国際交流基金ニューデリー日本文化センター・インターンシップ・インド
2月10日〜27日(後期)
「インド」と聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか。大学生で挑戦するには、少しハードルが高く感じるかもしれません。私自身も、渡航前はSNSで見かける「カオス」「怖い」「汚い」といった情報に不安を感じていました。しかし、約3週間のインターンシップを通して出会ったインドは、そのような一面的なイメージでは語ることのできない、多様で奥深い国でした。
インターンシップでは、国際交流基金デリー日本文化センターで、日本語教材「いろどり」のイベント運営や日本文化紹介イベント、学校訪問などに携わりました。現地の方々と交流する中で最も印象に残ったのは、日本語を学ぶ人々の熱意です。アニメや漫画がきっかけで興味を持った人だけでなく、日本企業への就職を目指して日本語を学ぶ学生も多く、日本語が文化への関心だけでなく、将来の可能性を広げる手段として受け止められていることを知りました。日本語教育や文化交流が、人と人だけでなく、日本とインドの社会や経済を結ぶ役割も担っていることを実感しました。
また、国際交流基金の職員の方々をはじめ、日本語パートナーズや企業関係者、大学教員など、さまざまな立場で日本とインドをつないでいる方々のお話を伺う機会にも恵まれました。その中で特に印象的だったのは、「人とのつながり」を何よりも大切にする姿勢です。日本では当たり前のように進むことが、インドでは予定通りにいかない場面も少なくありませんでした。しかし、そのような環境だからこそ、人との信頼関係が物事を前に進める大きな力になっていることを実感し、異なる文化の中で活動する上では、語学力だけでなく、相手を理解し、関係を築く力が重要なのだと学びました。
また、ジャワハルラール・ネルー大学で同世代の学生と一緒にタージ・マハルを見に日帰り旅行をしたり、帰国後も連絡を取り合うほど仲良くなれたことは、今回のプログラムの中でも特に嬉しかった思い出の一つです。
日常生活の中では、多様なインドの姿を目にしました。お金を払えば日本と変わらない快適な生活ができるエリアがある一方で、少し離れた街中では、車の窓を叩いて物を売る子どもや、厳しい生活環境に置かれている人々の姿も見られました。学校訪問では、非常に高い学習意欲を持ちながらも、金銭的な理由で進学が難しいと話す生徒にも出会い、自分と同年代の若者が置かれている状況の違いを身近に感じました。また、ホテルでは清潔な水道水が使用できなかったり、移動中には客引きや値段交渉に戸惑う場面もあり、日本では経験しないような緊張感の中で行動する難しさも感じました。一方で、電車で出会った現地の方が食べ物を分けてくださったり、親切に道を教えてくださったりするなど、人の温かさに触れる機会も数多くありました。このように、私が目にしたインドは非常に多様であり、貧富の差も大きい国でした。さらに、宗教や言語、価値観の違いを受け入れながら暮らす人々の姿に触れ、「インド」という一つの言葉でこの国を語ることはできないと強く感じました。
今回のプログラムを通して、一つの国を先入観や断片的な情報だけで判断してはいけないということを学びました。短期間の旅行とは異なり、実際に現地で生活し、人と関わったからこそ見えてきた景色があり、自分の世界の見方も大きく変わりました。この経験を通して得た多角的に物事を捉える視点を大切にしながら、今後も異なる文化や価値観に積極的に触れ、学び続けていきたいと考えています。
そして現地では、林先生や岡部先生、国際交流基金の職員の方々をはじめ、本当に多くの方々に支えていただきました。人生で最も濃密な3週間を無事に過ごすことができたことに、心より感謝しています。
国際人間科学部グローバル文化学科3年
言語文化研修・台湾
2月26日〜3月13日(後期)
台湾GCPはたった2週間のプログラムで、また、台湾は日本と似た文化を有しながらも、GCPを通して多くの違いを体感でき、私自身初海外だったこともあってか沢山の学びが得られた。まずは言語の違いである。こちらは中国語を話せないため、英語でコミュニケーションを求められ、それにより非常に苦々しい思いもしたが、同時に英語がどれほど重要かも身に染みた。そして台湾の環境の良さも実感した。台湾は日本と比して大学の環境が良く、教育熱の高さを思い知らされた。台湾の人々との交流はどれも新たな示唆を与えてくれるもので、日本に閉じこもっているようではいけないとしみじみ感じた。無論、本GCPでは台湾のいろんな場所に観光しに行けるという良さもあるだろう。ともかく、台湾留学への興味の有無に関わらず、留学へのモチベーションの向上、自身の価値観の深まりが見込まれるので、私は台湾GCPへの参加をお勧めしたい。
法学部法律学科2年
国際交流基金・インターンシップ・ハンガリー
2月11日〜3月7日(後期)
私は、ハンガリーの「国際交流基金ブダペスト日本文化センター」で約2週間のインターンシップに参加しました。主な業務として、文化イベントの運営補助や広報資料作成、日本語講座の補助などに携わりました。特に中東欧日本語教育研究会やミシュコルツ大学での日本文化紹介イベントでは、日本語教育や文化発信の現場を間近で経験し、国際交流基金の役割や活動内容について理解を深めることができました。
また、ハンガリーでの生活を通して、現地の文化や人々についても多くのことを学びました。ハンガリーの人々は勤勉で真面目な方が多く、日本文化に対して高い関心を持っていることが印象的でした。イベントや講演会では、参加者が熱心に話を聞く姿が見られ、日本文化を海外へ発信することの重要性を改めて実感しました。
今回のインターンシップを通して、国際交流基金の事業内容への理解を深めるとともに、ハンガリーという国への理解も深めることができました。また、国際交流への関心がさらに高まりました。今後は日本にある他国の文化機関なども訪れながら、より広い視野で国際交流について学び、自身の成長につなげていきたいと考えています。
理学部物理学科4年(参加時)
エコロジー・言語文化研修・オーストラリア
2月23日〜3月13日(後期)
・留学の動機
(経済学部2年)
私がこのGCPの研修に参加した理由はただ一つ。
とりあえず、海外に行ってみたかったから。それにせっかくなら自分の英語がどれだけ海外で通じるのかを試してみたかったため、英語圏のオーストラリアを研修の地に選びました。
(システム情報学部2年)
僕が今回オーストラリアGCPを選んだ理由は、自分の英語力を実際に海外で試してみたかったからです。もともと漠然と留学に行ってみたいという思いはありましたが、「治安が良いところがいい」「初めての留学なので長期留学は少し不安」など、留学に行かせてもらえる立場でありながら、いろいろと条件を考えてしまっていました(笑)。そんな中で、オーストラリアGCPは期間もちょうどよく、現地の治安も良かったため、自分にとって最適なプログラムだと感じました。参考までに、留学当時の僕の英語力は英検準一級取得程度です。
・現地での体験
(経済学部2年)
実際に行ってみると、日本とは明らかに空気が違うなと感じました。日本に比べて、街ゆく人が楽しそうで、話をしてみると皆優しかったのです。また、知らない人とすれ違う際に大半の人が挨拶をしてくれて、日本との文化の差を強く感じました。ホームステイ先ではホストファミリーと共に過ごす中で日常生活のことから政治的なことまで様々な価値観が自分とは異なるんだと実感することができました。また、研修のプログラムでは現地の自然や環境について学ぶ機会がたくさんあり、見たことのない動物や植物と触れ合う貴重な機会となりました。さらに、研修中の多くの時間、一緒に研修に参加している人たちと過ごすので、現地で日本人がいなくて寂しいという風にならずに楽しく過ごせました。
(システム情報学部2年)
前述の通り、現地の雰囲気は確かに日本とは異なるものでした。ですが、僕が特に感じたのは「コミュニケーションの本質は日本と変わらない」ということです。
留学する前は外国語圏の方々との会話に高いハードルを感じていました。「自分の英語が伝わらないんじゃないか」という不安があったからです。そんな僕ですが、現地では休日に一緒にカフェに行ってくれるような友達もでき、ホストファミリーとも仲良くできました。その秘訣は何か、「話そうとする姿勢」だと僕は思います。
僕はネイティブレベルで会話できるほど十分な英語力はありません。ですので、現地では「アウェイな環境でも積極的に飛び込む」という目標を作り、その目標の下、実際に現地で関わる方々には拙い英語でも積極的に話しかけるようにしました。休日はテニスクラブに参加したり、友達とビーチに行った際に現地の方々がやっていたビーチバレーに入れてもらったりしながらコミュニケーション能力を磨きました。自分から動いて能動的にコミュニケーションの機会を作っていく、これは日本でも同じことです。コミュニケーションの本質とは、「一生懸命話そうとする姿勢」なのです。
結論として、これから留学に行く皆さんにはぜひ尻込みせず積極的に挑戦する姿勢で取り組んでほしいと考えています。3週間という短い期間の留学でしたが、この習慣が僕自身の経験を実りあるものにしてくれました。
・この経験を通して得たこと
(経済学部2年)
今回の研修を通して、私は日本を飛び出して、海外に行き、そこで多様な人々と彼らが持つ文化に触れることの楽しさを知ることができました。しかし、海外に行くとそれだけで価値観が変わり、人間性が豊かになるというわけではありません。そこで何をするかどんなことを経験するかが大事なのだと感じました。そのため、これからも海外旅行などを通じて、積極的に様々な文化に触れていきたいと感じました。
(システム情報学部2年)
僕がこの研修を通して得られたものは「自信」です。
決して自分の思い上がりを報告したいわけではありません(笑)。僕が言う「自信」というのは海外でも実際に自分の英語が通用するんだ、という「英語力」に対する自信や、海外でも一人で行動して、新しい発見や体験を自分から発掘できるという「行動力」に対する自信など、様々な意味が含まれています。
この自信から、僕は今「海外大学院への進学」という新たな選択肢を視野に入れることができました。今はそれに向けて更なるIELTSなどの新たな英語試験に向けて勉強を進めています。大学の勉強を頑張るモチベーションにもなりました。
今回の留学は、今でも時々「あの時の体験をもう一度味わいたい」と思うほど本当に楽しく、貴重な経験でした。この感動をぜひ皆さんにも体験してほしいと思います。
経済学部経済学科2年
システム情報学部システム情報学科2年
理学グローバルチャレンジプログラムKAPIコース・インターンシップ・タイ
3月1日〜8日(後期)
私は今回、GCPのKAPIコースに参加させて頂き、その中で数多くの学びを得ることができました。この体験記で、その一部をお伝えできればと思います。
① きっかけ
今回の留学を決めたきっかけは、GCP説明会に参加したことでした。当時はまだなんとなく海外にチャレンジしたいとして考えておらず、行きたい国も決めていませんでした。また、自分は初めての留学で長期間の留学には不安がありました。そんな中でGCP説明会に参加し、様々なコースの詳細を聞いているときに、KAPIコースに出会いました。KAPIコースは、8日間という自分にとって最適な長さであり、総勢4、5人というメンバー同士で仲を深めやすい人数でした。加えて、元々自身が東南アジアに興味があったため、参加を決意しました。
② タイでの生活
タイでの生活は自分にとって新鮮で、目新しいものばかりであり、毎日が新しい発見の連続でした。その中で特に印象深いものを三つ話します。一つ目は、気候の違いです。3月時点での平均気温は日本が10度前後だったのに対し、タイは38度ととても高く、湿度も高いため、空港をでた瞬間はまるで熱蒸気を浴びているかのように暑かったです。また、外出することが多い日程であったため、ホテルにもどったらへとへとになって動けなかったのを覚えています。もしタイに行かれることがあったら、防暑対策を念入りにすることをお勧めします。二つ目は、タイ全体の雰囲気です。「タイは急速に発展している」と教科書的に聞いたことはあるのですが、実際は想像を遥かに上回っていました。文化学修の時間に、サイアムという商業都市に行ったのですが、その規模は段違いであり、ショッピングモールなどの商業施設は、神戸のそれの何倍もの大きさでした。また、電車に若者が多く、優先座席が少ないのも特徴的でした。それだけ高齢者が少なく、出生率が高いことがみてとれました。三つめは、タイでの食事です。タイの食事はお米を主食としていることもあり、食べやすいものも多かったです。中でも、ホットサンドは特に美味しくて、滞在期間中何度も食べてしまうほどのお気に入りでした。しかし、トムヤムクンなど味付けが極端に辛いものが多かったり、飲み物がほとんど甘すぎるものが多かったりなど、濃い味付けが苦手な私にとっては中々厳しいものもあり、食文化の違いを痛感しました。
③ 学んだこと
ここでは、タイで学んだことを三つに分けて話します。
一つ目は、タイの農業技術です。今回の留学では、カセサート大学やチュラロンコン大学など、タイの様々な学術機関を訪問したのですが、その技術力の高さ、設備の充実度合いはどれをとっても高水準で、学ぶところが大いにありました。その中で特に感心したのが、近赤外分光方法(NIRとよばれる)による、果実や野菜の非破壊検査でした。果実を販売するとき、中身がもし腐っていたりすれば当然それを避けなければいけません。しかし、従来の方法では、中身を確認するためには果実を切断しなければならず、それではその果実は市場商品としての価値を大きく損なってしまいます。そこで、今回学んだNIRという技術は、近赤外線を対象物に照射し、反射した光線から内容物を分析するという画期的な方法であり、これを用いることで容易に内容物を知ることができます。他にも、植物からエキスを抽出し香料を生成するプラント工場や、栽培作物の苗を培養する機関など、数多くの研究内容を学ぶことができました。二つ目は、行動力の重要性です。大学訪問の日程の中で、世界でNIR技術のトップシェアを誇る企業のCEOの方がNIRについて講演してくださるという時間がありました。彼は話を終えた後、質問がある人は個別に来てくれと仰いました。大柄で少し近寄りがたい雰囲気もありましたが、元々X線分析と近赤外分析の違いについて聞きたかったというのもあり、またそれ以上に世界で活躍する方と英語で話す貴重な勇気を活かしたいという思いが強かったため、勇気を出して質問しに行きました。すると、彼は私の話を物腰柔らかに聞いて下さり、疑問点に分かりやすく答えてくださいました。また、私が日本での生活など講演に関係のないことを訪ねた際も、気さくに話してくださり、とても楽しかったのを覚えています。何より、自発的に質問しに行けただけではなく、雑談を通して言語の違う彼と旅行先やアニメなど共通の話題で盛り上がり、心を通わせられたことがこの上なく嬉しく、自身の成長を実感することができました。勇気をもって行動することの重要性を教えてくれるだけでなく、今後の自分が英会話のスキルを向上させるにあたって自信をあたえてくれるこれ以上ない契機となりました。
④ 総括
KAPIコースでの留学を通して、私はこの体験記には書ききれないほど多くのことを経験し、様々な面で成長することができました。現地の学生さんや、一緒に学んだ仲間たち、先生方には心の底から感謝しています。これからも、何事にも動じずに挑戦を続けていきたいと思っています。
農学部食料環境システム学科3年
国立台湾大学・フィールドワーク・オンライン
9月26日〜2月22日(後期)
私は環境問題について学ぶ中なかで、地球規模の課題に取り組むためには、国や専門分野を超えた協働が不可欠であると感じてきました。一方で、異なる背景を持つ人々と一つの目標に向かって活動することは決して簡単ではありません。そうした難しさも含めて経験したいと思い、国立台湾大学の学生と約半年にわたり協働する本プログラムに参加しました。
本プログラムでは、台湾の学生とチームを組み、定期的に英語でオンラインディスカッションを重ねながら、最終的に1本のビデオを制作します。言語交換だけではなく、炭素税や風力発電など、様々なトピックについて意見を交わした上で、私たちのチームは太陽光パネルのリサイクルを最終課題(プレゼンビデオ)のテーマに設定しました。太陽光発電は再生可能エネルギーとして注目されていますが、将来的に大量の使用済みパネルが発生することも課題です。その問題をわかりやすく伝えるため、対象を子どもに設定し、太陽光パネルを主人公にした紙芝居形式のビデオを制作しました。制作の過程では、たんに英語で話すこと以上に、相手の専門や関心、考え方を踏まえながら、チームとして一つの形にまとめていくことの難しさを実感しました。話し合いでは、自分では当然だと思っていた説明が相手には伝わりにくかったり、逆に台湾の学生の発想から新しい表現方法に気づかされたりする場面が何度もありました。英語力だけでなく、相手に合わせて言い換える力や、意見を整理して共有する力の大切さを学びました。
本プログラムの締めくくりとして行われたオンラインフォーラムでは、普段のチーム活動では関わる機会が少なかった学生とも交流しました。ビデオ制作のように一つの成果物を作る場とは異なり、より自由な雰囲気の中で、日本や台湾の学生とそれぞれの生活や関心について話すことができました。チームを超えて交流できたことで、本プログラムが国際交流の場としても大きな意味を持つことを感じました。
最後に、2025年度からの試みとして、本学で学生向けの国際シンポジウムが開催されました。日本の高校生、台湾のインターナショナルスクールの高校生、本学と国立台湾大学の学部生・大学院生による多様な研究発表に触れることができました。特に印象に残っているのは高校生の研究発表です。私自身、国も文化も専門も異なる人々に、限られた時間で「伝える」ことの難しさを感じてましたが、発表者の中にはポスターだけでなくサンプルを提示しながら説明する人もいました。研究内容だけでなく、「どうすれば相手に届くのか」を考え抜く姿勢に、大きな刺激を受けました。
シンポ後に日台混合メンバーで行った大阪観光では、台湾の学生に大阪の街や文化を紹介しました。普段何気なく歩いている場所も、海外の学生に説明しようとすると、「なぜそうなのか」「何が面白いのか」を改めて考える必要があります。大阪は多くの台湾の学生がすでに訪れたことのある都市であるからこそ、新規性や独自性を持たせるのが難題でした。大阪で育ちながら大阪を観光した経験が少ない私にとって、プラン提案はなかなか骨の折れるものでした。しかし、たんなる大阪観光ではなく「私たちとだからできる観光」を目指して調べを進める中で、自分にとって身近な地域や文化を新しい視点から見つめ直すことができました。
本プログラムを通じて、私は英語で交流する力だけでなく、異なる背景を持つ相手と協力しながら物事を進める力、そして専門の異なる人にわかりやすく伝える力の重要性を学びました。国際交流に不安があっても、半年かけて少しずつ関係を築きながら挑戦できるプログラムです。自分の裁量が大きいからこそ、主体的に関わるほど多くの学びを得られる機会でもあります。海外の学生と協働してみたい人、自分の専門や関心を広げたい人にとって、貴重な一歩になると思います。
人間発達環境学研究科2年
日本語教育・インターンシップ・ポーランド
2月17日〜3月25日(後期)
My Game Changer in Poland
私は、2026年2月17日から3月23日までポーランドのトルンにある、ニコラウス・コペルニクス大学(NCU)にて、日本語教育のインターンシップに参加しました。
ポーランドは、日本人にはあまり馴染みのない国かもしれません。「ポーランドといえば何?」この質問に対して、「ショパン…?アウシュビッツ?」しか答えられなかった私は、事前学習や現地での生活を通して、その歴史や文化、人々の暮らしについて多くを学ぶことができました。
ポーランドは、第二次世界大戦の開戦地として知られており、実際、各地に戦争の傷跡、ユダヤ人迫害の歴史に関する博物館があります。公用語はポーランド語。食事はスープやパン、ジャガイモやザワークラウト(キャベツの塩漬け)などがよく食べられています。
大学のあるトルンは、ワルシャワから電車で2時間半ほど離れた小さな町です。ニコラウス・コペルニクスの故郷、そしてピエルニク(ジンジャーブレッドクッキー)の発祥地です。大学周辺には世界遺産に登録されている旧市街もあります。
インターンシップでは、日本学科1~3年生と修士1年生、文化学科3年生の授業に参加し、日本の紹介や学生の会話の練習、3年生の日本語スピーチコンテストの審査員を務めました。学生たちは、アニメや小説をきっかけに日本に関心を持ち、文化や歴史・地理などについても体系的に学んでいます。ポーランドの学士課程は3年間であるため、学生たちは短期間で日本に関する多くのことを学ぶ必要があります。学生にとって大変ハードな学科の一つのようです。4学年の学生たちとの交流を通じて、滞在3週目には大学構内や近くのスーパーでさえも、「こんにちは!」とあいさつを交わすほど、多くの学生と仲良くなることができました。放課後には、カフェで文化の違いに関する話題で盛り上がったりと、授業の外でも充実した時間を過ごしました。
初めて日本語を教えるという立場に立ったことで、普段何気に使っていた言葉のニュアンスを見直すきっかけにもなり、世界の言語における日本語とはどういうものかを考えさせられました。
私が刺激を受けたのは日本語に関することだけではありません。学外で英語を使って生活し、日本学科以外の学生とも交流する中で気づいたことがありました。
ポーランドでは、ウクライナやベラルーシから移住してきた学生や、EU圏内の他国からの留学生がいることもあり、言語を学ぶことへのハードルが低いのです。ウクライナやベラルーシから来た学生は、母国語に加えてポーランド語、英語を流暢に話します。さらに、日本学科の中で「次は中国語を勉強するんだ」と話す学生も多く見られました。また、トルコ・イタリア・アゼルバイジャンからきた学生との交流から、ポーランドだけでなく他の国の背景や、考え方の違いを知ることができました。その中で、私は英語を一つの教科として捉えていた自分の感覚がいかに狭いかを痛感しました。英語は、話すこと自体が目的ではなく、世界の情勢を知り、考え、意見を持つことができて初めて英語を話す意義が生まれるのだ、と気づいたのです。
日本では、日常生活の中で戦争や国際情勢を身近に感じる機会は多くありません。また、第二言語を学ばなければ生活するのが難しい環境でもありません。しかし、その平和な環境の外を少し意識的に覗いてみるだけで、新しい視点が得られ、それをもとに自分がまだ成長できるかもしれないという「伸びしろ」を見つけることができるのです。
5週間のポーランドの滞在で得たものは、「日本語教育インターンシップ」というタイトルからは計り知れない「可能性」でした。私の価値観に大きく影響を与えた今回の体験は、まさに私にとっての「Game Changer」でした。
今後は、自分の考えを自分らしい表現で伝えられる英語力、日本について海外の人に説明できる力、そして日本の外に視野を広げ、積極的に新しい考えを取り入れる習慣を身につけたいと思います。次に海外で学ぶ機会を得たときには、今回の刺激を糧に、さらに成長した自分として挑戦したいです。
~プログラムへの参加を迷っている学生へ~
海外に長期間滞在するということは、学生の間だからこそ挑戦しやすい貴重な機会です。長期滞在では、見えてくるものが旅行とは大きく異なります。人々の会話の仕方、雰囲気、生活感。そういったものは、現地で生活してこそわかるものです。プログラムの内容はもちろん重要ですが、日本を出発してから帰るまでのすべての経験がきっと今後の糧になるはずです。ぜひ、挑戦してみてください!
