Southern Oregon University
アメリカ・オレゴン州
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アメリカ・オレゴン州
アイキさん (言コミ英コミ) 4年時留学開始
「卒業式には、学生代表としてスピーチすることもできました」
ダブルディグリープログラムを選んだ理由は何ですか?
2019年に実施されたASPに参加していた際に、現地の卒業式を見る機会がありました。自分も将来ガウンとハットと被って、アメリカの大学を卒業したいと考えたのがきっかけです。また、大学を卒業したら、もう二度と海外で勉強する機会がないと考えたのも、ダブルディグリーに参加した一つの理由です。
留学先では何を専攻していましたか?
コミュニケーション学部の中でも、ベーシックなコミュニケーションスタディーズを専攻しています。
留学先で大変だったことは何ですか?
卒業論文とティーチングアシスタントが大変でした。卒業論文は、コミュニケーション学部にて定められている7つのラーニングアウトカム(学習成果)から、4つ選択し、受講したクラスや課題活動などで、どのようにその4つを満たしたかをまとめて書くものでした。約20ページほど1学期通して完成させました。
ティーチングアシスタントは、教授の助手になることで、単位をもらえるというものです。自分の場合は、以前に受講済みの自分のアドバイザーの授業を担当しました。授業のセットアップをしたり、出席を取ったり、課題の成績を付けたり、また、実際に教授に代わって授業をすることもありました。最後にその経験がどのように今後の生活に生きるかをエッセイにまとめました。
留学中に挑戦したこと・頑張っていたことを教えてください。
多くの人と出会い、コネクションを増やすことです。アメリカ人だけでなく、世界様々な国の友達を作ることができました。また、2年目は一人暮らしをしていたため、どんな環境にも自分で適応し、生活することを目標としました。結果、特に生活面では困ることがなく、多くのコネクションがあることで沢山のサポートを得ることができました。また、何事にもチャレンジすることに取り組んでいました。学業面で苦労することもあったのですが、最終学期には自分のアドバイザーのティーチングアシスタントになり、生徒側ではなく、生徒を支える立場として経験を得ました。結果的に、 Outstanding First Year/Transfer Student Award in 2022, Outstanding Senior in Communication Studies in 2023, Outstanding Teaching Assistant Award in 2023を受賞し、卒業式には、学生代表としてスピーチすることもできました。二年間を通じて、想像以上の評価を周りから得ることができ、充実した二年間でした。
前の質問で述べたティーチングアシスタントの活動や、授業等でアクティビティーに参加することで、コミュニケーション学部で一番お世話になった教授の一人から、卒業式での学生代表のスピーカーとしてノミネートしていただき、選考を経て、選抜されました。何百人もの人がいる中で、英語でスピーチをすることには抵抗があったのですが、この最高の機会を逃したくなく、挑戦することにしました。スピーチは、まず自分で作成し、その後、アメリカ人の友達に添削してもらい、最終的にはアドバイザーに添削をしてもらいました。スピーチが完成してからは、抑揚や間を開けるとこなどに注意を払いながら、毎日アドバイザーと練習しました。卒業式でスピーチをした後は、多くの生徒、保護者の方々、学校関係者から「良かったよ!」とコメントを貰い、学生代表としてスピーチをして本当に良かったと思いました。
1番大変な授業・課題は何でしたか?
オンラインの授業だったが、ファイナルが12ページ以上のエッセイを書かなければならなかったことです。エッセイ中に10個ほどのリファレンス(引用)をしなければならなかったため、多くの文献を読み、それをうまく自分の言葉に変えて、エッセイに組み込まなければならなかったことが大変でした。また、卒業論文のクラスも大変でした。今まで受講した全てのコースの振り返りを20ページほどでまとめるのに多くの時間を要しました。
留学中の1日のスケジュールを教えてください。
朝は10:30からの授業を取っていたので、9:30頃起床し、その授業を受け、12:30~1:20頃までお昼休みです。その後、1:30から3:20までの2個目の授業があります。それが終わったら、図書館に行き、課題を大体5:00ぐらいまで進め、部屋に戻ります。6:30頃友達と夕食を食べ、その後はやらなければならない課題があればやり、なければ友達と遊んだり、映画見たりする時間です。12時頃就寝します。
休日は何をして過ごしていましたか?
友達と遊びに行ったり、ジムに行くことが多かった。課題を終えれてなかったときは、週末もずっと課題に追われていた。バスのパスをもっていたので、隣町まで買い物等に行くことも多々あった。
留学中の1番の思い出を教えてください!
卒業式の学生代表としてのスピーチです。何百人もの人が見ている中で、緊張して足が震えるほどであったが、式典後に沢山の人に、”スピーチ感動したよ!”などという声をかけて頂き、最高の思い出になりました。
寮生活で良かったことは何ですか?
寮生活の良さは、アメリカ人の友達とすぐに話すことができたり、遊ぶことができること。英語を常にずっと使いたい人は確実に寮に住むことをお勧め。一人暮らしの良さは、プライバシーがあること。その分、自分で家事をしなければならないのは大変。とても仲が良いルームメイトを寮生活をした時に持つことが出来たので、長期休暇の際に家へ招待をしてもらった。帰国するときも、アメリカに来たらいつでも泊まりに来ていいよと言ってくれるようなアメリカの家族を持てたことは非常嬉しい
留学をする前と現在で、何か変わったことはありますか?
価値観が広がったことです。日本では、周りと同じではないといけないというような価値観がまだ残っていますが、アメリカはそうではなく、自分がやりたいことをするという文化があります。様々なことに対しての考え方が豊かになりました。もう1つは、チャレンジ精神です。アメリカには多くのチャンスが転がっていますが、それを掴むかどうかは確実に自分がチャレンジするかどうかでした。自分も、初めに新しいことに挑戦することはすごく怖かったのですが、それよりも達成感や得るもののほうが大きいことに気付き、多くのものに挑戦することを心掛けていました。現在、就職活動中で、日本とアメリカの学位を両方持っている人は少ないので、大きなアピールポイントとして役に立っている。アメリカで培ったチャレンジ精神や、発信力を今後に生かしたいと思っています。
これから留学に行く学生に向けて、アドバイスをお願いします!
1年は長そうに見えて、あっという間に終わってしまいます。日本とアメリカ両方の学位が取れるのは、自分の成長だけでなく、進路や将来の可能性が広がります。環境や実力が伴うようであれば、ダブルディグリーでチャレンジすることをおすすめします。絶対に将来に生きる経験になるので、是非留学で自分の価値観を広げてみてください!