群馬大学理工学部
触媒化学研究室
(岩本研究室)
触媒化学研究室
(岩本研究室)
Catalyst Materials and Catalysis Laboratory
環境保全と資源の有効利用のための機能性材料の合成
新しい材料を,新しい方法でつくり,新しい反応に使う
化学反応の活性化エネルギーを低下させ,反応が速く進むようにする物質を触媒といいます。触媒を用いると,低温でも反応が速やかに起こり,目的生成物の合成や有害物質の除去を効率よく行うことができます。触媒は,液体燃料,プラスチックなどの石油化学製品の製造や自動車からの排ガスの浄化などさまざまなところで利用されており,現代社会を支える重要な技術のひとつです。触媒の高性能化を図るには,触媒材料がどのような構造や特性を有し,どのような因子が活性と関連しているかを調べることが重要です。我々の研究室では,環境保全やエネルギーと資源の有効利用に寄与することを目指し,新規な固体触媒材料に関する研究を行っています。
当研究室では,水溶液中あるいは有機溶媒中に種々の触媒材料の原料を添加し,これをオートクレーブ中で加熱することで,さまざまな特徴をもつ新規な無機材料の合成について検討しています。
ソルボサーマル法で得られた球状ジルコニア粒子
CeO2-ZrO2ナノ結晶のコロイド溶液
N-Si共ドープ酸化チタン
(可視光応答型光触媒)
BEA型シリカライト
最近の研究で得られた触媒試料の例