最後に、今回のプログラムを安全に終えることができるよう支えてくださった神戸大学の先生方、NCUの先生方、学生の方々、一緒に参加した2人に心より感謝申し上げます。
医学部医学科4年
SDGsフィールドワーク(EU・ユネスコ・OECD)・フィールドワーク・ベルギー・フランス
2月25日〜3月15日(後期)
私は2/24-3/15の約3週間、フランス・パリとベルギー・ブリュッセルに留学しました。
事前研修で数回しか会ったことのない人と3週間の共同生活、人生初めてのヨーロッパ、初めての1人でのフライトなど、出発直前は自分でも信じられないほどドキドキしていました。それでも、3週間でメンバーとは信じられないほど仲良くなり、3週間は本当に充実し、今でもあの時に戻りたいと思うほど素敵な留学となりました。
事前学習では、各々が興味のあるSDGsゴールを1つ選び、それに関する10分程度の発表の準備を行いました。発表は英語で行います。フランスではフランス語、ベルギーではオランダ語が主流のため、各言語での自己紹介・日常会話等も事前研修で教えていただきました。
現地ではパリ・シテ大学、INALCO(フランス国立東洋言語文化学院)、ブリュッセル自由大学、ルーヴェン大学に訪れて現地の学生さんと一緒に街歩きをしたり、ユネスコ、EU、OECDなどの国際機関を訪問し、現地で働く日本人の皆さんと交流したりしました。どの大学の学生さんも日本に興味を持っている方が多く、来年日本に留学する予定がある方もいて、今でも継続的に連絡を取っています。
学習だけでなく、ルーブル美術館やヴェルサイユ宮殿などを楽しめる観光・フィールドワークの時間も豊富に取られていて、グルメや芸術も余すことなく楽しめました。カフェで知り合った、自転車で失恋傷心旅をしているフランス人のおじさんは今も元気にしているでしょうか。特にベルギーのワッフル・フライドポテトが本当においしくて滞在中に何度も食べに行き、2キロ増量して帰ることになりました。
また、留学にはトラブルがつきものです。乗り継ぎ情報が直前まで明らかにならず焦っていた時、隣にいたスペイン人のカップルと助け合ったり、現地のエアビーの鍵が開かず困っていた時、道にいたパリジェンヌに代わりに電話をしてもらったり。シャワーで冷水しか出なくなって、絶叫するルームメイトもいました。他にも飛行機で知り合った日本人とは、今もSNSで繋がっています。(運の良いことに、スリ被害に遭った子は1人もいませんでした。)
ヨーロッパ、そして世界の中心である国際機関をこの目で見られただけでなく、世界最高峰の美しい芸術に囲まれた日々を送ることができ、世界中の人のあたたかみを感じる留学となりました。
文学部人文学科2年
理学UPLBコース・言語文化研修・フィリピン
2月21日〜3月14日(後期)
私がこの留学に参加した理由は、もちろん英語力を伸ばしたいという気持ちもありましたが、それ以上に、海外に行くことで新しい価値観に触れたいと思ったからです。これまでの自分は、どうしても限られた環境の中で物事を考えがちで、自分の視野が少し狭くなっていると感じていました。だからこそ、日本とは異なる文化や背景を持つ人たちと交流することで、自分の考え方の幅を広げたいと思いました。
また、中高6年間で予定されていた海外研修がコロナの影響で全て中止になり、一度も海外に行けなかったことも、このプログラムに参加しようと思った大きなきっかけです。
申し込んだ当初は楽しみな気持ちもありましたが、留学の日が近づくにつれて不安の方が大きくなっていきました。事前学修会では周りとの温度差を感じてしまったり、これまで中高と男子校だったこともあって女子が多い環境にうまくなじめなかったりして、「本当に行って大丈夫かな」と後悔することもありました。
実際、あとから友達に言われたのですが、事前学修会や空港、最初の1週間はあまり周りと話せていなかったので、「背が高くて全然話さない人」という印象で、少し怖かったそうです。
フィリピンに着いてから最初の3日間ほどは、周りともほとんど話せず、自分の英語にも自信が持てなくて、「これから3週間もここで過ごすのか」と思い、正直すぐにでも帰りたいと感じていました。
ですが、少しずつ周りと打ち解けていき、フィリピンの学生と交流する機会が増えていく中で、その気持ちは自然と消えていきました。気づけば毎日が楽しくて、最後には「帰りたくない」と思えるほどになっていました。
ここからは、このプログラムの魅力を3つ紹介したいと思います。
1つ目は、最高の友達に出会えることです。
このプログラムに参加している人は、みんな「留学したい」という同じ気持ちを持って集まっているので、価値観や志向が似ていて、とても打ち解けやすいです。その分、短い期間でも本当に仲良くなることができます。授業の後には、日本ではなかなか見られないような満天の星空の下で、涼しい風にあたりながら恋バナや何気ない話をしたり、部屋で映画を見たりと、何気ない時間もすごく印象に残っています。また、授業では毎回違うメンバーでグループワークを行うので、自然と全員と関わることができるのも魅力の一つです。
さらに、平日の授業後にはUPLBの学生と交流する「GI(Guided Instruction)」の時間があり、現地の学生と直接話すことができます。フィリピンの学生は本当に明るくてフレンドリーで、どんなことでも前向きに褒めてくれるので、すぐに打ち解けることができます。最後のGIでは、お互いに涙を流しなかなか分かれることができず、それだけ濃い時間を過ごせたと実感しました。
実際にプログラムが終わった後も、一緒に参加した仲間とご飯に行ったり、フィリピンの学生とSNSでやり取りを続けたりと、関係は今でも続いています。
特に理学部の人にとっては、普段の大学生活ではなかなか関わる機会のない農学部の人や海外の学生とつながれる貴重な機会だと思うので、ぜひ参加してほしいです。
2つ目は、新しい価値観に触れられることです。
この3週間の留学では、空港から大学までの道中で見かけたスラム街や物乞いをする子供たち、決して万全とは言えないトイレやシャワー、整備が行き届いていない道路など、日本にいれば到底経験することのできない環境の中で生活しました。
そのような環境に身を置いたことで、いかに自分が恵まれた環境で生活しているのかを実感すると同時に、これまでどこか自分に甘えて過ごしてきた部分にも気づかされました。
また、GI(Guided Instruction)や日常の時間を通してUPLBの学生と交流する中で、彼らの学びに対する姿勢にも大きな刺激を受けました。
彼らは皆、自分の専門分野に強い誇りを持っており、講義中も積極的に手を挙げて質問をするのが当たり前だと話していました。その主体的に学ぶ姿勢や貪欲さに触れ、自分自身の学習に対する向き合い方を見直すきっかけとなりました。
このように、日本とは異なる環境や価値観に直接触れることで、自分の中の「当たり前」が大きく揺さぶられ、物事をより広い視点で捉えられるようになったと感じています。
3つ目は、失敗を恐れず挑戦できる環境です。
私はこの留学を通して、以前より人前で自信を持って話せるようになりました。
留学前の私は、人前に立つと緊張で表情が強ばり、自分の考えをうまく相手に伝えることができませんでした。
しかし、この留学では毎日のように全員の前で発表したり、自分の意見を述べたりする機会があり、そのような環境の中で挑戦を重ねるうちに、少しずつ自信を持って話せるようになっていきました。
特に大きな転機となったのは、2週目に「間違えてもいいから、とにかく発言しよう」と自分の中で決めたことです。それ以降は積極的に手を挙げるようになり、授業やGIでも自分から発言する機会が増えていきました。その結果、英語力だけでなく、「伝えようとする力」そのものが大きく伸びたと感じています。
また、発音の授業では、英語と日本語は全く異なる言語であり、口の動かし方も大きく違うことを学びました。そこで私は、失敗を恐れず恥ずかしさを捨てて、講師の口の動きを大げさなくらい意識して真似するようにしました。その結果、発音を褒めていただく機会も増え、楽しみながら学ぶことができました。
自分がうまく発音できない単語も、納得できるまで何度も繰り返し練習し、先生や現地の学生に「言えているよ」と認めてもらえたときの喜びは、今でも強く印象に残っています。
日本では周りの目を気にしてしまい、思い切って発音することにためらいを感じることもありますが、フィリピンではむしろその積極的な姿勢が評価される環境でした。この違いも、自分にとって大きな気づきとなりました。
そして、出発前日のクロージングセレモニーでのプレゼンテーションでは、留学前の自分では想像もできなかったようなアドリブで場を盛り上げることができ、自分自身の成長を強く実感しました。
この経験を通して、「完璧でなくてもまずは挑戦すること」の大切さを学び、自信を持って自分の考えを発信できるようになったと感じています。
最後に、私から新1・2回生や、理学部への進学を考えている高校生に伝えたいことがあります。
それは、「とにかく後悔はしないから、ぜひ参加してほしい」ということです。
このプログラムには、今回紹介しきれなかった魅力がまだまだたくさんあります。それほどまでに、濃くて価値のある3週間でした。
実際、私自身も申し込んだ当初は不安の方が大きく、「本当に行って大丈夫かな」と後悔したこともありました。ですが、すべてを終えた今、この3週間は決して誇張ではなく、これまでの人生の中で一番楽しく、そして最高の経験だったと胸を張って言えます。
もし少しでも迷っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
その一歩が、きっとこれからの自分を大きく変えるきっかけになるはずです。
理学部惑星学科2年
UPLB農学英語コース・言語文化研修・フィリピン
2月21日〜3月14日(後期)
アスファルト舗装をふやかして
人が苦手になる理由はいろいろあると思いますが、私の場合、それは自分の過剰防衛的な性格にあったのだと思います。圧迫されるような空気感の部屋の中で、5、6人くらいの相手と、ビジネスであれカジュアルであれ、会話をするとき、何を話したらいいかわからなくなるのは、「自分から話し出すなんて差し出がましいかも」と時折思うからでした。そんな自分を守るために、「自分は独特の言語センスを持っているだけなんだ」と思い込ませようとしたこともありました。確かに自分の使う言葉に誇りは持ちたいとは思うけれど、コミュニケーションが苦手なのは結局変わりません。燻るような毎日を過ごしていました。
そんな時にこのフィリピンでの3週間の研修の案内を受けて、強く興味を惹かれました。「フィリピン人はおしゃべりで、打ち解けやすい」という情報を見てここだ、と思いました。この研修なら、たくさん人と深く話せる機会があって、そこでコミュニケーション能力を磨けるはずだ!(そこに言語は関係ありません。)そう思って、大変悩みましたが最終的に参加を決めました。
研修が終わってから自分を振り返ってみると、自分はまだ苔もむさない小さな石っころみたいな存在だったんだなと思い知らされました。さあ、どういうことでしょう?
