Truman State University
アメリカ・ミズーリ州
Truman State University
アメリカ・ミズーリ州
「辛いことも楽しいことも、全部本当に価値のある大切なものになります 」
ユイミさん (言コミ英コミ) 2年時留学開始
留学先・国を選んだ理由は何ですか?
同じ国にいながら多様な国や地域にルーツを持つ人たちやと交流を図ることができるという点で、アメリカに魅力を感じていました。様々な人たちと関わり、自分が持つ固定的な考えからもっと視野を広げてみたいと思いアメリカに留学することを決めました。
留学先で1番大変だったことは何ですか?
精神管理が大変でした。今回の留学は良い意味でも悪い意味でも、想像していた留学生活とは本当に異なるものでした。最初の1~2か月は、メンタルブレイクに悩まされたことが辛かったです。多くの量の課題や予習・復習など、やらなければいけないことが毎日山積み状態で、睡眠時間が十分に取れなかったり、勉強と自分のやりたいことのバランスが上手く取れず、退屈さを覚えることも多々ありましたが、自分のレベルにあった授業へと履修を変更することで、勉強とその他とのバランスが上手く取れるようになりました。どんなに辛い時でも、いつも自分の周りには支えてくれる人がたくさんいたため、その人たちのおかげで乗り越えることができました。
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
私がこの留学で一番の目標としていたのは「語学力の向上」です。将来は世界を舞台に働きたいと考えているので、異文化コミュニケーションを身に付けることは今の私にとって重要なことでした。でも、ただ英語の授業を受けて英語力を伸ばすというよりは実際の生活の中で飛び交う生きた英語を通して学ぶということを目的としていました。今回留学して良かったと思う1つの理由に、私は日本人であってネイティブスピーカーではないということをポジティブな意味で理解できたことです。留学前は、英語はネイティブスピーカーのように話せてようやく英語が話せると言えると思っていました。しかし、私はネイティブスピーカーではないし、相手と意思疎通ができるのであれば、それだけで完璧だと思えるようになりました。私が通った Truman State Universityには様々な国籍の学生がいたため、キャンパス内で飛び交う英語も決してアメリカ英語だけではありませんでした。ネイティブのような英語を話せる人ばかりではありませんでしたが、相手と意思疎通を図るために相手を理解しようとすること、そして自分が理解していることを相手に示すことで、第一言語が同じではなかったとしても通じ合うことができるということを身をもって実感しました。
留学先の授業で1番大変だった授業・科目は何ですか?
映画の授業が一番難しかったです。この授業では2時間20分の授業が週に2回あったため、授業時間も長いことが大変でした。授業では、映画の専門的なこと(カメラやショットなど)まで扱われ、授業中に例で扱われる映画もアメリカ映画が多く、難しかったです。アメリカは映画界においてもかなり大きな立ち位置を持っているために学生たちも映画について詳しい人が多く、学生間で行われるディスカッションもついていくことに必死でした。学期中に3度のエッセイの提出が求められ、ページ数や内容もレベルの高いことが求められたため大変でした。しかし、映画に興味があるという気持ちとクラスメイトや教授の助けによって何とか乗り越えることができました。大変な授業でしたが、受講したことを後悔していません。とても楽しかったです!
休日は何をして過ごしていましたか?
課題に追われる日々を過ごしていたため休日でも図書館で勉強をしていることが多かったです。課題に余裕がある時には、友達の家でご飯を食べたり、映画を観たり、ゲームをしたりして楽しんでいました。学期の途中にある数日間の休暇では、シカゴにある友だちの実家に招待してもらい友達の家族と一緒に休暇を過ごしました。
留学中の1番の思い出を教えてください!
どれも本当に大切な思い出なので、一番を決めることは難しいですがInternational Retreatは私の留学生活の大きな分岐点でした。このイベントは、留学生向けのイベントを運営するアメリカの学生たちが留学生を招待し、親睦を深めることが目的のミニ旅行のようなものでした。私が親友に出会ったのもこのイベントで、参加後から私の留学生活は本当に変化しました。様々な人との関わりや英語を話すことの楽しさなど、多くのことを学べたのはこのイベントです。
寮生活で良かったことは何ですか?
私はルームメイトがいなかったのですが、同じフロアの人たちと月に何度かイベントで交流したり、寮の勉強スペースで友だちと一緒に課題をするなど、人との交流をするうえでは本当に最適でした。寮もキャンパス内に設置されていたため、クラスへの移動にも便利で負担がありませんでした。
留学をする前と現在で、何か変わったことはありますか?
自分らしくいることの大切さを感じられるようになりました。日本にいると、同じことをすることが求められたり、違うことをすることをあまり良くないとされがちですが、アメリカでは、それぞれ違うことが当然で、人と違うことが逆に評価されることもあるということを知りました。人にはその人の考えややり方があるという「違い」を受け入れられるようになりました。この先もっといろいろなことに挑戦しなければいけない場面に直面することがあると思いますが、この留学経験から勇気を持って、自分らしく挑戦できると思います。
振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
留学に対する心構えです。留学は決して楽しいことだけではなく、むしろ辛くて大変なことの方が多いと思います。もちろん英語力の向上なども大切ですが、どんなに英語が話せたとしても困難なことに直面した時に、乗り越えられる気持ちと準備がないと辛いと思います。今振り返ると、私の留学に対する気持ちの準備がかなり欠けていたと思います。楽しいことを精一杯楽しむためにも、辛いことに直面するかもしれないという少しマイナスな面に対する気持ちの準備も大切です。
これから留学に行く学生に向けて、アドバイスをお願いします!
留学生活は、思っているより一瞬で終わってしまいます。帰ってきてから後悔しないように、現地では積極的にいろいろなことにチャレンジしてみてほしいです。この留学で、経験に変えられるものはないということを改めて実感しました。辛いことも楽しいことも、全部本当に価値のある大切なものになります。留学に行くことは決して簡単なことではないし、勇気のいることだと思います。しかし、もし留学に行くことができる状態であれば勇気をもって踏み出してほしいです。新しい世界を見るための手段の1つが留学です。みなさんの留学生活が素敵なものになることを願っています!