Deakin University English Language Institute
オーストラリア・メルボルン
Deakin University English Language Institute
オーストラリア・メルボルン
「4ヶ月間のホストファミリーとの生活は本当に夢のような楽しい日々でした」
アカリさん (言コミ英コミ) 2年時留学開始
本プログラムに参加しようと思ったきっかけはなんですか?
幼い頃から両親の影響で海外の映画や音楽にとても興味があり、海外の生活に強い憧れを持っていたため、大学に入学したら必ず留学したいという思いがありました。留学の目的は、英語力の向上はもちろん、日本では体験することができないことを経験すること、また将来の夢を見つけることでした。東京国際大学に入学する前から、セメスター語学留学へ行ったことのある姉の友人から経験話などを聞いていました。オーストラリアを留学先に決めた理由は、大自然の中で伸び伸び生活できること、絵を描くことや古着などが好きなため、アートの街と言われているメルボルンは自分にピッタリだと思っていました。そして4ヶ月という短期間だからこそ、自分の留学の目的意識を見失うことがないと考え、このセメスター語学留学を決めました。
留学先で1番大変だったことは何ですか?
2回目の長期休暇期間にタスマニアというオーストラリア最南端の島に一人旅をしに行きました。アジア人が1人もいない英語のツアーに参加し、タスマニアの中でも最南端の南極に1番近い島に行きました。野生のアザラシやペンギンを見に3時間クルーズに乗って船旅をしました。その際、極度の船酔いをしたのですが、私が1人だと知っている外国人のお婆さんやお爺さん、多くの方が私のことをずっと気にかけてくれて、本当にたくさんの方から温かいお声がけをいただきました。別の日には、ジブリ映画の「魔女の宅急便」のモデルになったパン屋さんに行くために、都市部から2時間離れている人口100人程の小さな村にバスに乗って行きました。このパン屋さんが1番の目的で日本からタスマニアに来た事を従業員の方に伝えたところ、パンを実際に焼いている工房や、アニメの主人公の住み込みの部屋のモデルになった場所を見せて頂くことが出来ました。しかし、タクシーも来ない地域にもかかわらず、6時間に一本しかない帰りのバスを逃してしまいました。都市部まで行く車を探すために10人以上の方に頼みましたが、全員に断られてしまい途方に暮れていたところ、村の小さなモーテルの経営者のお姉さんが声をかけてくださり、帰りの車を友人の方に頼んで頂き、無事に帰宅することができました。その方は偶然、来年日本に行く予定とのことで、日本に来た際は私が必ず恩返しをすると約束しました。そしてこの村で出会ったパン屋の方やモーテルの方に絵を描いてお礼をしました。一人旅は人生で初めてということもあり、大変なことばかりでしたがその分自分から積極的に話しかけたことによって本当に素敵な方々に出会うことができました。
どのような授業や課題があったかを教えてください。
私はEAPという、エッセイなどが中心のアカデミックなクラスを、EAP1からEAP3のレベルまで受けていました。クラスの内容は、Compare & ContrastやArgumentのエッセイなどの課題に関連したことについて、ネイティブの先生が午前午後合わせて4時間教えてくださるという授業でした。さらに、エッセイのテーマに関連したプレゼンテーションを個人やグループで行ったり、クラスのレベルが上がるにつれてより難しくなりました。例えば、課題でのエッセイのワード数が増えたり、プレゼンテーションもより高度なものを求められるようになりました。しかし、何度もエッセイやプレゼンを繰り返しEAPを乗り越えたことにより、ライティングやリスニング、スピーキングに自信を持つことができるようになりました。失敗しても誰も笑う事はなく、助け合いが何より重要だということを学びました。そして、クラスの難度が上がるにつれ、日本人の割合より海外の子達の割合が増え、違う国の子達とたくさん交流する機会が増えました。私は韓国、中国、ベトナム、タイ、サウジアラビア、コロンビアの子達と凄く仲良くなることができ、違う国の文化を共有したり、大変な課題はグループワークで助け合ったり、クラスも凄く盛り上がったり本当に楽しい授業でした。この留学先を選んでいなかったら出会うことの出来なかった関西の大学の日本人の子達や海外の子達と友達になれたことは、本当に素晴らしい経験でした。
大変だった授業・課題はありましたか?
EAP3(上級レベルクラス)のセミナーの課題が1番大変でした。1つの記事に関して、3〜4人のグループで15〜20分間グループディスカッションをするという課題なのですが、何よりグループでの課題だったため海外の子達と話すパートを事前に決めたり、即興で自分の意見を明確にし英語で話したりすることはとても難しかったです。グループでの課題は個人の課題とは違い、時間管理や責任の面で本当に大変でしたが、乗り越えた後の達成感をチームで分かち合うことができました。そして何より私は、放課後や休日のホストファミリーとの時間を大切にしたかったため、大量の課題をみんなが就寝した夜中や学校の昼休み時間にやっていた時は本当に大変でした。
休日はどのように過ごしていましたか?