フィリピンに来て——ここはぜひとも、自分の身体で感じてほしいのですが——、私がまず第一に感じたのは、「明るい」ということでした。今思い返せば、この活力を浴びることができる、というだけでも来る価値が十分にあったと感じています。これはフィリピンが熱帯にあるため物理的に明るい、という意味もあるのですが、それよりも訪れた街の陽気さ、活発さなどをならべて明るいという言葉で形容しています。なぜここまで明るさを感じたのでしょう?これは、自分の考えですが、フィリピン(人)はいい意味で自由で、臨機応変さを受け入れる土壌と素養が涵養されているのだと思います。詳しく語ることは初見の感動を損なってしまうため控えますが、中でもところどころ割れている道路の上で、車と人と野犬がミックスジュースのようにドロドロ、ゾロゾロと間を縫ってはうまく移動していく光景などは圧巻です。
フィリピン人の活発さ、行動力も、まず日本ではありえないと感じました。平日でも夜ではナイトマーケットやお祭りが開かれることがあったし、何か集まりごとがあれば遠慮なく盛り上げます。日本では上下関係や集団内の自分の立ち位置などを気にすることもあり、集まりごとも何かと考えて行動しなければならないことも多かったので、老若男女問わず近い距離間で騒ぎ楽しむことのできる空間は新鮮でした。しかし、学生は勤勉で謙虚な姿勢で学習に取り組んでいます。私は現地の学生との会話の中で、その教養と大人さ、そしてどこか達観した豊かな人生観に胸を打たれました。自分もこのように、深みのある学生でありたいと憧れました。
ここまで、フィリピンの様子、フィリピン人とのやりとりから学べたことをたくさん書かせてもらいました。しかし実は——ここからが、他の海外留学のプログラムと大きく異なるところだと考えているのですが——、同じく日本から飛び出してきた他の神戸大学生とも、多くのことを学ばせてもらったのです。
ここには、強い目的意識と自分を変えようという意志をもって留学に臨んできた仲間が29人います。自らの選択で、留学という金銭的にも、時間的にも、体力的にも負担のある道を選んだ人たちです。私は彼らとの3週間のやり取りの中で、幸いなことに、自分のちっぽけさに気づくことができました。フィリピンのあたたかな雰囲気と、現地の方の痛み入るほどの親切さに加えて、何気なく、普通のことのように声をかけ自分を知ろうと努力してくれる仲間がいることのありがたさに気づけたことは、これまでの人生の中で、何事にも代えがたい経験の一つでした。日本に戻ってから、私は自分が割れた道路の石っころみたいにちっぽけだったということを体感しました。自分を守るばかりだった自分を変えなければならないと感じました。同時に、日本ではかなり多くの人が分厚い心の壁を設けているということを実感しました。私は——当然、日本の人のみんながそうだというつもりはないですが——、多くの人が実際は、相手に理解されたいし、相手を理解したいと思っているはずだと、確信しています。したがって私はフィリピンで得たコミュニケーションと思いやりの方法を実践して、ここ日本でも、できる限り多くの人を理解していきたいと思っています。それは、一見するとすごくきれいに舗装されている道路のアスファルトを、少しずつふやかしていくようなものなのかもしれません。アスファルトは水ではふやかせないし、大変ではあるけれど、粘り強くその舗装をふやかす方法を考えて実践してみれば、フィリピンの道路みたいにところどころ割れた、案外素直で自然な性分を知り、理解できるかもしれない。それは人間関係において、一番尊いことなのではないかと、私は考えています。
農学部資源生命科学科2年
理学グローバルチャレンジプログラムNanyang/Sciコース・フィールドワーク・シンガポール
8月7日〜31日(前期)
シンガポール留学記
私は夏休み期間中にシンガポールの南洋理工大学に留学しました。
シンガポールという国をご存じでしょうか?地図帳を開いてみるとマレー半島のすぐ南に位置する島国で熱帯地方に属しています。しかし実際に滞在してみると日本よりも体感温度が低く感じる日が多く、日本の湿度がいかに熱中症に貢献しているかを体感できます。
シンガポールは今も昔も多くの人が移住する地域であり公用語が4つ指定されています。
そのため多くの方がバイリンガル、トリリンガルで、特に大学内ではその割合が市内に比べ高いように感じました。もちろん単一の言語しか用いないコミュニティーも存在しますが、ボディーランゲージや簡単な英語で対応してくれるなどとても外国人にも友好的なお国柄でした。
私が参加したコースは英語で大学の授業を受けるといったもので、わかりやすくすると神戸大学での学生生活を一か月延長したようなものです。とはいえ関西から関東ですら文化に大きな違いがあるのですから、国を跨いで大学に通うと当然多くの違いに遭遇します。例えばクレジットカードの機嫌です。私の留学生活は海外特有の洗礼から始まりました。ずばりクレジットカードが止められる現象です。空港から宿泊先までタクシーを利用した際、意気揚々とVISAカードをタッチした瞬間、「ピー!」という警告音とともに決済が拒否され財布の中にあった現金のうち1/4が蒸発したため、留学は始まったばかりなのに財布の中は帰国間際の状態でした。
さて、もちろん違いに遭遇したのはタクシーだけではありません。大学でもまた多くの発見がありました。特に印象的だったのはNTUの授業スタイルで「TUT(Tutorial)」と呼ばれる時間の存在です。これは講義とは別に設けられた時間で、教授が提示する問いに対して、学生同士がグループで議論を重ね、答えや仮説を導き出すという形式のものです。また司会や書記といった役割分担はなく、グループ内で質問に対して事前資料や教科書をもとに各自が自由に意見を述べ、疑問や反論があればその場で突き詰めていくというまるで知的な格闘技のようにお互いに殴り合い高め合う雰囲気がありました。例えば、私が参加したPhysiologyの授業では、「なぜ肌には色があるのか」「人々の肌の色はなぜ異なるのか」といった比較的簡単な問いから始まり、「肌色に自然選択が関与しているかどうか」といった日本語でも難しい答えの定まっていない難解な問いへと発展していきました。初めの簡単な問題は知らない専門用語を言い換えるなどして積極的に自分の意見や相手の疑問点に対し回答できましたが、「人間の肌色に自然選択が関与しているかどうか」という難問が投げ込まれると、論理的に自分の意見を説明できず、メンバーに「there may be a language barrier between us」要するにあなたの「英語は何を言ってるかわからない」といわれてしまいました。このことは今でも衝撃的であったとともに将来的にPhDを目指すのであれば、日本語で学問を勉強するだけでなく、英語力に加え彼らに匹敵する論理的思考力持つ必要があると痛感しました。
シンガポールでの25日間は、異文化理解につながっただけではなく自分自身が過信していた点や欠点を明らかにしたとともに講義の内容をもとに答えが定かでない問いを論理的に考える練習が必要であることを実感させました。たとえ意図が伝わらなくても、専門用語を言い換えるなどして、自分の語彙力を最大限いかしどうにか自分の意図を伝えてやろう!と前向きであれたことが滞在中の一番の思い出です。
農学部⽣命機能科学科2年
UNL英語コース・
9月12日〜27日(前期)
今回のUNL研修で唯一、他学部生として、参加しました。「ネブラスカ」という土地、「農学」という学問はこの機会がなかったら一生関わらないであろう未知の領域でしたが、私の世界を大きく広げてくれました。
専門外の講義では理解が難しい場面もありましたが、農学部の学生や先生方に支えられながら、多角的な視点から物事を捉えることができました。こうした機会を与えてくださった周囲の方々には、深く感謝しています。
また事前準備としては、アメリカに関する本に触れ、英語学習にも注力しました。TOEICは1年次より200点ほど上がりました。アメリカ人にも英語でジョークが伝わったことが一番嬉しかったです。
現在は、現地学生とのSNSでの交流のほか、現地で学ぶ日本人正規留学生の先輩に就活相談に乗っていただくなど、この研修で得た縁は研修で得た縁は今も続いています。2週間のすべての経験はここでは書ききれないほど充実していました。この経験を次のステップでも活かしていきたいです。
経済学部経済学科4年
エコロジー・フィールドワーク・オーストラリア
8月23日〜9月10日(前期)
英語圏で日常会話をしたい、大学生の間に何度か海外に行きたいが1人は不安だという思いから、GCPで20日間のオーストラリア研修に参加しました。様々な学部・年齢の人が集まり話し合いや調べ学習をしていく中で、未経験の事柄に対する冒険心のようなものが芽生えていきました。
オーストラリアでの20日間はまさに一瞬で、忘れることのできない思い出ばかりになりました。ホストファミリーはとても優しく、右も左も分からなかった私に何回も聞き取りやすい英語で話をしてくださり、ささいな会話がとても楽しかったです。大学ではオーストラリアの文化やスラング、動物や自然環境などを体験型の授業で学ぶことができ、実際にアボリジニーの踊りを見たりグレートバリアリーフでシュノーケリングをしたりしました。英語のスキルに自信がない人でも先生やStudent Ambassador が丁寧にサポートしてくださり、能動的に参加できるような授業体制でとても面白かったです。また授業終わりにはナイトマーケットや市場を回ることができ、より現地の空気を感じることができました。毎日がとても新鮮で充実しており、大学からクタクタで帰ってきたのでベッドに入ったらすぐに寝ていました。
私はこの20日間で、研修前に想定していたよりもずっとたくさんの経験・友人関係・スキルを身につけました。顔合わせで不安いっぱいだったプログラムメンバーは、今では月1でご飯を食べに行く仲になり、ホストファミリーや大学でサポートをしてくださったStudent Ambassadorとは今でも頻繁に連絡を取り合っています。もしこの文を「大学生のうちに海外に行ってみたい」と思う方が読んでいるとしたら、オーストラリア研修をぜひ考えてみてください。きっと後悔しない選択になると思います。
工学部建築学科2年
派遣先での紹介記事:https://www.cqu.edu.au/news/1241662/cairns-becomes-global-gateway-for-japanese-students
言語文化研修・韓国
8月5日〜22日(前期)
今回のプログラムでは韓国語の授業とKカルチャーの授業がありました。日本人が多く参加するプログラムでしたが、私のクラスは台湾をはじめとした日本人ではない人が多く、韓国語以外の学びも多くありました。休暇時間には各国の手遊びなどを教えてもらい、みんなで遊んで盛り上がりました。
Kカルチャーの授業はドラマ、漫画、音楽、ゲームなどについての講義を受け、AIを利用した画像生成や楽曲作成をしたり、視聴者を魅了できるコンテンツをグループで考えたりしました。ある教授がこの講義の中で言っていた「AIが発達した今、コンテンツは消費されるものから、参加してつくるものになった」という言葉を身をもって体感しました。
この二つの授業のほかにもカルチャーアクティビティーがあり、韓服(ハンボク)を着て景福宮(キョンボックン)に行ったり(写真)、K-popダンスを踊ったり、ロッテワールドに行ったりしました。
今回のプログラムでは普通に大学生生活をしていたら出会わなかった異なる環境で育った人との交流を通して、異なる文化、様々な考え方、ライフスタイルに触れ、自分自身の視野を広げることができたと共に、日本の良さに気づくことができました。
海洋政策科学部海洋政策科学科1年
ドイツ言語文化プログラム・フィールドワーク・ドイツ
8月2日〜31日(前期)
今回、私は神戸大学のGCPを使って、一か月間ドイツのトリーア大学に語学研修に参加しました。トリーア大学では、レベル別に分かれてドイツ語の授業を受講し、多様な授業形態を通してドイツ語への理解を深めることができました。また、授業以外にもチューターの方が様々なイベントを企画してくださったので、世界中から集まった参加者たちと交流を深めることができました。さらに、授業のない日にはドイツや近隣諸国を観光し異文化に触れることができました。私はドイツのケルンやボン、さらにフランスやルクセンブルクに行きました。この一か月間の経験はとても貴重で忘れがたいものです。今回の語学研修では、語学力の成長は当然のことながら、異国の地に行くことでしか得られないような様々な知見を得たように思います。このような機会をいただきありがとうございました。
理学部物理学科2年
ラオス日本センター・インターンシップ・ラオス
8月12日〜9月27日(前期)
GCPを通じて、ラオス・ヴィエンチャンのLJIで1か月半の海外インターンに参加しました。MBA課程の授業補助や卒業式準備、広報誌「たけの子」の編集、日本語教育イベントの企画運営に携わり、現地スタッフと協働する中で、異文化理解や柔軟なコミュニケーションの力を実感しました。特に印象深かったのは、日本語を学ぶ技能実習生向け授業の補助です。カルタやフルーツバスケットを活用したレクリエーション型学習を通じ、楽しさの中に自然な言語習得を促す方法を体験できました。異なる文化背景を持つ学習者と接する中で、自分の説明力や相手への配慮の大切さも学びました。ラオス現地での実践と、教育支援の現場での経験の両面から、多くの気づきと学びを得た貴重な時間となりました。
国際人間科学部環境共生学科4年
言語文化研修・ベトナム
8月17日〜9月3日(前期)
二週間半にわたり、GCPのベトナム留学に参加しました。短期留学ではありましたが、英語が得意ではないことや海外経験が少ないこともあり、願書を提出した後も出発前は不安な気持ちが大きかったのを覚えています。
しかし、実際に現地へ到着してみると、その不安はすぐに消えました。大学では生徒や先生方がとても優しくフレンドリーに接してくださり、ベトナムの経済や文化、さらにはベトナム語についても楽しく学ぶことができました。英語が分からない場面でも、現地の大学生や一緒に留学に来ていた日本の友人に助けられ、困ることはほとんどありませんでした。
授業以外にも、ベトナムの伝統衣装であるアオザイを着て写真撮影をしたり、ハノイやハロン湾などさまざまな場所を観光したりと、毎日がとても充実していました。日中に授業や観光を思い切り楽しんだ後でも、夜は現地で仲良くなった友人たちとゲームをしたり、夜中まで一緒に笑い合ったりと、普段の生活では味わえないような愉快な時間を過ごしました。
さらに、ちょうど私たちが滞在していた期間にベトナム建国80周年を迎えるということで、国旗で彩られた街並みや、パレードの予行演習を間近で見るという貴重な経験もできました。
この二週間半は、楽しくきらきらした出会いと体験にあふれており、出発前に不安で悩んでいた自分に「心配しなくて大丈夫」と伝えてあげたいほどです。
最後になりますが、事前学習からお世話になった岡部先生や国際交流課の皆さま、そして現地で支えてくださった生徒や先生方に心より感謝申し上げます。また、一緒に過ごした日本人の友人のみんな、これからもたくさん遊びに行こうね。
法学部法律学科2年
ペルージャ外国人大学:イタリア語とイタリア文化
8月29日〜9月28日(前期)
私は今回の研修により自分自身の生活を考え直すきっかけを得ました。イタリアでは朝から昼まで大学に行って授業を受け、その後友達と昼ご飯を食べるもしくは自炊をし、時間があれば街を散策する、といった1日を送ることが多かったです。街を歩くと、広場には平日の昼間でもたくさんの人が集まって談笑をしていました。日本と比べるととてもゆったりとした穏やかな時間が流れていると感じることが多かったです。穏やかな雰囲気の中で生活することで、日本での生活と比べて余裕をもった丁寧な生活を送ることができたと感じます。その中で、日常生活の一つ一つを大切にすることで、より濃く充実感のある時間を過ごすことができると学びました。今まで私は何も予定のない日があまり好きではなかったため予定を詰めて忙しく過ごしていました。そのため、日々の生活をじっくり楽しむということをほとんどしていませんでした。しかし、帰国してからは「ご飯を食べる」、「街を散策する」といった一つ一つの日常を大切にできるようになりました。それにより、以前よりも余裕や充実感を得られるようになったと感じています。
法学部法律学科3年
兵庫県海外事務所・インターンシップ・アメリカ
8月20日〜9月21日(前期)
これまで大学生活で複数の海外研修や旅行を経験し、「現地の人々とより深く文化交流をしたい」という思いが強まり、約1か月間のシアトルでのインターンシップに参加しました。兵庫県とワシントン州は姉妹提携を結んでおり、日本の和食やアニメなどが広く知られている地域ではありましたが、まだ伝え切れていない日本の文化を直接届けたいと考えていました。滞在中は、オレゴン州ポートランドで開催された Rose City Comic Con への参加や、現地高校での日本語指導アシスタントとしての活動を通じ、さまざまな人と交流する機会がありました。アニメやスポーツを話題にしたり、家族が日本を訪れた経験を語ってくれたりと、どんな形であれ日本に関心を寄せてくれる姿に触れたことがとても嬉しく、海外での日本文化への興味の大きさを実感しました。反対に、現地の方が自分たちの文化について教えてくれたとき、その魅力を心から誇りに思っている気持ちが強く伝わってきました。そうした姿に触れ、異文化交流では相手の文化を知ることと同じくらい、自分自身の文化を深く理解し、誇りを持って語れることが大切だと気づき、自分の言葉でその魅力を伝えられる力こそが、文化と文化をつなぐうえで欠かせないのだと学びました。今回の経験を通じて、日本の魅力を自分の言葉で伝える喜びと、異文化に触れる楽しさの両方を改めて感じました。今後も日本と海外をつなぐような活動に積極的に関わっていきたいです。
工学部機械工学科3年
ワシントン大学研修・言語文化研修型・アメリカ
8月15日〜9月12日(前期)
「親元を離れて少しは自律できるようになりたい」そう思って、私はこのワシントン大学研修に参加しました。1カ月間異国の地で暮らすことで、自分は確かに自分の力で暮らしていくことができるのだという確信が欲しかったのです。しかし、この研修を通して私は、自分を支えてくれる方々の優しさを受け入れ、心から感謝できるようになりました。行きたいと言った観光地が遠くても車で連れて行ってくれて、苦手な食べものが多い私でも美味しく食べられるレストランを選んでくれたホストファミリーや、学校帰りや休日に、慣れないバスや電車を駆使しながら様々な場所を訪れ、美味しいアメリカンフードを一緒に食べた友達、カフェやショッピングモールで話しかけてくれた陽気な現地の方々、そして留学中でも沢山電話で話を聞いてくれた両親、すべての人との出会いと優しさに毎日幸せを噛み締めた一ヶ月間でした。最初は怖かったバスの乗車も、最後には降りる時運転手さんに笑顔で「Thank you!」と声をかけられるぐらい心に余裕を持てていたし、英語に全く自信がなくても高級チョコレート店で種類の違いを尋ねて話ができるくらいにまで成長することができました。これは恐らく英語の上達というよりは、「あなたと話したい」「あなたに感謝を伝えたい」という、想いを胸に秘めるのではなくきちんと伝えることの大切さを学んだということだと私は思います。シアトルの素晴らしい自然に囲まれながら学び過ごした日々は、私を変えてくれました。本当に最高な夏の思い出です。
法学部法律学科2年
