企画を構想・提案する「プロジェクト」として捉え、個人指導を重視しています。
前期は、6月に実施する構想発表に向けてフィールドワークや課題整理を行い、卒業研究の指向性や提案内容を検討していきます。
後期は、卒業研究のテーマに応じて各自で実験・制作を行う「個人制作」と月1回程度「ディスカッション」を並行してゼミを行います。メンバー間での意見交換や展示形式でのプレゼンテーションなど、学術的研究としての指向性や論理性を検討する機会として取り組んでいます。
前期・卒業研究フィールドワークの様子(坂田大鷹、2023年)
中間審査による個別指導の様子(前田柚菜、2023年)
後期・ディスカションの様子(2023年)
過去の卒業研究はコチラ
【研究環境】
宇野研究室は、ゼミ生をはじめ学生の研究活動(創作活動)をサポートするにあたり下記の設備や物品を貸出・提供しています。
9号館2F/9-218 宇野研究室
9号館2F/9-204 プロジェクトルームⅠ
構造棟棟2F/20-202 空間構想研究室
【研究室ロゴ】
空間演出研究室の頭文字を使って、文字が立体的に見える錯覚を用いてロゴを制作しています。
デザインを通して予測不可能な社会や地域と関わっていくなかで、多面的な視点や立場にたって物事を考え、行動する本研究室の姿勢を表しています。
制作:佐々木雄貴(2022年度卒業生)
【コンタクト】
メールアドレス: a-uno[at]hi-tech.ac.jp
オフィスアワー:木曜12:00-12:50