Monmouth College
アメリカ・イリノイ州
Monmouth College
アメリカ・イリノイ州
「意味ある留学にできるのは自分自身」
カノンさん (言コミ英コミ) 3年時留学開始
留学先・国を選んだ理由は何ですか?
実践的な英語を喋れるようになりたかったからです。高校時代をアメリカで過ごした経験があるため、4ヶ月間という短い期間でもすぐに生活環境や文化に慣れることができると思ったからです。 高校時代の私の留学先はユタ州の田舎だったので、都会の生活に憧れて大きい大学(主にuniversity)に留学したいと思ってました。そのため、カリフォルニアにある大学などCompetitiveな学校(ISEPのプレイスメントで競争率が激しい場所)を上位の希望で選択しました。全部で6校にアプライしましたが、半分以上はuniversity、全て第1希望である教育について勉強ができるところでした。
私が実際に行ったMonmouth Collegeは第5志望の小さい学校でした。本当にぶっちゃけると、私はIELTSの点数では上位の志望校に行けるんじゃないか、と他の教授とかとも話していたため、少しがっかりしていました。しかし、実際に体験すると小さい学校、町だからこそ仲のいい友達ができたり、勉強に集中できる環境が整っていたり、良いことがたくさんありました!(私には田舎の方が合っていた気がしました。)
留学先で1番大変だったことは何ですか?
食事です。学校のカフェテリアが火事で燃えてしまったため充分な食事が学校で取れず、自炊をしていました。田舎すぎて外食はする場所がないので、歩いて30分ほどのスーパーに行って食材の調達をしました。
ですが、留学生の友達とご飯を作り合うことができて、新たな交流の場が生まれました。私はみんなに、スーパーで買った卵と鶏肉、日本から送ってもらった調味料を使って親子丼やうどんを作ってあげました。みんな気に入ってくれたので嬉しかったです!イタリア人の友達にはパスタ(イタリアの家族に送ってもらった本場の材料で)とピザを生地からを作ってもらいました。最高に美味しかったです!同じ寮の子達が共用キッチンでフライドチキンを作っていたとき、火災報知機が鳴ってみんなで避難!なんてハプニングもありました(笑)
留学先で挑戦したこと・がんばったことを教えてください。
友達作りと勉強です。シャイな性格なので物怖じせず周りの人に話しかけることを頑張りました。また、私は勉強が得意ではないですが、授業以外の約8割の時間を勉強に当てました。
留学先の授業で1番大変だった授業・科目は何ですか?
International Organization Lectureです。そのクラスでは、主に国際連合についての勉強をしました。セメスターの最初の半分は国際連合の働きと構造、世界秩序について、後半は国際法の紹介プレゼンテーション、実際に今まで起きた侵攻事件などの歴史的な勉強もしました。この授業は週に2回、75分間の授業だったのですが、毎回授業前までのリーディング(ネットの記事や本の一部など)の課題が出て、そのリーディングの内容について授業でやるという流れでした。専門的な単語はもちろん、基礎知識が無いと授業に参加することが難しかったです。また、毎回だされるリーディングの課題にも時間がかかりました。
私は今までTIUで国際政治の授業(国際関係の授業)しか、政治系のクラスを取ったことがなかったため、右も左もわからない状態でした。そのため、課題のリーディングだけでも3時間くらいかかってしまいました。というのも、リーディングに出てくる専門的な単語を調べるのはもちろん、なぜ戦争になってしまったのか、その際に誰がリーダーで、その後どのように現在に影響しているかなど、細かいことを知っている必要があったため、正しい情報を得るためにも日本語の記事を探して読んだりしていました。
復習は、その日にやった内容を思い出しながらノートを見直し、わからなかった単語や新しく学んだことを日本語と英語、両方で調べ、授業内容とマッチさせることをしました。「あの時教授が言っていたことは、このことだったのか」と理解することができるのでテスト対策もやりやすくなりました。とにかく予習復習を重視しました。
大きな課題としてはエッセイが1回、中間と期末で2回のテストがありました。テストはオープンノートだったので、習った情報と自分で見つけた情報を、とにかく書きまくりました。その結果、課題は全てAを取ることができました!
休日は何をして過ごしていましたか?
友達に車を出してもらって、近くの場所に出かけていたりしました。日本人の学生が私以外にもう一人いましたが、シャイな方だったためあまり関われる機会がありませんでした。代わりに、イギリス、フランス、イタリアなどの人と仲良くなることができました!
サンクスギビングや週末には、1番近い都会のシカゴに行きました。週末に行った1泊2日の弾丸シカゴ旅行では、ショッピングとNBAのシカゴブルズの試合観戦に行きました!それも開幕戦!とっても楽しかったです。
留学中の1番の思い出を教えてください!
留学中に友達になった子と、ニューヨークに旅行に行ったことです。勉強から距離をおけたことがとても良かったと感じました!毎日机と向かい合っていたので、勉強から離れて大きな街に繰り出したのはとても良いリフレッシュになりました!ブロードウェイミュージカルを見たりして、ニューヨークを満喫することができました!
また、楽しいことだけでなく、学ぶことも多くありました。具体的には、理解し合うことの大切さです。行きたい場所や考え方の違いなどから意見がぶつかることもあり、中々思い通りにならないこともありました。経験や環境の違いから、それぞれの価値観が異なることは当たり前です。その中で、どれだけお互いが妥協して理解し合うかが、対人関係、特に外国人の方との関係において重要なことだな、ということを学ぶことができました。
寮生活で良かったことは何ですか?
寮生活でよかったことは自然に友達ができることです。ルームメートだけでなく、近くに住んでいる他の学生と関わることもできました。 フレッシュマンドーム(1年生専用寮)に住んでいましたが、みんなゼロからのスタートだったため気が楽でした。良いことも悪いことも含めて、アメリカらしい豊かな体験をすることができました。
留学をする前と現在で、何か変わったことはありますか?
英語力です。今までは文章を頭で考えてから口に出していましたが、実際の会話では、流れやスピード、流暢さが必要になったため、文法的な正しさよりも、言ってることが伝わるかどうかに重きをおくようになりました。文法は間違ってるかもしれませんが、よりナチュラルに会話ができるようになったと思います。
振り返ってみて、留学前にしておけばよかったと思うことはありますか?
留学先での履修科目について、もっと事前準備が必要でした。渡航前に決めていた数では足りなかったり、どんな先生でどんな内容のクラスかわからなかったので、学期開始後に変更・追加したり、もともと自分が履修したかった科目は履修できなかったり…とバタバタしてしまいました。 シラバスを良く読むのはもちろんですが、教授をしっかり調べることも大切です。アメリカには大学教授のまとめサイトのようなものがあり、自分の学校の教授がどんな人なのか、どのように成績をつけるのか、学生からの評判などを見ることができます。日本では「それってどうなの?」と思うかもしれませんが、自分の経験をより良く、スムーズにスタートさせるために参考になります。
これから留学に行く学生に向けて、アドバイスをお願いします!
せっかくお金を払って時間を費やして留学に行くので、悔いがないように全力で取り組んでください。ですが、留学中は間違いなくストレスも溜まるので、自分を追い込みすぎないようにすることも大切です。また、一番大事なのは帰ってきてからの自分です。意味ある留学にできるのは自分自身なので、留学中に得た知識や経験などを充分に生かし、将来や自分の人生に役立てることが大事だと思います。留学経験はまちがいなく財産になります。言語力だけでなく、人間力も成長すると思います。帰国後に悔いの残らないよう、楽しんでください!