ユネスコ文化研修・フィールドワーク・フランス・ベルギー
2025年2月27日〜3月15日(後期)
パリについてからはまず、パリ兵庫県事務所を訪問し、地方の中小企業支援や海外発信の取り組みに感銘を受けた。大企業だけでなく公的機関がこうした役割を果たしていることは新たな発見だった。その後に訪れたモンマルトルの丘では大陸的な風景や夜景の意外な暗さが印象に残った。OECDでは多様な背景を持つ方々の話を聞き、環境問題へのトップダウン型のアプローチに興味を抱いた。NHKやユネスコ訪問ではキャリア形成や国際機関で働く姿勢に刺激を受け、今後の進路を考える上で貴重な学びとなった。欧州委員会では大量の英語を浴び、語学力の課題を痛感。エネルギー依存に関する議論やEUの思想に触れたことも有意義だった。政府代表部では日本とEU間の人権意識の違いを学んだ。ULBやルーベン大学の学生との交流では語学力不足を実感しつつも異文化理解を深めた。全行程を通じて多くの刺激を受け、今後の学びやキャリアに活かしたいと感じた。
法学部法律学科3年
理学グローバルチャレンジプログラムKAPIコース・インターンシップ・タイ
2025年3月2日〜10日(後期)
私は本コースでタイのカセサート大学での研修に参加しました。主にはコース名にある「KAPI」というバンコクにある大学の研究機関にお世話になりました。日本人学生は4人という少人数ながら、多くのTAさんと先生方が暖かく迎えてくださり、非常に充実した8日間を過ごすことができたと実感しています。
以下文化面と学修面からそれぞれ私が思ったことを述べさせていただきたいと思います。
まず文化面に関して最も印象的だったのは、タイの方々の人柄の良さです。
驚くほどのおもてなしなしの数々––––食事代はほとんど払ってくれた上にたくさんの方々から何度もお土産もいただき驚かされました。
会話の中でも、専門的な難しい話でも噛み砕いて私にも理解できるように説明し直して、きちんと意味が伝わっているか丁寧に確認してくれる姿勢に英語力に不安を感じていた私はとても助けられました。タイでは国民のほとんどが上座部仏教徒です。日本人よりも良い来世を迎えるため現世で徳を積むことが顕著に意識の根底にあるようです。
最終日に観光でいくつかの寺院を見て回ったのですが、至る所に坐禅を組んだ仏様の像が置かれていました。ある寺院には戦争の影響により首のないものも多くあり、建造物もほとんどが一部を吹き飛ばされている状態で残っていました。日本にも火災や戦で損傷した歴史的建造物がありますが、ほとんどが修復されている印象を受けます。ここにもこの国の考え方が色濃く現れていると感じます。どれだけ辛いことでも過去の出来事をありのまま受け入れることができる精神は彼らの寛容さに通じているのだなと感心させられました。
食文化に関しては非常に興味深かったです。タイの方々は朝昼夜の3食に加え、スイーツやフルーツ、ジュースなどをつまむ休憩がてらのスナックタイムが存在するらしく、お菓子コーナーが常設してある部屋もありました。行く先々で私たちもたくさんご馳走していただきました。料理全般は比較的私の口に合ったので空腹に困ることはなく、むしろ常に腹7分という感覚で幸せでした。スーパーマーケットでは日本語のパッケージの製品や、私たちに馴染みのあるお菓子などを沢山見かけ、日本文化を身近に感じられる場面もありました。
続いて学修面についてお話しします。KAPIはKasetsart Agricultural and Agro-Industrial Product Improvement Instituteの略称で、近赤外分光(NIR)を用いて名前通り農産物や農製品の品質評価や改善を行っています。学修面で特に印象に残ったのは近赤外分光器を使用したオレンジの糖度測定で、TAの方々と協力して1日と半日をかけてじっくりと体験しました。
またカセサート大学農業学部や他大学の研究室見学に加え研究内容の解説を受け、さらにはバンコクを出て別のカセサート大学のキャンパスで分光や品質評価の体験をさせていただくなど、学びの詰まったプログラムでした
英語でのコミュニケーションに関して、TAさんは学修中以外にも1日の間で自分たちがホテルにいる時間以外は常に行動を共にしてくれたので、みんなで一緒に食事を取ることも多かったです。専門的な語彙だけでなく日常会話のスキルも自然と身につきました。中でもリスニング力はどのスキルよりも身についたと感じています。コミュニケーションにおいて最も私にとって課題だったのは相手の英語の訛りでした。毎日が共通テストよりも遥かに難易度の高い実践的リスニングでした。最初こそ苦戦しましたが、数日経つとだんだんと耳が慣れていきました。さらにもし聞き取れない単語があっても文脈から即座に推測して補填するというコツも掴めました。
このKAPIコースは参加する日本人学生が少人数のため、一人当たりのサービス・サポートが手厚い、学生の「あそこ行ってみたいな、あれ食べてみたいな」といった望みが叶いやすい、というメリットがあります。「タイ式マッサージを受けてみたい!」という希望に対し、すぐ予約して隙間時間に連れて行ってくれたこともありました。
また8日間という短い期間は初めての海外に挑戦するにはちょうどよく、タイの人や文化に触れ、貴重な学び・体験をすることでさらにもっと海外に行ってみたくなるかと思います。加えてタイ人の名前は一般的にとても長いため、皆あだ名で呼び合っていました。初日で年上の女性には親しみを込めて「pi」+あだ名で呼ぶことを教えられ、それがきっかけで自然と距離を縮めることができました。先生も生徒も立場関係なく親しい様子でしたが、スキンシップは控えめでした。フランクすぎない距離感の取り方が日本人にはピッタリなのではと思います。
あの8日間は今思い返しても最高の思い出でした。留学の体験は学生の今しかできません。ぜひ参加してみてください。
理学部化学科3年
フィールドワーク・ルワンダ
2025年2月18日〜3月2日(後期)
人生初海外でルワンダに行って最初に感じたのは(当たり前だけど)アフリカも日本と同じ地球上にあるということだ。肌の色や言語は違えど、ジーパンを履いていたりスマホを持っていたり、ハンバーガーやピザも食べられる。ルワンダがアフリカの中でも経済発展している国というのもあると思うが、首都キガリは建物もカラフルで人もエネルギッシュで自分が想像していたアフリカよりも都会だった。
現地ではスラムや学校を見学したり農村ツアーに参加した。一番印象に残っているのはジェノサイドメモリアルを訪れたことだ。日本のテレビやSNSでは流れてこない人間の残酷さ、決して繰り返してはならない過去と直面した。自分の無学さを恥ずかしかった。人が人を殺めることは決してあってはならないことだと頭では分かっているつもりだったが肌で感じて学んだ。
キセキのスタッフの方もナーサリーの子供たちもルワンダの人たちは明るくて人懐っこかった。サッカーを見に行ったり、農村の人たちと踊ったり、一緒にチャパティを作ったり、ナーサリーの子供たちと遊んだり、みんなが思い思いにルワンダでの2週間を過ごしていた。私は農学部なのでルワンダの農業をいろんな農村に行って見ることができて面白かった。経済格差とはどういうものかを体感して考えたことやルワンダの治安がなぜ守られているかについてなどを話しあったりミーティングでいろんな人の考え方を聞いたり勉強になった。神大以外の全国から集まった人とも知り合うことができて楽しかった。観光や旅行でなかなか行けないアフリカ、ルワンダという国に大学生の時に行くことができてよかったと思う。ルワンダで知り合った人たち、2週間一緒に過ごした神大の仲間、事前準備の機会をつくりいろんな場面で助けてくださった先生、キセキを運営し受け入れ体制を整えてくださっている山田さん、いろんな人支えてもらってとても貴重な2週間を過ごすことができて感謝しています。
農学部食料環境システム学科3年
日本語教育・インターンシップ・ポーランド
2025年2月17日~3月26日(後期)
ヨーロッパへの憧れは、小学生の頃から抱いていました。日本とはまったく異なる価値観や文化が息づくヨーロッパは、テレビでも憧れの対象としてたびたび取り上げられており、テレビに夢中だった当時の私にとって、その魅力に惹かれるのはごく自然なことだったと思います。特にヨーロッパの旧市街地は、スタジオジブリ作品『魔女の宅急便』をはじめ、日本のアニメや映画などのサブカルチャーにもよく登場し、日本人にとっても親しみ深い存在です。
日本では木造建築が主流であることに加え、第二次世界大戦の影響もあり、近世以前の建物が残っていることは多くありません。とりわけ東京や大阪などの大都市圏では、常に新しい建物が求められ、再開発が繰り返されています。一方でヨーロッパの都市では、中世の煉瓦造りの建物が現代に合わせてリノベーションされ、現在でもそのまま使われていることが珍しくありません。今回、世界遺産に登録されている旧市街地を有するポーランドのトルンでインターンシップに参加したのも、こうした背景への関心が理由の一つです。
ヨーロッパへの渡航はこれで3回目でしたので、ある程度慣れているつもりでしたが、1人での渡航は初めてだったため、大きな不安もありました。渡航の1週間前には、英語力への不安や、友人ができるかどうか、慣れない環境で1ヶ月以上暮らせるかといった心配で頭がいっぱいでした。
しかし、インターンを始めてから1週間も経たないうちに、そのような不安は消えていきました。授業に参加していた学生たちが、私を遊びや飲み会に誘ってくれたからです。遠く離れた異国の地で、日本に興味を持ち、日本語を学んでくれている人々と出会えたことは、日本人としてとても嬉しい経験でした。
ニコラウス・コペルニクス大学での滞在は、異文化理解の貴重な機会であると同時に、日本文化を外から見つめ直す機会にもなりました。わずか1ヶ月という短い期間ではありましたが、この経験は今後の人生においても重要な意味を持ち続け、決して忘れることのない大切な思い出となると確信しています。
工学部情報知能工学科4年
理学グローバルチャレンジプログラムUPLBコース・言語文化研修・フィリピン
2025年2月22日~3月15日(後期)
何よりも楽しく濃く、3週間とは思えないほどの大切な思い出がこの留学を通して得られることができました。挑戦してみようと応募して本当に良かったです。UPLBのプログラムでは、平日はアクティブな英語の授業のあと、フィリピン大学の学生と一緒に街を探索し、夜にはフィリピン大学の学生(Student Guardian)と一緒にお話ししたり、宿題を助けてもらったりするNight Sessionと、英語漬けです。英語はもちろん、文化にもしっかり触れることができます。土日はみんなで遊んだり、ちょっとした旅行に行ったり、それ以外にもカラオケ大会や研究所見学もありました。研修を終えて今では、英語がぱっとその場で話せるようになったこと、フィリピンの文化に触れたことで視点が増えたことや、前で発表することが苦手ではなくなったことを実感しています。日本とフィリピンでとても大切な仲間に出会えて、同じ時間を過ごして笑いあえてとても楽しく、かけがえのない時間を過ごせたことに感謝しています。
理学部生物学科3年
UPLB農学英語コース・言語文化研修・フィリピン
2025年2月22日~3月15日(後期)
フィリピン留学記~新しい自分との出会い~
突然ですが、皆さんは一度でも海外に飛び込んだことがあるでしょうか?僕は今まで海外に行ったことがありませんでした。もっと言えば、いままで海外に飛び込む勇気がありませんでした。海外旅行ならまだしも、留学なんてとても考えられませんでした。ご飯は食べられるのか?無事に生きていけるのか?など、私の不安を挙げるとキリがありませんでした。しかし、海外には行ってみたいという気持ちがあったことも事実です。この気持ちもあり、英語力向上だけでなく、今までの内気な自分の殻を破りたい、海外に行くことで自分の視野を広げたい、そんな思いからこのプログラムに思い切って申し込みました。この留学の目的は、英語で様々なことを話せるようになることや、視野を広げることでした。この時は、このプログラムを通してなにかが変わるきっかけになればいいなと思う程度でした。
まずは事前学修会、私が一番印象に残ったのは1回目です。知らない人の前で自己紹介をし、初めてのメンバーと会話をし、ガイダンスを受け、本当にフィリピンに行くという実感がわいたことをよく覚えています。しかし、私の不安はおさまることがありませんでした。
4回の事前学修会が終わり、ついに出発の日がやってきました。前日は眠ることができないくらい不安だったことを覚えています。しかし、現地に到着してしばらくすると、そんな不安はすぐに消えました。結論から言うと、フィリピンでの3週間は本当にあっという間で、過ぎていく日々が名残惜しいほどでした。ここで、フィリピンでの日常と、特に印象深かったことをいくつかここに書いておきます。
まずは授業、授業は平日に午前と午後でそれぞれ3時間ずつ行われます。授業が始まって最初にするのは、今日の授業内容ではありません。ダンスを踊ったり簡単なゲームをしたり、レクリエーションから始まるのです。その後内容に入っていきますが、そこでも次々に当てられていったり、前に出てプレゼンやロールプレイをしていったり、大量にお菓子をもらったりと、日本の授業では絶対にしないようなことをしていくのです。最初こそ驚いたし、授業中も先生が話していることが理解できなかったことも多かったです。発音もやり直されることも多かったです。しかし、英語漬けなので毎日ずっと英語を聴き、ずっと会話しているうちに、最後の方になると話していることが理解できるようになり、発音も何回も練習することでコツがつかめるようになりました。私は中学や高校の時にセブ島の方とオンラインで英会話する授業がありましたが、実際に現地へ行き、生の英語に触れるのは違うと感じました。オンラインだと時間も限られ、日本にいるのでモチベーションが上がらないことがなによりも大きかったです。そのこともあり、フィリピンで英語を勉強するということがモチベーションアップにつながったと思います。
続いてGI、授業が終わった後に、現地の学生さんと約2時間遊ぶ時間が設けられます。初めは会話についていけなかったりしてずっと黙ったままでした。しかし、何も話さないことが一番いけないことだと気づき、そこからは、簡単なことでよいので、何かしら話すようにしました。そうすると、ファシリテーターの方が笑顔で反応してくれ、会話が弾むようになりました。今ではファシリテーターの方とは連絡を取り合うようになり、あの時勇気を出しておいて良かったと思います。日が経つと、いつしかグループの枠を越えて、合同でカフェやビリヤードに行き、思いっきり楽しんだことは、かけがえのない思い出です。また、ファシリテーター同士で話しているときはタガログ語を使用していましたが、お互い全く分からない言語を使用しているのに、「英語」という世界共通の言語を使用することで、お互いに分かり合えるということが、当たり前のようで不思議に感じました。そして、分かり合えた時は本当に嬉しい瞬間でした。この時間は、外から日本を眺める非常に良い機会にもなりました。例えば、街を散策している際によく思ったのが、フィリピンはファストフード店が多いことに気づきました。また、道端で落花生などを売っている人も見かけました。おそらくこれらの背景にはフィリピンの貧困率が関係しているのではと考えました。ファシリテーターの方に聞くと、現地の人たちは日本でいうファミリーレストランを利用する感覚でファストフード店を利用するそうです。安価で高品質だが体には悪影響を及ぼすファストフード、より多くの人たちに食べてもらうには発展途上国で展開することが一番だと考えます。このことから、フィリピンの人たちは安価な食べ物しか食べられない状態の人が多いのではないかと考えました。道端食べ物を売っている人も、お金を得るためにそのことをせざるを得ない状況なのではないかと思います。そのことを考えていると、自分たちがどれだけ恵まれているのかを深く考えさせられました。そして、ジープニー(乗合タクシーのようなもの)に乗り、歩いていて思ったことは、日本のインフラ整備状態の良さ、空気の良さがよくわかりました。
そしてナイトセッション、夕食を食べた後、ガーディアンの方々が課題の添削やゲームをしてくださります。このナイトセッションが、私の英語力向上に最も貢献したと思います。授業で分からなかったことや、発音練習をしたいときはナイトセッションで解決することを心掛けるようにしました。課題がない日は、英語で談笑したり、ゲームをしたり、タガログ語版早口言葉を教えてもらったり、とても充実した時間を過ごしたと思います。その他にもホテルでみんなと談笑したことなど、何気ない瞬間も忘れられないです。このように授業やGIだけでなく、ナイトセッションでの日々の努力の成果が最終面接の結果に表れ、Most Improved Studentに選ばれた大きな要因にもなっていると今では思っています。また、UPLBの学生さんを見ていると様々なことに関心のある学生が多いことに気づきました。例えば、ガーディアンの方々は、今までその方がしてこなかった様々なこと(合気道, 水泳, 日本語など)に挑戦していて、学ぶ意欲の高さに圧倒されました。そしてそれは私に、新しいことを学ぶ楽しさを思い出させました。さらに、フィリピンの人たちは家族を大切にする文化があります。そしてそれは友達にも当てはまるのではないかとも考えました。現地の方々はみんな元気で温かいこともそうなのですが、常に私たちのことを気にかけてくれていたことがとても大きかったです。何かあればすぐに駆け付けてくれたり、楽しいことやしんどかったことなど、あらゆることを共有しました。つまり、「友達も家族のようなもの」というとらえ方をしているのではないかと考えました。私が他の国でもなく、フィリピンという国に行ってよかったと思える理由はここにあると思います。
その他にも、カラオケや旅行など、ここには書ききれないくらいフィリピンにはたくさんの思い出がありますので、心の中に秘めておきます。どんな感じなのかは、実際に行ってみて確かめてみて下さい!
時が流れ、ついに帰国する日がやってきました。その時、私の心の中には新しい自分がいる気がします。今までの心配性で内気な自分ではなく、フィリピン生活で得た、自信に満ち溢れた自分です。UPLBの方々や、一緒に寝食を共にした仲間、誰一人欠けてもこの自分はできなかったと強く感じています。私に関わったすべての人に感謝したいと思います。
フィリピン生活は、私にとってかけがえのない思い出となり、また自分を成長させてくれる場でもありました。最後のファシリテーターやガーディアンの方々からの手紙を読んだ時、その手紙の向こう側に自分がたくさん楽しんで、笑って、踏ん張った今までの自分がいるような気がして、本当に充実した3週間を送った実感がしました。そして帰国して1週間がたった今、私自身の視野が広がりました。例えば、今回をきっかけに他の国へ海外旅行に行って、自然や文化の違いを肌で感じてみたいと思うようになりました。そして、行った先の国で英語をコミュニケーションのツールとして使用していきたいです。また、今後研究活動や仕事をするのであれば、海外を拠点にする事もありだと感じるようになりました。いずれも、出国前には思わなかったことです。
最後にこれを読んでいる皆さんへ、少しでも海外に行きたいという気持ちがあればこのプログラムは本当にお勧めです。金銭面や環境を理由に行かないことは本当にもったいないと思います。私自身も申し込み時点では想像できないくらい行ってよかったと心から思っています。迷ったら是非飛び込んでみてください!新しい自分に出会えると思います!