1回目の長期休暇期間でハウスメイトと一緒にGreat Ocean Roadという場所で人生初のスカイダイビングを経験することができました。富士山より高い4500mからダイブしたため想像以上に寒く、酔いが凄くて大変でしたが、人生で一度体験できたことはこれから先の強みになりました。
普段の休日は、ホストブラザー達の従姉妹と趣味が一緒で凄く仲良くなったため、その子の家にお泊まりをしに行ったり、一緒に古着のフリーマーケットやカフェに行ったりしていました。ほとんどの休日はホストファミリーとの時間を大切に過ごしていました。
留学中の1番の思い出を教えてください!
1番の思い出は、土日の休みを利用して、Inverlochという場所にあるホストファミリーのホリデーハウスに2回行ったことです。毎日海に行って、ボディボードやカヤックで遊んだり、AFLの観戦や映画を観たり、夕陽を見にビーチを散歩したり、帰りの車でみんなで洋楽を大合唱したり、本当に夢のような時間を過ごすことができました。
ホストファミリーは友人も多く、ホリデーハウスで出会った子供達とも凄く仲良くなることができました。ホストファミリーと家以外で過ごす時間はとても貴重で、数えきれないほどある思い出の中でもより仲が深まったと思える、最高の思い出でした。
ホームステイで良かったことは何ですか?
私のホストファミリーは全員の第一言語が英語だったため、家に帰っても英語を話す環境が常にありました。ホストマザーやブラザーは会話の途中で分からない単語があったら細かく説明してくれたり、オーストラリア英語の発音を教えてくれたりと家に帰っても英語を学ぶ環境があったことがとても有り難かったです。ハウスメイトの日本人の子とは本当の姉妹のように仲良くなり、常に英語で会話するよう努力し、お互いの英語へのモチベーションを高め合っていました。そして学校から帰宅したら、夜までなるべくリビングでホストファミリーとの時間を過ごすようにしていました。4ヶ月間のホストファミリーとの生活は本当に夢のような楽しい日々でした。ブラザーと珍しい鳥を探しに行ったり、ブラザー達のバスケやサッカーの試合を見に行ったり、親戚が大勢集まる誕生日パーティに参加したり、みんなで一緒に絵を描いたり、OPショップ(古着屋)巡りをしたり、夜に必ず映画鑑賞会をしたり、お互い好きな洋楽をドライブ中や家の中で大音量で流したりしました。日本の生活ではあり得ないことだらけの経験をさせてくれたホストファミリーには感謝の気持ちでいっぱいです。帰国日が近づくにつれて、ホストファミリーと離れることは本当に辛かったですが、国も文化も全く違う環境でここまで心から大切だと思える家族に出会えたことは、今後の人生の大きな糧となりました。
留学参加前と現在で、何か変わったことはありますか?
英語力に関して、スピーキングが急激に上達したわけではありませんが、リスニングとライティングのスキルは留学前より確実に成長できたと思います。そして、留学前より自分から積極的に行動できるようになりました。4ヶ月という短期間でしたが自分としっかり向き合うことができ、自分の弱みはもちろん、たくさんの強みを知ることが出来ました。それにより、留学の目的の一つであった将来の夢についてもじっくり考えることができました。この4ヶ月の経験のおかげでどんなことでも挑戦していこうというポジティブ思考を持てるようになり、自分に自信がついたと感じます。
振り返ってみて、留学前にしておけば良かったことはありますか?
留学中に最初からしておけば良かったと思ったことは、会話中に分からない単語があったら必ずメモを取り、その意味を理解するまで何度も聞くことが大切だと思いました。学習面以外では、留学前の空き時間にもっと日本のアニメを観ておけば良かったなと思いました。元々私はアニメや漫画を観ることが趣味でしたが外国人の方は本当に色々なジャンルのアニメを観ている方が多い印象でした。有名なものからマイナーなものまで色々観ておくとたくさんの国の方と会話が広がると思います。私達が思っている以上に日本のアニメなどの文化は海外の方から愛されていると再確認することができました。
これからセメスター語学留学に参加する学生に、アドバイスをお願いします!
私は本当に濃い4ヶ月の留学生活を送ることが出来ました。この期間は私の人生において忘れられない一生の思い出になりました。4ヶ月という期間は本当にあっという間に時間が過ぎていきます。留学生活が充実するかどうかは自分の行動次第で決まります。環境は自分で変えることができます。皆さんが留学を通して、人生に残る素晴らしい経験をオーストラリアでできることを願っています!