農学部食料環境システム学科生産環境工学コース2年
ダイバーシティ・フィールドワーク・台湾
2025年2月6日~21日(後期)
「台湾人と仲良くなる。交流を通して、日本との共通点、相違点を知る。」ことを意識して、積極的に色々な方と話した。まず感じたのは親近感だ。言語が違うだけで、まるで日本人と話しているかのような感覚になった。見た目も似ているが、気遣いや、会話のテンポがちょうど良かった。相違点として面白かったのは、台湾人は修正能力が高いということだ。歴史的に、台湾は多くの国の影響を受け、虐げられ、反抗してきた。それが民族性に反映されており、行動力が高く、すぐに修正するトライアンドエラーに長けた性格を持っていることを感じた。歴史が違うといえど、これは日本人も見習うべきだと思う。TSMCのような企業を産んだのも、この性格があってこそだろう。面白い発見だった。また、台湾は急スピードの少子高齢化問題に直面しており、高齢者施設訪問で実情を知ることができた。台湾より前から少子高齢化が進んでいる日本から高齢者ケアについて学び、さまざまなサポートを充実させているようだ。震災についても相互に支え合っており、同じ問題を抱えるからこその絆があるように感じる。
原住民博物館、国立台湾文学館、国立台湾歴史博物館を見学し、台湾の歴史や文化をより深く知り、特に、日本統治時代の台湾について考えることが多かった。台湾に近代化をもたらしたことは間違いない。しかし、宗主国の利益のため、現地民、特に原住民は虐げられ、強制的に近代化された。日月潭を見学した際も、サオ族がラル島から追い出され、水利事業のために働かされたことを知った。それでも台湾が親日でいてくれるのは、その後の国民党政権の戒厳令化の悪政があまりにもひどかったからだという。とても複雑な気分になるが、これに甘えてはいけないと思う。日本がしたことを知り、原住民の蜂起も理解し、初めて受け入れるべき親日であると思う。武界で、埔里基督教醫院の先生が「台湾が独立しようが中国のものになろうが、争いがなければどっちでもいいですね。」おっしゃっていた。大変な時代を生きてきた人の言葉は重い。どっちでもいいという言葉に驚いたが、相手を理解すればこその境地なのだろう。私もこの姿勢をいつも持っていられたらいいと思う。
このプログラムで、台湾について知り、台湾が好きになり、日本との関係も知り、「留学したい」という、当初は考えもしていなかった想いに至った。明確なことは何もないが、生で台湾を感じて、ここで学びたいと思った気持ちを残しておきたいと思う。
工学部電気電子工学科3年
キルギス スタディーツアー:国際協力の現場を訪ねる・キルギス
2024年8月25日~9月13日(前期)
実は今回のプログラム参加が、私にとって初めての海外渡航でした。実際にキルギスに渡航してみると想像していたよりも現地の生活になじむことができ、2週間を楽しく過ごせました。真夏でも過ごしやすい気候で、素敵な食文化のある国でした。
一番の思い出は現地学生と一緒に行ったフィールドワークです。現地の家族と一緒に過ごしたり料理をしたり、唯一無二の経験ができました。他にも地方の伝統文化を体験したり、遊牧民生活を体験したりといった活動を楽しみました。
活動中の使用言語は日本語だったり英語だったり、はたまた非言語コミュニケーションだったり。現地の子供たちと日本文化を通して交流するプログラムも行いました。
参加者同士では大学や学部、学年の枠を超えてプログラム終了後も一緒に出掛けるなど、絆は続いています。現地学生も含めたチャットも稼働中です。素敵な縁と経験の得られるコース、本当に大切な経験になりました。
海洋政策科学部4年
理学グローバルチャレンジプログラムNanyang/Sciコース・フィールドワーク・シンガポール
2024年8月10日~8月31日(前期)
左から 3 人目がチューターを務めてくれた Justin、左から 5 人目が私、そして右から 4 人目が Loh 先生(ラッフルズマリーナ:夕食会場にて)
「積極的な行動が自分を助ける」
留学中の体験を「授業」、「生活」の 2 点に分けて紹介していこうと思う。
まず授業についてである。私は物理系の 4 つの授業を受けた。大学 1 年レベルのものから大学 3 年レベルのものまで幅広く受けた。特に物性物理学の授業はこちらで受講していないものであったため、理解するのに苦労した。そんな時に周りにいた学生に声をかけると親身になって教えてくれた。そこから連絡先を交換するほどの仲にもなったため、自分から積極的に行動することがいかに大切か分かった。波動、熱力学などの授業は比較的易しかったので授業内で内容を理解しきれることが多かった。ただ、どの授業でも復習は欠かさずに行っていた。私が受けた授業は週に 2 回授業を行うものがほとんどで 1 回分の復習をサボってしまうと授業についていくことが難しくなるため復習を大切にしていた。
次に日々の生活について書いていく。留学中は Loh 先生の研究室に滞在させていただき、その研究室の生徒と昼ご飯・晩ご飯を食べたり、休日に観光に行ったりした。現地の学生との英語でのコミュニケーションを通して自分の英語力の向上に努めた。研究室の学生さんは、ひたむきに実験をしており毎日忙しそうな様子ではあったが、どこか楽しそうな雰囲気もあった。自分が研究室に配属されたらこのような生活を送るのだろうという想像も膨らますことができた。特に私のチューターとなってくれた Justin の存在が大きかった。大学に行った初日もちろん教室がどこにあるかも分からない。さらに、Loh 先生の研究室に入るためのセキュリティカードも持っていなかった。そんな状況であったが Justinが毎回授業終わりに迎えに来てくれて、彼にはとても優しくしてもらった。Justin 達とほぼ毎日昼ご飯を食べに行って様々な話をした。シンガポールの人々の食文化や娯楽について等々、正直何を話したのかはほとんど覚えていないがそれぐらいたくさん英語に触れて英語を話す機会があったのだと思う。
理学部物理学科2年
兵庫県海外事務所・インターンシップ・アメリカ
2024年8月17日~9月17日(前期)
「日本の魅力を海外の人にもっと知ってもらいたい」という思いからこのインターンに応募したのはイタリア・ヴェネツィアで交換留学をしている最中でした。海外で暮らすなかで日本のことが大好きな海外の方に出会って話を聞く機会が多くあったからです。和食やアニメなど、海外で存在自体がブランド化されているものも多く日本人としてとても誇りに感じていました。それに加え、 もっと日本には素晴らしい魅力があることを海外のより多くの人に知ってもらいたいという思いが強くなっていました。今回のインターンシップを通じ、実際にその思いを行動にうつせたことにはとても大きな意味があると思っています。3回生ということもあり、就職活動を進めながらほぼフルタイムで働くことは体力的に少し厳しかったですが、この経験は今後の就職活動の幅を広げる貴重なものでした。日本とアメリカの就職活動や求める人材の違いなどのお話を現地の大学生やインターン先の職員の方から聞き、自分の理想の将来像をブラッシュアップすることができたと思います。最後に事前学修からお世話になった西川先生や国際交流課の方、送り出してくれた家族に感謝し、今後もスキルアップを目指していきたいです。
国際人間科学部3年
ドイツ言語文化プログラム・フィールドワーク・ドイツ
2024年8月4日~31日(前期)
私はこのプログラムでドイツのトリーアに約1か月間滞在しました。このプログラムではトリーア大学のサマーコースを利用して、昼間はドイツ語の授業、夜は世界の様々な国からの参加者たちと交流するプログラムに参加しました。私は海外に行くことも、英語やドイツ語で実践的な会話をすることも初めてだったので、この1か月間はすべてが新鮮で、1日も無駄がない充実した日々でした。ドイツ語の授業はついていけるか不安でしたが、語彙や話す力を身につけることができ、ドイツ語学習に対するモチベーションも上がりました。授業以外もとても充実していて、ここにはかききれませんが、BBQやパーティー、エクスカーション、社交ダンスのクラス、ケルンでの観光など、どれも貴重な思い出です。ドイツの文化以外にも、各国の参加者と交流する中でそれぞれの国の文化や考え方の違いを知ることもできました。これほど多様な国籍を持つ人々、多様な言語に囲まれたのは初めてです。このように1か月間でとても刺激的な体験をたくさんしたのですが、心に一番残っているものは何かと聞かれると、私は何より現地で出会った人々のことを挙げると思います。私が困っていると洗濯機の使い方を一から教えてくれた人や、何かあったらいつでも呼んでね、と声をかけてくれた寮の隣人、それから英語がうまくない私ともコミュニケーションをとってくれて、仲良くしてくれた友達など、親切で好意的な人々にたくさん出会いました。そこでできた友達今でも連絡を取り合っています。ドイツに行かなければ決して出会えなかった人たちなので、勇気を出してこのプログラムに参加してよかったと心から思っています。私はもともとかなり消極的で、人と話すことも苦手だったのですが、オープンマインドの精神を少し得られたことが、最も大きな変化だったように思います。
文学部1年
言語文化研修・ベトナム
2024年8月18日~9月3日(前期)
私は本プログラムでハノイ国際貿易大学のサマープログラムに参加して、本当に楽しかった。ベトナムにどうしても行きたいという思いは当初はなかった。授業日程の都合と、現地の大学で授業を受けてみたいという思い、そして何より「海外留学の勧め」で担当してくださった先生の勧めから応募を決断した。
ベトナムに着いたときは、生活に不安しかなかった。しかし、現地の大学(ハノイ国際貿易大学)の職員の方、先生方、大学生はとても親切だったので、とても安心できた。
授業は1日2コマか3コマ(1コマ2時間位)だった。現地の授業は英語で行われていた。ベトナム人の方の英語は聞き取りやすかった。ベトナムの事情を加味した、経済、投資、会社、法律に関する講義はどれも新鮮で学部1年生なこともあり、初めて聞く専門用語を英語で理解するのはとても難しかったが、やりがいがあった。
課外活動も多かった。アオザイを着て寺院に行ったり、ハノイ市内観光をしたり、ニンビンに行ったり、ハロン湾クルーズに乗ったりと遊びも充実していた。
海外の大学生や日本の大学生、そして何より現地の大学生や人々と交流できてよかった。私たちは、延泊をしたが、その際にも現地の大学生の人たちが遊んでくれ本当にうれしかった。
日常生活では、ベトナム人同士はベトナム語を用いることが圧倒的に多く、大学近くの小さな飲食店では英語が通じず、習いたてのベトナム語がとっさに出てこず、悔しい思いをした。ホテルの洗濯サービスが高すぎたので、地元の洗濯サービスを探した。留学メンバーが見つけた洗濯屋は現地の人たちが使うようなところだったが、安いうえに早く仕上がり、とても良かった。このような体験は現地に行かなければ得られなかっただろう。
私の感じたベトナムの特徴を述べたい。まず、若い人が多い。次に、バイクが多く交通ルールは守られていない。ただし、タクシーサービス「Grab」は日本よりも進んでいると思う。
最後になりましたが、神戸大学教育推進機構グローバル教育センターのみなさま、国際交流課のみなさま事前事後の学修を含めて多大なサポートをありがとうございました。
医学部医学科1年
国際協力・フィールドワーク・ラオス
2024年9月11日~27日(前期)
このプログラムでは「国際協力について考える」ことを目的に、ラオスでは、神戸大学教員らが設立に携わった国立ラオス大学経済経営学部・大使館・JICA事務所・各種NGOなどを訪問した。
留学中、国際協力の限界を感じた。国際協力は「困っている人を助けたい」という純粋な善意だけで実行することは非常に難しく、現実では、政治外交などの問題が複雑に絡み合う、不安定な状況下に置かれているものであること、その状況で支援国が支援受け入れ国にとって適切な協力を行うことの難しさを学んだ。また、個人の熱意や能力に依存していては、持続可能な協力をすることができず、組織としてどのように運営していくかが非常に重要であることが分かった。以上のような、理念と現実がかけ離れてしまう問題や個人に依存せず、組織全体がうまく回るような環境づくりの難しさという問題は、途上国、先進国に関わらないものであり、現代日本においてもよく見られると思う。特に後者は、私の身の回りで起こっていた問題だったため、それと重ねながら考えていた。
留学を終えて、ニュースの捉え方が変わった。例えば、留学中、ASEAN加盟国の国旗がずらりと並べられている光景や各種省庁を見ることなどによって、ラオスで開催されたASEANのニュースにより興味を持つことができるようになった。また、留学中、不発弾処理団体の施設を訪れて、ラオスはベトナム戦争頃からの不発弾が現在でも深刻な問題を引き起こしていること、不発弾によって、いつ平穏な日常生活が奪われるかも知れない恐怖とともに暮らしている人がこの国(ラオス)にいることを学んだ。その体験が印象的であったため、留学後に、日本でも九州で不発弾が発見されたというニュースを読んで、不発弾の恐怖は何も日本国外の話ではないということを知り、衝撃を受けた。
最後に、この留学では、神戸大学に留学に来ている学生の友人やラオス大学の学生の皆さんなど、たくさんの素敵な出会いがあった。この場を借りて、お世話になった皆様に感謝申し上げる。
国際人間科学部グローバル文化学科1年
インターンシップ・モンゴル
2024年9月6日~28日(前期)
今年度のプログラムでは、日系の旅行代理店、モンゴル国立大学日本法教育研究センター、モンゴルコーセン科学技術カレッジに1週間ずつ、計3週間のインターンシップを行いました。職場では、事務作業だけではなく、旅行代理店ではツアーに使用するゲル視察への同行、大学・高専では日本語でのプレゼンや会話練習・日本留学に向けた面接対策などをさせていただき、旅行ではできない、インターンシップならではの貴重な経験を積むことができました。
プログラムの特色は、一言で表すならば「モンゴルと日本との繋がりを感じられること」にあると思います。私は、3週間を通じて日本からくる観光客を迎え入れる旅行代理店、日本語や日本法を学び日本への進学・就職を希望する学生と関わり、モンゴルの人々の日本への関心の高さに驚きました。特に、学生と話す中で、「将来は法整備に関わりたい。モンゴル法の中で日本に倣ったものがあるから、日本法を学ぶことで将来に活かしたい」「日本に留学して技術を学び、経験を積んだ後モンゴルで起業し、自国の技術を発展させたい」という話を聞いたことが非常に印象に残っています。
モンゴルの人々の期待に応えられる日本人でありたい、と気が引き締まる経験になりました。
法学部4年
SDGs・フィールドワーク・カンボジア
2024年8月26日~9月11日(前期)
私たちは内戦の歴史と復興について学ぶため、カンボジアを訪れました。
クメールルージュの時代に収容施設として使われていたトゥール・スレン虐殺博物館には、残忍な拷問や処刑の方法、その時使った器具がそのまま残されており、発見当時の凄惨な写真も展示されていました。クメールルージュの残虐性に衝撃を受けました。処刑場として使われていたキリング・フィールドでは、地表から衣服の布切れや骨が覗くことがあると聞き、クメールルージュの爪痕の深さを感じました。
また、王立プノンペン大学を訪問しました。CJCCでは、ビジネス面や日本語学習、文化・教育などのサポートを行っていると知りました。カンボジアの大学生とのランチ交流会にも参加し、おすすめの観光地や食べ物などを教えてもらうなど、話が弾みました。互いの文化を教え合うことができ、良い交流になりました。
クメールルージュを生き延びた方々にお話を伺う機会もありました。英語でのお話だったので、全て理解できなかったのが心残りですが、当時医学生だった方の生々しいお話を聞いて、内戦の悲惨さ・恐ろしさをより現実味をもって感じる機会になりました。涙ぐみながらお話をされる方がいたのが印象に残っています。それほど壮絶な経験だったのだろうと思うと胸が痛くなりました。
その他にもJICAカンボジア事務所や地雷博物館、戦争博物館など多くの場所を訪れました。教育の平等が守られる平和の重要性を再認識する機会になりました。非常に濃密なプログラムでした。
工学部建築学科1年
UNL英語コース・言語文化研修・アメリカ
2024年9月13日~29日(前期)
私はUNL英語コースに経済学部生として初めて参加しました。今回のコースに参加した大きな理由は自身の英語力 の維持・向上でした。このコースに参加する昨年に半年間ベルギーに交換留学をして高めたスピーキング能力を しっかりとキープできているだろうか、ビジネスレベルまで引き上げる上での課題を明確化したい、といったこと を主に考えながら参加した他の方とは少し変わったタイプの学生でしたが、想像していた以上に充実した経験が出 来たと感じています。日々の授業で日本・ヨーロッパ・アメリカの類似点・相違点について理解を深めたり、アメ リカの経済的問題や農業へのAI活用について現地の学生・専門家からお話を伺ったり、entrepreneurshipについて 簡単な授業を開いていただいた後に1対1で質問させていただいたりなど私が今後様々な国籍の方々と競い、協働し ていく上で重要な知識やマインドを数多く授けていただいた二週間になったと考えています。
経済学部経済学科4年
米国西海岸で学ぶ現代スポーツの諸相
2024年9月2日~10日(前期)
このプログラムは国際人間科学部の GSP ですが、私は唯一、国際人間科学部外の学生でGCP 生として参加しました。参加した主な理由としては、中学時代にアメリカに住んでいたという海外経験と、そこで見つけた NBA 観戦という趣味です。このプログラムでは、アメリカをただ知るだけでなく、 アメリカから学び日本人として取り入れられること、 比較できることが多くあったと思っています。自身の海外経験とこのプログラムを合わせた全体的なアメリカの印象としては、PGT の澤さんがおっしゃっていた「アメリカは自分を大きく見せるのが上手い」という言葉にとても納得しました。プログラムを通して、研修先を訪問するたびにほとんどのもののスケールが大きく感じ、 圧倒される瞬間がたくさんありました。しかし、 街中では少し路地に入ればスラム街があるなどすべての点においてアメリカが勝っていることはあり得ません。 日本人として、 世界で通用している日本の技術には自信を持ち、 個人としても下手にまわるのではなく、同じスタンスで相手の考え方・個性を尊重して理解しようとし、逆にリスペクトも得られるような行動・考え方の意識が重要だと改めて感じました。また将来海外で活躍できる仕事に就きたいと考えており、このプログラムに参加した個人的な主な目的は、 現在の英語能力がどれだけ通用するのか、 海外で活躍している外国人への印象や考え方を確かめることでした。ある研修の現地で活躍されている日本人との交流で、「日本人が海外で活躍するには英語のような単なる言語スキル以外でどういった能力が必要だと考えているか」という質問しました。文化的な違いによってどうしても考え方や住まいのことにも大きな差があることから、現地のそれに対応できる柔軟性という答えでした。自分の周りも優れた柔軟性を持っている人がほとんどで、 現地のあり方に対応することで新しい文化も学ぶことができるし、先ほど述べたように相手を理解しようとするからこそ自身のことも理解しようとしてくれるということでした。さらに、El Camino College のツアーガイドをしてくださった現地の学生の方にも同じような質問をしたところ、いろんな経験をする中で、その時間をどれだけ有意義なものにできるかということでした。これらのアドバイスから、そのときしかできない経験をできるだけ多くして様々な考え方を知ること、そしてただ知るだけでなくその内容も濃いものにすることを強く心に思いました。最後に、研修ツアーを組むところから全サポートまでしていただいた PGT の方々、先生方、そしていきなり他学部から参加することになった自分を快く受け入れてくれた研修メンバー全員に感謝申し上げます。 自身の大学生活の中で最も印象に残るイベントの1つとなり、とても普通の学生生活ではできない貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。
工学部機械工学科2年
2023年度フィールドワークチャレンジコース(フランス・イタリア)(ユネスコ文化研修)
2024年3月3日~3月14日(後期)
今回のユネスコ文化研修では、ユネスコ本部、OECDへの訪問、そして交換留学中の学生の話や海外で働くOBOGの話など、海外で学ぶ/働くことに関する話を多く聞くことができた。特に、国際機関で働いている人の話を現場で聞けたことは、自分にとってすごく印象的な経験だった。そしてこのような経験から私は、今までぼんやりと思い描いていた将来のビジョンを明確にすることができたし、将来海外で生活したいという気持ちを持つきっかけも得られたと思う。本当に当初想像していたよりも沢山の良い経験、刺激を得ることができたと感じる。今後は、英語学習を続けながら、海外で働くことを視野にもう一度海外に行き、自分の専門分野を磨いていけるように努力していきたい。
農学部資源生命科学科2年
2023年度理学UPLBコース(フィリピン)
2024年2月24日~3月16日(後期)
私はこのフィリピン研修で、英語のコミュニケーション能力をかなり高めることができた。英語力の向上には、英語を聞くことだけでなく話すことが大切であるが、フィリピンでは毎日何時間も英語を話すことができた。英語の講義中に話す機会を与えられる上、放課後と夕食後には現地学生と毎日おしゃべりができるので、効果的に英語学習が行えた。渡航前の私は英語で話すことに苦手意識があり、OKを連発してその場をやり過ごしてしまうことが多かった。だが研修を経て、英語での会話が好きになり、英語学習のモチベーションも一層高まった。フィリピン人はアクティブでエネルギッシュなので、英語で交流することがとても楽しく、今でもSNSで連絡を取り合うほどである。言語習得の近道はその言語の友達を作ること。心の底からそう感じた。
理学部惑星学科2年
2023年度UPLB農学英語コース(フィリピン)
2024年2月24日~3月16日(後期)
フィリピンでは、授業に積極的に参加したり、Guided Interaction(GI)という放課後に年の近いフィリピンの大学生たちと交流したり、Night SessionでStudent Guardianさんたちと課題・苦手な発音練習・カードゲームをしたり、カラオケ大会、週末のtripでフィリピンでしかできない経験をしたり、ジプニーを貸し切って少し遠い市場に行ってみたり、様々なフィリピン料理を楽しんだり、朝の6時からZumbaに参加してみたり、とまだまだ言い切れないほどのことをして、とても3週間だとは思えないくらいたくさんのことができ、とても充実した3週間でした。
農学部資源生命科学科1年
このUPLB研修で私がこれほどにもフィリピンの文化やフィリピン人の性格、歴史を学ぶことができ、またさらには日本についても知って英語に対する興味関心を高めることができたのは、学校で徹底された事前学習やメールでのやり取りがあったおかげです。また、滞在中の体調など先生方が常に気にかけてくださったおかげで私は全力で現地でのアクティビティに取り組むことができたと思っています。通常の留学プログラムではここまで手厚いサポートはなかなかないと思います。もし、この研修に参加しようか悩んでいる人がいるなら絶対に参加するべきだと思います。私は説明会で先生に言われた後悔させませんという言葉をにわかに信じ切れていませんでしたが、今となっては先生方が口を揃えてそうおっしゃったのもよくわかります。現地の学生、現地の先生、そして大学の先生や教務の方、全員が味方でこの研修は成り立っています。大学生という期間は長いようであっという間に終わってしまいます。その期間に3週間毎日濃密な時間をフィリピンで過ごせたこと、私は誇りに思っています。
農学部生命機能科学科2年
2023年度フィールドワークチャレンジコース(カンボジア)(カンボジアSDGs)
2024年3月16日~3月25日(後期)
戦争博物館では手付かずの戦車たちが置かれていた。こんな間近で戦車を見るのは初めてで大砲の先に立つとどきどきした。静かでゆっくり見てまわったので戦争について本当に考えさせられた。鉄砲を持つのは多分初めてだったと思う。思ったより重かった。これを持って走って戦っていたなんて考えられない。平和であることにとても感謝を覚えた。地雷も初めて見た。仕組みなどが解説してあって勉強になった。武器の説明などが書いてあったが、地雷などの残酷さに言葉が出ないような感覚だった。本当にそういった時代があったこと、そういった被害があったことがとても恐ろしかった。このように訪れた人が悲惨さを知り、事実を知ることがとても大事なことだと思った。知るべき事実であると思った。
クメールルージュを生き延びた先生の話を伺った。英語があまり聞き取れず悔しかったが、当時の経験として実体験の話にとても重みと緊張感があった。とても貴重な話であると実感した。私たちはいつでも食べ物が手に入り、飢えなども経験したことがないので私たちが想像できるものではないくらい食べるものがないというのは本当につらいことだろうと思う。虐殺博物館では、音声ガイドに沿ってゆっくり歩いてまわった。音声ガイドでは実際の証言の録音なども流れてより事実に感じた。本当にこんなことが起きていたなんて信じられず、ただ物語を聞いているようにしか思えなかった。でも目を背けず事実として受け止めるべきだと強く思った。実際に使われたものを見れることろや写真だけでなく、私たち自身がその場にいるということが緊張感を持った雰囲気を作りだり、生々しさを増幅させた。ガイドで知る事実はショックの大きなものばかりだった。特に拷問の説明が本当に残酷で聞いていられない気持ちになった。人権をなくされるとはこんなに怖いことかと思った。当時の収容された人々の気持ちさ苦痛を考えると本当にやるせ無い思いだった。
キリングフィールドでは本で読んでよくわからなかったことも実際に足を運ぶことでよく頭に入ってきた。聞くだけでも十分苦しかったが実際は私たちが想像できる程度の苦悩ではないのだろうと思った。私もこれまでそうだったようにこんな事実をほとんどの人が知らないで生きている。もう二度とこんなことが起こらないために全人類が知るべき歴史ではないか。学校の授業でこのような歴史をもっと取り上げるべきではないか。知れてよかったと思う。今この平和をもっと大事にできるようになると思う。この平和に感謝しなければいけないと思う。人の考え、思想次第でこのような残虐な事態が起こりうる。たまたま何十年か前のカンボジアで起こったというだけで、私たちがこのような状況に陥った可能性も十分にあると考えると本当に怖くなった。何もかもなくなってしまった戦争後から発展した日本のようにクメールルージュから急激な発展したカンボジア。この二つを比較しながら研究をしてみたい。30年後は日本と変わらないのではないか。そうなった時は発展しきった日本にあまえてなにもしてこなかった自分たちは国を良くしようとがんばってきたカンボジア人に既に頭が上がらないだろう。発展的に追いついたとしたらすでに追い越されていつと言えるのではないか。
国際人間科学部グローバル文化学科1年
2023年度ボランティアチャレンジコース(ルワンダ)
2024年2月18日~2月25日 (後期)
ルワンダには日本と異なる充実感があり、予想外の驚きと発見の連続を異なる専門分野のメンバーと活発に意見交換をすることで、今後に繋がる良い影響を及ぼし合うことができました。観光ではなく、学生のみの学習の延長線としての訪問により、地元の人々と親密な関係を築き、異文化を理解する態度が身についたと思います。
国際人間科学部1年
2023年度インターンシップチャレンジコース(ハンガリー)
2023年11月6日~11月19日 (後期)
これまでにインターンシップ経験はなく、高校の修学旅行以来の海外で不安はあったが、自分にとってこの海外インターンシップで様々なことを経験できた十八日間は自分がこのプログラムに参加できてよかったと心から思えた。国際交流基金にいる以外はほとんどが全て単独行動であり、観光もたくさんすることが出来たが、現地の人ともたくさん話しながら交流することが出来た。日本でずっと生活しているだけでは中々感じられないことを多く考えることが出来たのは本当に良かった。例えば、日本で友達と話している時には自分が話したり、友達の話を聞いて理解できるのは当たり前。そんな中、自分の話していることの意味を相手が理解したり、自分が相手の意見を聞いていちいち感動などは感じない。だがブダペストの街で一人で生活していると、最初は分からないことだらけで戸惑うことも多かったし、一人で考えることも多かった。それでも日本には日本のルールがあるようにブダペストにも自国のルールや習慣がある。自分はこのプログラムに参加する前に少し英語を勉強していったため、現地の人にわからないことがあればすぐ質問したし、多くの会話をした。その時に感じたのは自分が話していることを相手が聞き取ってくれたり、相手の話が分かれば本当に楽しいということ。海外で生活してみてコミュニケーションの大切さを感じることが出来たし、新しい発見だった。この十八日間を通じて、「何でもやってみたら何とかなる」と感じられたことはこれから先自分の人生で役立ってくれるかもしれない。また普通に学生生活を送っているだけでは、出会えなかったはずの人と出会えたのは本当によかった。新たな環境に行けば、出会う人も変わる。偶然だが、自分のこれからにとって大切なアドバイスをしてくれた人もいた。その人は自分が憧れている職業をブダペストでやっていて現地では知名度もある人だった。そんな人が自分の意見を聞いてくれて、自分のやっていることに感動してくれたことはとてもよかった。ブダペストから日本に帰る時、もっとブダペストに残りたいと思った。それくらいこの期間は楽しかった。また神戸大学に戻って、学生生活が始まるが、また近いうちに海外に行っていろんなことを肌で感じたいし、多くのことを経験したいと思った。
工学部機械工学科2年
2023年度インターンシップチャレンジコース(モンゴル)
2023年9月5日~9月28日 (前期)
モンゴル国立大学法学部日本法センターでの学年論文のテーマ発表を聞いて日本法とモンゴル法の違い、またそれによってモンゴルでおきている社会問題をいろいろと知ることができた。あまり法整備について学ぶことはできなかった。だが実際にモンゴルでインターンをし、いろいろな方の話を聞いたことで日本は今後特に経済分野において法改正による規制緩和をしていくべきだと感じた。日本語を必死に学ぶ彼らとの交流は大きな刺激となったし、言葉が違えど心を通わせることができコミュニケーションの楽しさを感じることができた。
法学部1年
2023年度SDGsフィールドワークチャレンジコース(デンマーク・スウェーデン)
2023年9月19日〜9月29日(前期)
今回のプログラムの参加者は学部や学年がバラバラで、みんなが異なる興味関心を抱いていた。そのため、他の参加者の意見や感想は自分ではなかなか考えないことが多く議論が深まり、自分の視野が広がった気がした。コペンハーゲン大学とライデン大学の学生とディスカッションしてみて、教室でのあり方が日本と大きく異なると感じた。学生が積極的に意見を述べているところに驚いた。また、デンマークの社会福祉政策はすばらしいものだと私は思っていたが、現地の学生はまだよくないところがあるということを言っていて私の予想と異なっていた。
8日間コペンハーゲンで生活してみて、物価の高さ、店舗の営業時間、交通など暮らしの中で異なる点を見つけることができた。その中で、人々の仕事への意識が日本と異なると気づいた。日本の方がおもてなしの意識が強く、自分の生活より仕事に重点が置かれていると感じた。また、英語でのプレゼンを通して日本の女性の働き方についての現状を伝えることができた。現地の学生の方にも驚いたと言われ意見を聞くことができ、とてもいい機会になった。
デンマークの生活で現地の人々に日本語が通じることはほとんどなかったので、英語をしゃべらざるを得ない状況で普段は英語を話すことに抵抗があるが話すことができた。最初はカフェで注文するのも緊張していたが、最終日にはお店の人と自然に会話ができるようになった。しかし、お店での会話などはできても、大学でのディスカッションで高度な話題で自分の意見を英語でいうのは難しかった。これからも英語の勉強を続け、英語で自分の意見を伝えられるようになりたいと思った。
経営学部2年
2023年度フィールドワークチャレンジコース(台湾)
2023年9月18日〜9月29日(前期)
台湾原住民の歴史は、台湾の人々にとっても非常に深刻な問題でありセンシティブな内容であることが分かった。私たちはBununなど親日側の民族の訪問をしたが霧社事件もあったように未だ抗日の民族も存在する。また、今回のプログラムを通して原住民族の高齢化問題や教育問題は深刻だと感じた。山奥まで車で2時間ほどかけて向かい、ほとんどが70歳を超えた高齢者の方々で学校があっても生徒数と教師数がほとんど同じ規模の小学校があるだけで教育を受けたくても簡単に受けることができず都会へでなければならない環境だと感じた。
原住民族の方は住んでいる環境問題もあり平均寿命が短いため5歳ほど若くして無料で医療を受けることができる。また、民族出身でない人も原住民族についての知識を持っており小学校から教育を受けるという。台湾は同性婚は違法とされておらず、LGBTQにおける教育も日本とは違いタブー視せず小さいころから教育を受けるようにされている。私も至る所にレインボーの旗を見かけた。
経済学部4年
2023年度インターンシップチャレンジコース(アメリカ)
2023年8月21日〜9月15日(前期)
本インターンシップは1ヶ月間あり、前半は兵庫県ワシントン州事務所、後半はチーフセィエルス国際高校で行いました。
1. 兵庫県ワシントン州事務所(8月21日〜9月1日)
兵庫県ワシントン州事務所は友好提携をしている兵庫県とワシントン州の様々な分野での交流の活性化を促進している事務所です。本年が友好提携60周年の節目であり、兵庫県知事が9月中旬にワシントン州へ訪れることが予定されていました。そのため、インターンシップの業務は知事訪米に関する準備の手伝いのほか、クイズやインスタグラム投稿用の画像、文章作成といったPR業務も行いました。
2. チーフセィエルス国際高校(9月5日〜15日)
プログラム後半はシアトル西部にあるチーフセィエルス国際高校にて日本語指導のアシスタントとしてインターンシップを行いました。就業時間は午前8時30分から午後3時40分で、55分授業が午前中に4コマ、午後に1コマありました。日本語を指導する先生はアメリカの方だったため、ネイティブの日本人としてできることを見つけながら、基本的には生徒と同じように授業に参加しつつ、必要な場面で日本のことを話したり、一対一で生徒をサポートしたりしていました。
国際人間科学部4年
2023年度フィールドワークチャレンジコース(ラオス)
2023年8月4日〜8月13日(前期)
様々な機関への訪問を通して、国家レベルとNGOの民間レベルでは援助内容などでは異なる部分もあるが、どちらも支援がなくなってもその事業などをそのまま現地の人だけで継続していけることを重要視しているということが分かった。そして、支援への関わり方や支援の種類、目的も様々であることや国家レベルの援助では外交や政治が関わってくる部分も大きいということも分かった。また、複数の訪問先で現地の人は本当に発展を望んでいるのかといったことについても考えているということも聞いたが、そのような意識を持つことで単に先進国が可哀そうな途上国を助けてあげるといった関係上の援助ではない、よりよい援助に向かうのではないかと考えるようになった。
現地の人と毎日交流する中で様々な文化の違いに直面したときに最初は日本と違うなと思うだけだったが、ラオス人学生などにその文化について聞くことを通してなぜ日本とは違うのかなどといった深い部分まで考えるようになった。例えば、かなりのんびりした雰囲気で働く人が多いことについて、家族や友達との時間を大切にしていることや食べるものが十分にあることなどが関係していることが分かった。日本では「よくない」とされるようなものかもしれないが、その当たり前が他の地域では当たり前ではなく、そこには別の論理があるのだということを実感した。そして、自分の文化とは違っても相手の文化を尊重することの重要性を改めて感じた。
国際人間科学部グローバル文化学科2年
2022年度グローバルチャレンジ実習(ルワンダ)
2023年3月 (後期)
今回のプログラムに参加して印象に残ったこと、もっと深く考えたいと思ったことがいくつかある。
一つ目は国際協力についてである。私はこれまで、先進国が途上国に対して支援をすることは必要であると思っていた。たしかに、国を追われ難民キャンプに避難している人や、ひどい飢餓に苦しむ人など、生活を脅かされている人への支援はすべきだと思う。しかし、ルワンダの人は、貧しくても明るく、楽しそうに日々を暮らしている人も多くいて、そういう人たちに無理に支援をして先進国が介入することは必要なのか?彼らが暮らしに満足していて幸せなのであればわざわざ介入しなくてもよいのではないか?と感じた。もちろんこれはルワンダに1週間しか滞在していない私の意見であって、正しくないかもしれない。ルワンダの首都にもスラムはあり、その環境は過酷だった。そこに暮らす彼らは生活に不便を感じているに違いない。まだ考えが整理できておらず、これからも考えていきたいと思った。
2つ目は、ルワンダの雇用状況についてである。スラムで話を聞かせてもらった女性によると、夫は日雇で、毎日仕事を探さなければならない。見つからない日もあり、生活費を安定して稼ぐことができない。日本で暮らしている私にはこの話は身近ではなく、聞いた時は驚いた。農村で話を聞かせてもらった家庭では、母親が農村を離れ、都市に出稼ぎに行っているという。まだ子供も小さく、親とたくさん一緒にいたい時期だと思うし、自分がもしそうだったら、と想像すると胸が痛くなった。ルワンダの雇用状況は発展途上国では普通なのかもしれないが、たくさんの人に仕事が行き届き、安定的な収入を確保できるように改善できることはないか考えたいと感じた。
3つ目は、国内の経済格差についてだ。私が宿泊させてもらったところは、高級住宅街らしく、たしかに、大きくてセキュリティがしっかりしている家ばかりだった。しかし、20分ほど歩くとスラムに行けるし、キセキに通う多くの人は、貧困層や裕福でない人たちだ。日本にも経済格差があるが、ルワンダの経済格差はとても大きいと感じた。貧困層の人の中には、なんとかその日の暮らしをつないでいる人もいる。前に述べたように、出稼ぎに行かなければならなかったり、仕事が見つからない人もいる。私が英語の個人レッスンを受けさせてもらった人の話で印象に残っていることがある。ルワンダの人に、なにをするのが好き?や、なんの色が好き?など趣味に関しての質問をすると、答えられない人が一定数いるという。それは、1日1日生活を送ることに必死で、自分のことや余暇のことを考えるという習慣がないからだそうだ。だから、日本の学校のように遠足や修学旅行はない。一方、近くのカフェに来られるような人は、ルワンダでは富裕層だ。インターナショナルスクールでは、遠足や修学旅行などがある。首都だけでもこのような格差が際立っていることにとても驚いた。発展途上国では普通なのかもしれないが、実際に現地で感じてみて、予想以上に印象に残った。経済格差はどのように生まれるのだろうか?なぜ大きくなってしまうのだろうか? 経済格差を完全に解消することは難しいかもしれないが、せっかくルワンダに行き、実感することができたので、たくさんの人にその状況を知ってもらい、考え、議論することが大切だと感じた。自分自身の専攻は食料環境経済なので、このプログラムを通して感じたことについて、今後も深めていきたい。
農学部1年
2020年度International Online Summer Program 2020 (ベトナム)
2020年9月7日~9月18日(前期)
私は、大学に入るまでベトナムに縁があったわけでも特別な興味があったわけでもありませんが、ちょっとした手違いで大学一年生の夏にベトナムに一ヶ月半インターンシップをすることになりました。そんな無知の状態でベトナムに渡航した私ですが、ベトナムの方々に囲まれて生活するうちにこの国が大好きになりました。現地にいた際に、FTUの学生にお世話になったご縁があること、ベトナムの大学の授業に興味があったこと、そして自分の専門と関連のある授業内容であったことからこのプログラムへの参加を決意しました。
プログラムは、合計10 日間で、二週間にわたって行われました。参加者は、様々な大学の日本人学生約10名とFTUの学生約10名で構成されました。本来は実際にベトナムへ行って活動するものを今回は初めてオンラインで行ったため、技術面などを含めてかなり重量のあるプログラムになったと思います。話し合いひとつにしても、言語の壁の前に通信状況の壁が立ちはだかるので、初めのうちはかなり時間がかかりました。ですが、数日もすれば慣れてかなりスムーズに意思疎通を行うことができました。
プログラムの授業は、数分の小休憩を挟んだ、一コマあたり三時間であり、内容はベトナムの文化や歴史に始まり、ベトナムの経済、起業家精神、ファイナンス、マーケティング、人的管理など多岐にわたって展開されました。始まりの時間はしっかり決まっているものの、終了時刻はかなり長引くこともありました。内容としては、私は専門分野の授業で学んだことのあるものが多かったので、比較的スムーズに理解することができました。授業の中でも、グループワークが組み込まれることが多く、自分たちで考えたビジネス案に、どのように授業内容を応用してビジネスアイデアを完成させていくのかが主なテーマでありました。当然、授業内では理論の応用を完成させることはできず、授業後にもディスカッションを行いました。私たちのグループは、ベトナム側のインターネットのコネクションがあまり良くなかったので、テキストメッセージを中心に話を進めていきました。 私たちのグループは、三日目の授業後にビジネスアイデアを考え出しました。私は日本にいるベトナム人留学生に「ベトナムで成功しそうなビジネス」についてアイデアをいただき、それをもとにグループで話し合いました。結果、「ヴィーガン弁当を販売するビジネス」と言うアイデアで二週間継続的に話し合いを進めることにしました。
毎日その日の授業が終わるたびに、その日の授業で使われたトピックを自分たちのビジネスアイデアに織り込んで少しずつビジネスを完成させていきました。これがかなり単純には進まず、毎日やるべきことがアップデートされていくので、うまく役割分担をするのが大変でした。やっとのことでマーケティングプランが終わったと思えば、次の日にはファイナンシャルプランを仕上げなければならないので、正直ひたすら追われていました。しかし、グループワークは楽しいもので、話し合いの間にベトナムのお話や日本の大学の話など文化交流を行うこともできました。
文化交流ためだけの時間などは設定されていなかったので、文化交流を目的に参加すると物足りないところがあると思いますが、電話の背景のクラクション音や隣人のカラオケの音などでベトナムを感じることができました。私個人的には、グループアクティビティなどを通してお互いのカルチャーを理解していく方が、文化交流としてアクティビティが設定されるより好きなので、程よく楽しむことができました。 最終的に、私たちのグループはアイデアをかなりうまくまとめることができ、プレゼンテーションもみんなで分担して作り上げることができました。プレゼンテーションは、含めなければいけない事項が多く、25分ほど発表にかかりました。活動を通して、ビジネスアイデアをかなり現実的に考えさせられたので、実際にベトナムでこのビジネスを展開したくなりました。
二週間という短いプログラムかつオンラインでの実施ということで、やはり実際に会うことに比べるとベトナムの学生との距離感は縮まりにくいとは思いますが、どこにもいけないこの時期だからこそ場所に関係なく様々な人と交流することができたので、とても良い経験になったと思います。
経営学部3年
2019年度KUPESコース(イギリス・オランダ・ベルギー・フランス・ルクセンブルク)
2020年2月22日~3月8日(後期)
EUフィールドワークコースは、日欧比較セミナーなどを通じてEUについて学んだKUPES生を対象としたプログラムです。私は今回のフィールドワークでフランス、イギリス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクを訪れました。
EUの首都と呼ばれるブリュッセルでは欧州議会、欧州委員会、欧州対外行動庁といったEUの主要機関を訪ね、実際に勤務されている方々からお話を伺いました。欧州議会ではその役割と機能についての説明を受けた後に本会議場を見学し、欧州委員会ベルレモン本部ビルではEUが受賞したノーベル賞メダルの展示を実際に見ることができました。どちらの機関もEUの主要機関としてKUPESの授業で学んだ機関であったため、座学に加えて実際に見学することでそれらの機関がどのように機能しているのかに対する具体的なイメージが湧きやすくなりました。欧州対外行動庁ではどのような文民支援ミッションを行なっているのか、どのようにEUの重視する価値を世界に発信しているのかについてなど非常に興味深いお話を伺いました。EUの機関で働くとはどういうことなのか、EU加盟国の一員としてのアイデンティティとEU全体としてのアイデンティティのバランスなど、勤務されている方々の経験を伺うことでフィールドワークならではの学びを得ることができました。
EUの仕組みについて授業では学んでいたものの、実際にヨーロッパの国々を訪れて初めて学び、感じることが数多くありました。特に交換留学を控えているKUPES生にとって、留学前に一度ヨーロッパを見るという経験は留学に対するモチベーションを向上させると思います。今後もEUについてより知識を深めて留学に臨みたいと考えています。
法学部2年
2019年度フィールドワークチャレンジコース(タイ)
2020年2月19日~3月4日(後期)
私は、大学の講義を受けたり語学を学んだりするだけではなく、国際社会を体験できる留学がしたい!という思いからこのコースへの参加を決めました。そしてタイでの2週間を通して、フィールドワークコースの魅力をたくさん感じました。
例えば、様々なキャリアを積んだ方々とお話しすることができるということです。私たちが自分の力ではお会いできないような大企業の方や大学教授などとお会いし、お話を聞くことができるというのはこのコースの大きな魅力だと思います。国際社会の第一線で活躍されている方々は、私たちには想像もできないような視点から社会を捉えていたり、ご自身のキャリアについての深い考えを持っていたりしています。普段、大学生である私たちが国際社会を支える企業の方々とお話する機会は滅多にないことでしょう。そんな貴重な経験ができるのも、このフィールドワークコースならではの魅力だと思います。
また自分の興味関心を深める機会があるというのも、このコースの魅力の一つだと思います。例えば、自然に興味がある人は国立公園散策ツアーに参加したり、子供どもに興味がある人は自分で現地の孤児院にアポイントメントを取って訪問したりしました。遺産巡りでタイの歴史を身をもって感じることもできますし、食について興味があるならクッキングスクールへ参加することもできます。休暇などを有効に使い、主体的に行動すればするだけ、現地で色々なことを体験することができると思います。
たった2週間。されど2週間。皆さんも是非このコースに参加して、タイでの充実した2週間を送ってみてください。
国際人間科学部発達コミュニティ学科1年
2019年度インターンシップチャレンジコース(インド)
2020年2月17日~3月17日(後期)
私はインド、デリーにある日本語学校、NIHONGO CENTER(日本語センター)で4週間のインターンをしました。以前からインドにはその文化や生活、祭りなどに惹かれていたので、デリーに1か月間滞在できる今回のコースに参加しました。
日本語センターでは、朝10時から夕方18時まで、多くの生徒が勉強していましす。彼らが日本語を学ぶ目的はさまざまで、日本で働く、あるいは語学試験に合格するために通う生徒が多いようです。授業は日本語能力試験のレベル(初級、中級、上級)別にクラスを分け行われていますが、その全てのクラスの授業で、生徒の質問対応、発音練習など指導補助を行いました。その他の業務として、教材整理、生徒たちの宿題チェック、テストの採点などもしました。
滞在期間中は有名な観光地には行かず、近所を散歩したりバザールや小さなマーケットで買い物をするなどデリーの日時生活を楽しみました。また、3月上旬には春の到来を祝うホーリー祭にも参加。デリーに住むさまざまな人の生活を垣間見ることが出来ました。そして、少し疑問を抱いたことが驚きと共に発見につながり、「本物」を見る大切さを実感しました。さらに、積極的に現地の人と話し、その人の個性にも気づくことで、「インド人」と一括りに捉える姿勢を改めることも出来ました。
今後は、日本語センターで教える立場に立った経験を活かし、自分の専門分野の語学勉強に関して、目標設定や復習方法、運用練習などを参考に進めていきたいと思います。
文学部2年
2019年度グローバルチャレンジコースA(ケニア・ウガンダ)
2020年2月5日~3月8日(後期)
私はグローバルチャレンジコースの学生企画型のプログラムにて、ケニアとウガンダを訪れました。今回参加したコースは参加学生自身が渡航先での学修活動を企画するものなので、比較的自由に自分の興味や関心に沿った様々な活動に取り組むことができました。
現地で行った様々な活動の中でもケニアとウガンダの両国を通じて行ったのが、日本から持ってきたサッカーボールを現地のチームや子どもたちに寄付して、サッカーで交流するというものでした。そして、現地の子どもや若者たちと町の公園や、ストリート、村の学校など様々な場所でサッカーの試合をしました。また、ケニアでは特に現地の野球チームにバットやグローブを寄付し、一緒に野球の練習も行いました。どこにおいてもボール一つで年齢や性別そして肌の色を超えてみんながつながり共に楽しむことができました。このような活動を通してスポーツが持つ力を改めて実感しました。ケニアやウガンダでは、それぞれの文化や言語を持つ多くの民族が一つの国に暮らしています。現在でも続く民族間の対立を乗り越え、お互いが手を取り合うためには、スポーツが大いに役立つことができるのではないかと私は感じました。
そのほかウガンダでは特に食を通じて現地農家や地域コミュニティ開発の支援をしている現地NGOを通して、二週間ほど村の農家にステイし、お世話になりながら、現地の農業について理解を深めることができました。特にこの団体の支援を受ける農家が取り組む持続的な有機農業について、日本とは異なる様々な農業のメソッドについて知ることができました。こうした活動を通して、現地の環境を破壊せずそのまま生かすことがどのようにして行われるのか、ということを学びました。また、二週間現地の生活に溶け込み、自分の肌でそれを体験することできたのは、非常に有意義でした。
今回、初めてアフリカを訪れ、私は様々な活動を通して多くの体験をすることができました。このプログラムで得た学びは今後の私の人生の糧になると思います。まずは次に行う長期留学にて専攻する開発学の勉強に活かしていきたいと考えています。
国際人間科学部グローバル文化学科2年
2019年度グローバルチャレンジコースA(ニュージーランド)
2020年2月5日~2月26日(後期)
私は、培ってきた語学力の確認と今後の英語学習の指針を得るため、まとまった時間のある春休みに、神戸GCPの学生企画型のコース利用して、約三週間、ニュージーランドの友人宅でホームステイをし、環境保護活動、フードバンク活動や困窮者支援など様々なボランティア活動に取り組みました。
環境保護のボランティア活動では山の中や川沿いで草刈り、外来種の駆除を行いました。ニュージーランドは環境保護活動が非常に盛んな国で、多くの留学生が活動に参加していました。彼らと様々な話題について話し合う中で、それぞれの文化や考え方の違いを知ることができました。積極的にコミュニケーションをとることで、相手の考えをより深く理解することができたように思います。
“Feed The Street”というホームレスや車上生活者に食事を提供するボランティア活動も行いましたが、驚いたことに、活動場所付近に住む多くの地域住民が活動に参加していました。メニューはサラダ、野菜スープ、ジャガイモコロッケ、ミートパスタ、マオリの揚げ焼きパン、チョコレートケーキなど作る物がたくさん!多くの作業があり、忙しい一日となりましたが、各々が任された作業をテキパキ行ったため、予定時刻より早く活動を終えることができました。私自身も、主体的に活動に参加することで、チームと協力して有意義な活動を行えました。
活動期間中、週末を利用しニュージーランドの北から南まで、あらゆる場所に行きました。ウェリントンにある議会を視察したり、クイーンズタウンで登山をしたり、ロトルアの温泉に入ったりと、ニュージーランドの様々な姿を経験しました。各地域の持つ文化、歴史を知り、それらを尊重すること、それにより初めて共生社会を築くことができると再認識しました。
今回の海外活動では、英語でのコミュニケーションは言うまでも無く、生活様式や会話の間の取り方など様々な面で苦労をしましたが、それら課題解決のため、努力しようとする向上心を伸ばすことができました。これからの人生の中で困難に直面したとき、今回の学びを生かして乗り越えていきたいです。
医学部医学科1年
2019年度グローバルチャレンジコースB(カンボジア)
2019年9月12日~9月29日(前期)
地理的には近いのに意外と知らないアジアの国を自分の目で見てみたいという思いから、カンボジアを渡航先に選びました。2週間の滞在では、農村の小学校で授業をするボランティア活動と首都プノンペンの視察をしました。
ボランティア活動では、年齢がバラバラで言葉も通じない子どもたちに英語を教えるという無理難題に最初は頭を抱えました。それでも、現地NPOのスタッフや、他の大学生ボランティアと協力して最後まで授業をすることができました。
プノンペンでは、目に飛び込んでくる何もかもが新鮮で、写真を撮りたい!けれど、スリが怖い……というジレンマを抱えつつ様々なところを見て回りました。(結局何ごともなかったです。)高いビル、建築現場、古ぼけたアパート、路地裏で遊ぶ子どもたちなど、いろんなものがない交ぜになっていて、「発展途上国」という言葉の意味に触れたような気がしました。
私は、今回の活動を通して、自分の目で見て行動することの大切さを確認することができました。食事、トイレ、ゴミ捨てなどちょっとしたことでも、自分の感情が伴う体験は人づてに聞くだけでは得られません。崇高な目的はなくていいから、とにかく海外へ行ってみるというのも意味のあることだと思えました。これからの大学生活につなげていきたいです。
国際人間科学部1年
2019年度理学UPLBコース(フィリピン)
2019年9月9日~9月27日(前期)
大学に入ったら、留学したい。そんな思いのなか見つけたのが、神戸グローバルチャレンジプログラムでした。そして参加したフィリピンUPLBでのプログラムはとても楽しく、刺激的なものでした。
一日目は、初め、みんなの前で英語で自己紹介するだけでも緊張して、何を話せばいいか分からず戸惑っていました。しかし、毎日の英語の授業の中には、発表する機会をあり、人前で大きな声を出すことにも少しずつ慣れてきました。また、プレゼンテーションの仕方についても教わりました。目線の配り方、自然なジェスチャー、姿勢などすぐに役に立つことばかりでした。最後には、プレゼンテーションをする機会も何度かあり、自分の成長に気づくことができました。
また、毎日現地の学生と交流できたことは、素晴らしい経験でした。初めは、私は人見知りしてしまって、なかなか話しかけることができなかったのですが、UPLBの学生の方がとてもフレンドリーに接してくれ、私も徐々にいろいろな話をすることができました。また、英語を教えてくれるだけでなく、フィリピンの文化やタガログ語についても教えてもらいました。逆に、UPLBの学生の方は、日本についての関心が高い人も多く、日本について話す機会も多くありました。UPLBの学生の方と過ごした時間は、私にとって忘れがたいものになりました。
フィリピンでの3週間はとても濃密な時間となりました。この経験をこれからの英語学習に繋げたいと思います。
理学部1年
2019年度ボランティアチャレンジコース(ネパール)
2019年9月1日~9月15日(前期)
みなさん、ナマステ!
今回のネパールでの活動、それは「こんなに充実した二週間はない!」と声を大にして言いたい旅でした。魅力は三つあります。
一つ目は、観光や施設訪問でネパールの文化や歴史、現状について知ることができるということ。遺跡巡り等で宗教や歴史を感じることができ、買い物等を通じて人々の生活の一部を知ることができました。また日本大使館やJICA、村の区役所を訪れて話をお聞きし、ネパールや各組織の取り組みなどについて知れたのも貴重な学びでした。
二つ目は、農村の小学校で子どもたちと一緒に活動ができるということ。僕はもともと子どもたちの教育に興味がありこのコースを希望したので、とても楽しみでした。今回は3校の小中学校の他に、大学や地域の学童保育に参加し、そこで事前に準備してきたダンスや工作、スポーツなどを通して子どもたちと楽しく活動しました。みんなとても喜んでくれましたが、子どもたちとの遊びはじめると果てしなく続き、僕たちは最後にはへとへとになって帰ってきました。めったに外部の人が来ない農村地域では、一緒に遊んであげることも僕たちができる大切な支援の一つなのかなと思いました。僕たちも彼らから多くのことを学びました。
三つ目は、仲間との絆をとても深めることができるということ。都市や村で二週間生活する中でお互いに支え合い、協力し合うことで非常に仲を深めることができ、日本に帰ってきてからもこの仲間もとい友人はかけがえのない存在となりました。
たった二週間でしたが、ここで得た経験は教育や国際貢献の場面だけでなく僕たちの生き方や考え方そのものに大きく活かされてくると思います。
今回は三つ紹介しましたが、この旅にはここには書ききれない魅力がまだまだたくさん詰まっています。ぜひ参加してその魅力を味わってください。ダンニャバード!(ありがとう!)
国際人間科学部1年
2019年度理学SIITコース(タイ)
2019年8月11日~8月31日(前期)
2019年8月11日から約3週間、タイのバンコクから車で1時間ほどのところにあるThammasat University の一つの学部であるSIIT(シリントン国際工学部:Sirindhorn International Institute of Technology)との授業に参加しました。この大学はタイの中でもトップクラスの大学で、3週間を通して日本では味わうことのできなかった貴重な経験をすることができました。
私たちは大学でタイの学生と全く同じ授業に参加し、タイの学生と行動を共にし、タイの食事を食べるといった、タイにどっぷりと浸かった生活を送りました。私の中でタイはまだまだ発展途上国だと思っていたのですが、SIITは日本以上にIT化が進んでおり自分の考えが甘かったことを感じました。また、日本ではいまだ紙媒体での勉強が主体ですが、学生は皆iPadで授業を受けており、先生もiPadで授業を行っていました。大学内にもiPadを販売しているところもあり、学習環境の違いを感じました。
一方で、日本のすばらしさを再認識することもできました。最も印象的だったのが衛生面の考え方の違いです。タイでは生肉も生魚も常温放置。ハエが止まった食べ物も提供する。道はゴミの香りが漂っている。日本ではありえない光景であったので私はとても衝撃を受けました。このような光景が日本で見られないのは国民の間ではこれがよくないことである認識が広まっているからでしょう。この意識が常識としてあることに改めて素晴らしさを感じました。
このプログラムを通して、タイという異国の地の文化や人に触れ、様々な考え方や視野を得ることができました。この経験を活かし将来の自分をつくる糧にしていきたいと思っています。
工学部応用化学科2年
2019年度インターンシップチャレンジコース(モンゴル)
2019年8月31日~9月28日(前期)
私は4週間、モンゴルの新モンゴル高専の日本語クラスで日本語教育の指導補助のインターンを行いました。私のこのプログラムへの参加動機は長期休暇を有意義なものにしたい、そして未知のことに挑戦したいというものです。
日本語教育指導補助の仕事は書き取り練習のチェック、会話練習の相手や例文の読み上げ、教材作成と多岐に渡りました。日本語教育の専門知識がなくわからないことも多い中、現地の日本語教員の方々は親身に仕事を教えてくれました。生徒たちとも最後は打ち解けることができ、廊下で「先生、こんにちは」と声をかけてもらいやりがいと喜びを感じることができました。
高専での授業以外でも博物館やチベット仏教寺院の視察、伝統芸能の鑑賞、草原マラソンへの参加、ゴビ砂漠やテレルジ国立公園の訪問とモンゴルの文化・自然に触れる機会を多く得られました。また滞在先の寮では、現地の学生との共同生活を通じ、多くの交流の機会が得られ、価値観・生活習慣の違いを理解するとともに親睦を深めることができました。
今回の活動で私は状況対応力・チャレンジ精神を養うとともに、ほかの文化を理解し受け入れる寛容性を身に付けることができたと思います。
活動を振り返ると、私はモンゴルで出会った多くの人たちの助けのおかげで課題を乗り越えることができたと思います。今回の経験を自身の今後の大学での学修・卒業後のキャリアに活かすだけでなく、私を助けてくれたモンゴルの人たちのように他の学生に還元していくことができればと思います。
法学部1年
2019年度フィールドリサーチコース(マレーシア)
2019年8月31日~9月26日(前期)
マレーシアでは、現地の英語学校で2週間英語を学び、残りの約10日間で現地企業訪問やフィールドリサーチを行いました。
英語学校ではアフリカ系や中国、韓国、中央アジア等様々な国籍の人々と一緒に学び、休憩時間やランチタイムなどで親睦を深め、一日の授業が終わると連れだってショッピングをしたり、映画を観に行ったりしました。それまで海外を訪れたことがなく、日本人以外の知人もいなかった私にとっては、他国の人々と接し友達になることで「日本人以外の人」と「日本語以外の言語」で話す障壁が完全に取り払われた有意義な時間でした。
後半のフィールドリサーチでは、私はマレーシアにおける宗教、特にイスラム教とキリスト教について調査しました。神学校や宗教施設、現地の大学を訪問し、話を聞くことで、この2つの宗教を含んだマレーシアの宗教事情は日本で事前に得た情報とは大きく異なるものであることがわかり、自分の足で現地を訪れ、自分の五感を使って事実を確かめることの重要性を強く認識しました。また、このコースの仲間が調べた、「マレーシアの言語」や「マレーシアのスポーツ」に関するフィールドリサーチも興味深く、独自の観点から調査していてとても刺激を受けました。
1か月という短い期間でしたが、今回私がマレーシアで得たことは日本では決して得られないことばかりで、今回勇気を出してこのプログラムに参加して本当に良かったと思います。あまり海外というものに親しみのない私でしたが、これからも積極的に海外に行き、今回得た経験や教訓を活かして、将来海外で活躍できる人になりたいと思うようになりました。
法学部1年
2019年度サマースクールチャレンジコース(ベトナム)
2019年8月11日~8月31日(前期)
私はハノイ貿易大学(FTU: Foreign Trade University)のサマープログラムに参加し、3週間、ベトナムでの活動に取り組みました。現地のトップレベルの大学であるハノイ貿易大学では、講義を受けた他、企業訪問や観光など、内容の濃いプログラムを通じ異文化体験をすることができました。
講義はビジネス関係の授業のほか、プレゼンテーあションテクニックの授業やベトナム語入門など内容は多岐に渡りました。レベルが高く、また全ての講義が英語で行われたため、英語力の向上を目標としていた私にとって大変勉強になりました。
大学がある首都ハノイだけでなく、ベトナム最大の経済都市ホーチミン市や、世界遺産なども訪問しました。またベトナム資本の靴工場、多岐に渡る事業をしている商社のオフィスや日系メーカーのTOTOを訪問しました。これらの視察では、ベトナムの経済発展の状況や観光業の振興状況を垣間見ることが出来ました。
私は今回のサマープログラムで留学へのモチベーションを得ることが出来ました。自分自身の英語力の不足や英語の必要性を痛感しましたが、海外で過ごす日々は毎日がとても刺激的でした。帰国後は長期留学も視野に入れ、さらに英語学習に励もうと思います。
経営学部1年
2019年度モスクワコース(ロシア)
2019年8月6日~8月20日(前期)
私たちはロシアの学生として2週間を過ごし、その中で多くの経験をすることができました。
まずは、モスクワ大学でのロシア語講義です。私たちは寮から毎日地下鉄で大学に通い、現地のロシア人の先生による講義を受けました。そこではロシア語をロシア語で学ばなければならず、それになんとかついていこうとすることで語学力を上げることができました。また、実際に現地の方と会話をする機会があるため、生のロシア語に触れながら学んだことをすぐにアウトプットできて良かったです。
次に、様々なフィールドワークです。授業の一環として、もしくは自身の研究テーマのために何度もモスクワ市内をめぐり、新しいものや人と出会うことができました。私はロシアの食文化について調査をしたため、スーパーやレストラン、青物市場を回ってロシアの食べ物を楽しむことは、とても印象に残っている思い出です。ロシア料理は美味しいものばかりで、毎日の食事を考えるだけでもとても楽しかったです。
短い時間ではありましたが、私はこのモスクワ研修を通してロシアのことを知り、大好きになりました。そして、7人の仲間とともに過ごした2週間はかけがえのない思い出となりました。これからももっとロシアについて学び、知識や言語力をより高めていきたいです。
農学部1年
2019年度グローバルチャレンジコースA(ウガンダ)
2019年8月18日~9月30日
夏休みを利用し、6週間、ウガンダで有機農業を促進しているNPOでインターンシップに取り組みました。ウガンダでは労働者のうち7~8割の人が農業に従事していて、非常に大事な国の産業となっています。もともとアフリカに興味を持っていたので、実際にその国を支える多くの農家の人たちと接することで少しずつでもウガンダの現実を肌で感じることができ、とてもよい経験ができたと思います。
帰国して約1ヶ月が経とうとしている今でも鮮明に頭の中に残っているのは、現地で出会った農家の方たちのすごく純粋な笑顔です。彼らは常に笑っていて、私が「Are you happy now?」と聞くと、自信満々で胸を張って「Of course!」という答えが返ってきます。どれだけお金がなくて困っていようとも、彼らの笑顔はとても眩しくて、自分までつられて笑顔になることが何度もありました。確かに物質的な豊かさは日本のほうがあるかもしれないですが、だからといって日本がウガンダより優れているわけではない。逆にウガンダが日本より優れているわけでもなく、そこに上下関係など存在しない。互いに認め合って、互いの幸せを願いあえることが何より大切なのだ。それまで概念として理解していたことを、身体で感じることができました。
行く前は怖さもありましたが、現地へ行ってみて本当によかったと思っています。今回の経験を基に、これからも頑張っていきたいです。
国際人間科学部1年
2019年度グローバルチャレンジコースB(ベトナム)
2019年8月7日~8月25日(前期)
今回参加したベトナムで与えられたビジネスに関する企画を2週間で完結させるプログラムでは多くの学びを得ることが出来ました。その中でも、特に心に強く残っている学びを2つ紹介したいと思います。
1つ目は、生のビジネスの経験です。ベトナムで取り組んだ現地の英語学校の経営に関する企画は、日本でベトナムの情報を調べていく中で、ある程度想像できた気がしていて、日本で立案した企画案を少し変えるだけでことは進むだろうと考えていました。しかし実際は、現地で授業に関する教員へのアンケートや学校に通う生徒の保護者へのインタビューや現地事情など情報収集をしていくにつれ、それを根本から変更せざるを得ませんでした。その上、再度立案した案が、現地のプレゼンテーションで通らないことも何度もありました。現地の人たちのニーズを満たすことは簡単なことではなく、PDCAを何度も回すことで真に求められているサービスになることを実感しました。課題が山ほどありましたが、企画案が最終的に学校経営に有用なものとして採用されたときは、計り知れないほどの達成感がありました。
2つ目は、チームビルディングです。僕たちのチームは企画案を作成、再検討をして練っていく中、煮詰まり意見が衝突することもありました。本気で取り組むプログラムだからこそ、このようなことが日常茶飯事で起きます。この経験から本音で伝える大切さに気づかされた一方で、本音を言えるぐらいの関係の質の構築がとても重要だと感じました。
このプログラムで得た学びはこれからの僕の人生を支えていくと確信しています。この経験を今後の活動に活かしていきたいと思います。
理学部2年
私はEUフィールドワークコースとして、フランス、イタリア、ベルギー、イギリスを訪問しました。私のテーマはLGBTという観点から見た、ヨーロッパにおける多様性の尊重だったのでこれらに関しての体験を書きます。
まず、フランスにおいてパリ7大学のグリボー先生にお話を伺いました。フランスのPACSという婚姻に似た制度は同性カップルよりも異性カップルによって使われていることを知りました。次にイタリアでは、ILOのトレーニングセンターで研修に参加し、労働基準を定める議会にもLGBTというキーワードがあがっていることを知り、多様性の尊重が世界的な問題であることを再認識しました。また、ベルギーにおいては実際にゲイである方にお話を伺いました。彼はゲイであることを理由に差別やいじめをうけたことがないと話しており、国の環境の違いを目の当たりにしました。イギリスにおいてはオックスフォード大学の院生でレズビアンのアイデンティティを研究している方にお話を伺い、オランダにおいてはLGBTの歴史が刻まれている各地を訪問しました。
すべての国でLGBTというキーワードはそこらじゅうにあって、その尊重の仕方も違うことを実際に各地へ行くことで学びました。加わった知識もあれば、不十分だったなと後悔した知識もあります。
今回、このコースに参加したことで自分の研究意欲がとても高まったという自覚があります。これを機にいろんなことにチャレンジできたらなと思っています。
国際人間科学部2年
私がミャンマー・ヤンゴンでの活動コースを選んだ理由は、急速な経済成長を遂げる今しか見ることのできないミャンマーの活気溢れる姿を見たいと思ったからだ。
現地では日系企業・日本政府機関訪問と現地で日本語を学ぶ学生との交流を主に行った。企業訪問は、食をテーマに多くの企業をまわり、駐在員の方々から事業を展開する上での工夫点や苦労話を伺った。また、私が一番思い出に残っているのは、学生との交流だ。大学を訪問し、互いに自国の文化を紹介した後、学生に協力してもらい町でミャンマーの習慣を調べるフィールドリサーチを行った。その他、自由時間に遊園地や国立博物館へ行きとても楽しかった。学生とはたった数日しか一緒に過ごせなかったが、別れが寂しくなる程親しくなった。
現地での活動を通じてミャンマーが秘める力、実際に感じた国民性、学生の将来の夢を聞いて、今後ミャンマーがさらなる発展を遂げることは間違いないと思った。
今回の研修は初めての体験ばかりで、たった二週間とは思えない程濃く充実した日々を過ごした。特に企業訪問で得た経営に関する具体的な知識は今後の専門分野の学習に活かしていきたい。
経営学部1年
今回、仏教や仏教文化を学ぶコースに参加し、国民の約90%が上座部仏教徒のミャンマーに2週間滞在した。今回の研修で学んだことは、宗教は勉強しようとすべきものではない、ということである。
なぜなら宗教は、それを信仰する人々の生活や文化そのものであり、それを勉強して完全に理解するのはほとんど不可能であるからである。日本人が人の家に上がる時は靴下を履くべきだと自然に思うのと同様に、ミャンマーでは人の家やパゴダ、寺院に行く時に靴下を履かないことが当たり前なのである。毎日パゴダに行って、仏像の前に座り、頭を床につけて祈祷するのが、彼らの日常なのである。確かに学ぶことは多い。しかしそれは紙とペンを持って学習すべきことではなく、彼らと一緒に生活する中で、それを真似て、いつしか慣れ、自然と身についていくことなのである。
要するに、私がここで学んだことは「習うより慣れる」ことがいかに大切であるか、ということである。私は今後の学生生活において、この「習うより慣れろ」の精神を忘れず、何事も本などから知識を得るだけでなく、進んで体験し、本当の意味での学びをしていきたいと思う。
また、私は今年の夏から約1年間スウェーデンへ留学することになっているが、そこでも、学校の授業をただ受けるだけでなく、実際にその地を訪れたり、人々と積極的にコミュニケーションを取ることで、私が学びたいことへの理解を深めていきたい。
経営学部2年
今回の活動では、タイ・チェンライ県において植物観察をしました。チェンライはタイの北部に位置しており、バンコクより気温も湿度も低く、過ごしやすい場所です。
チェンライ市内を拠点に、チェンライ県各地の国立公園に車で移動して植物観察を行いました。国立公園では日本では見慣れない木々が鬱蒼と生い茂り、滝があったりと自然の迫力に溢れていて、感銘を覚えました。観察した草木も面白いものばかりでした。例えば、日本でも観葉植物として販売されているものの、日本のものとは背丈や葉の大きさが全く異なっていて驚いたクワズイモ。また、まるで巨大ブドウのように数え切れないほどの果実が房になっていたのが圧巻だったイチジクの仲間の、マドゥア・サイ。そして、太陽のような独特すぎる葉の形をしたターンルアンがありました。様々な植物を観察した後に、部屋で資料にまとめる作業は楽ではありませんでしたが、とてもやりがいに溢れていました。
さらに、植物観察のみならず、日系のフリーズドライ工場や農園、無農薬のコーヒー農園の視察、またタイとミャンマー、ラオスの国境地帯であるゴールデントライアングルを訪れたり、チェンライ周辺の博物館を見学したりと、本当に数多くの経験をしました。そのため、食について、持続可能性のある農園やミャンマーとタイの国力差について考える機会が数多くありました。
次のコース参加者たちにも、私たちがまとめた植物図鑑を発展させてほしいという思いがあるのと同時に、このチェンライという魅力に溢れた土地を存分に体験してほしいと思います。
工学部2年
僕は9/23−9/30(台風のため1日延長)の1週間台湾に海外渡航しました。主な活動は国立台湾大学や工学部関連の施設の見学・講義です。
台湾の方々はとても親日でした。日本のことにすごく詳しく、特に台湾学生は日本のアニメや漫画で共通の話題になりました。また、文化の違いで言うと、電車内での飲食禁止やトイレットペーパーは流さず破棄などがあり、興味深かったです。小籠包やが有名でとても美味しかったです。
大学では、キャンパス内の図書館や研究室を見学させていただきまいた。無響室やレーザー研究室など多くの工学研究内容を英語で紹介させていただきました。学部では決して見ることができない最先端研究の一端が見れて知見を広げることができました。施設訪問では、実際に大学の研究が社会でどのように活用されているのかを知る機会になり大変勉強になりました。また、授業を英語で受けることがありました。それぞれの英語力でそれぞれが思うことがあり、英語が出来る人は、それをツールとしてどう活かすか、できない人はどうやったら上達するかなど考える時間になりました。
今回のプログラムは本当に楽しかったです。将来について考える機会になるとともに海外に渡航する経験もできる機会です。もし、これを読んで迷っている人がいれば是非参加をしてみると良いと思います。
工学部1年
私は2週間のベトナム滞在の中で、ボランティア活動を行いました。主な活動場所はフィッシャービレッジという仕事のない人が水上生活を行っている貧困地域と知的障害・精神障害のある子供たちの通っている児童福祉施設です。
フィッシャービレッジでは、主にインフラ整備のお手伝いをしました。井戸水の濾過装置の手入れを1日がかりで行なったり、台風の影響で水害の被害を受けた家の掃除の手伝いをしたりと肉体作業が多くかなり大変でした。しかし、作業の進展や喜んでくださる現地の人々を見て達成感を感じました。
児童福祉施設では、手作りのお菓子やお面を配ったり、日本のおもちゃを持って行ったりしました。子供たちが自分にくっついてきたり、「こんにちは」と挨拶してくれたりしてとても楽しい時間でした。
政府の援助も無く厳しい生活を強いられている人がたくさんいるという点は自分にとって衝撃的でしたが、それ以上に、厳しい中でも楽しそうに生活している人々、ボランティアとして彼らを支援する心優しくフレンドリーな現地の人々が非常に印象に残っています。今回の活動では多くの課題を発見することはできましたが、自分にできたのは一時的な手伝いだけで、その課題の解決として何か成果を出すことはできなかったと自分の無力さを感じています。これからの学習や経験の中で自分にできることを具体的に考えていきたいです。
国際人間科学部1年
2018年度UPLB農学英語コース(フィリピン)
2018年9月10日~9月29日(前期)
私は、3週間のあいだ、フィリピンのラグナ州にあるUPLBという大学で英語能力を高めるための語学留学をしました。
初め、私は自分の英語に自信がなく、初めは中々自分から英語で話しかけることができませんでした。それでも、私たちのガイドをしてくれたUPLBの学生さんたちが、私に積極的に英語で話しかけてくれ、こちらの英語を理解しようとしてくれました。そのおかげで、「自分から積極的に英語で話そうとする姿勢」が身についたように思います。
留学プログラムの後半では、買い物中に店頭で店員さんと打ち解けられたり、授業の一環である学生へのインタビューに快く答えてもらえたりなど、人々の優しさを感じる機会が多かったです。海外に行ったのは今回が初めてで、外国の方とこんなに話すのが初めてだった私にとって、日本にいる人と同じ姿勢で、身構えず海外の人と話せるようになったことは、大きな進歩でした。
この留学プログラムで、「積極的に英語を使う力」が身についたと強く感じます。UPLBの学生と連絡先を交換し、今でも連絡を取れる仲にまでなれたことがとても嬉しいです。
農学部1年
トロントでの生活は、大きく分けると「英語学習」「放課後の活動」「ホームステイ」の3つにまとめられます。
平日の午前中はトロント大学のEnglish Language Program に参加して、スピーキングを中心に英語の授業を受けます。クラスの先生はもちろん、クラスメイトには日本以外からの留学生もいたため、授業時間内も休憩時間も、英語で会話をし続けるトレーニングになりました。
放課後には、大学の設けたボランティア活動やスクールアクティビティに参加したり、各々の設定したテーマに沿ったフィールドワークに取り組んだりしました。私は多文化社会の中の日本文化の変容に興味があったので、トロントの日本料理店を訪れることが多かったです。どの店も料理はいずれも美味しいものでした。ただ、日本で見られる名前のメニューであっても、盛り付けの仕方や量が異なっている点が印象的でした。
帰宅後のホストファミリーとの交流も、大切な思い出となりました。1か月という短い間ですが、非常に濃密な経験を得ることが出来ました。
国際人間科学部2年
2週間の英語学修と、約10日間の企業訪問およびフィールドリサーチに取り組みました。
英語学修では、レベル別少人数クラスで様々な国から来た人々と肩を並べながら学び、スピーキングに対するハードルが下がっていきました。そこでできた友達と食事や観光に行ったことは最高の思い出です。
企業訪問では、日系企業や政府投資機関を訪問し、ビジネスの観点から見ることでさらにマレーシアについての知識が深まり、また企業の方々が現地の文化、習慣などに合うように事業を展開する工夫や努力を目の当たりにしたことで異文化理解の難しさや良さを実感できたと思います。
日程の余裕から、隣国シンガポールへの学生企画旅行が実現し、マレーシアとは一味違った雰囲気、食文化があり、すぐ隣にも関わらず国が違うといろいろ事情も異なるという不思議な体験もできました。
今回が私にとって初めての海外経験だったのですが、例えば多数の民族が相互にそれほど交わらずうまく調和を保っている様子が見て取れ、事前に本などで読んでいたことと違うイメージを持ちました。そのため、現地に赴いて肌で感じることの価値の大きさを知り、これからも積極的に海外へ足を運んでいきたいと考えるようになりました。
国際人間科学部1年
「自分の信じてきた常識は、異国ではどんなにちっぽけなことか。」これが、私がネパールに行って最も強く感じたことでした。
全然違う国に行ってみたい、という思いで期待と不安を胸にこのプログラムに参加しました。しかし実際に行って体感してみるとネパールでの滞在は想像していたよりずっと刺激的なものでした。日本語はもちろんのこと、英語も村では通じず、道ひとつ歩くにしても日本の感覚では歩けません。衝撃を受けることは数々ありましたが、不思議なことに受入れ難いことは少なく、むしろ異なる状況を楽しむことが多かったです。言葉が通じずとも指を指せば必要最低限のことは伝わりましたし、余所者の私たちにとても優しくしてくださった村の人たちの人の良さや、おいしいものを共有する喜びなど、人と人との関わりの根幹的なところは文化や環境関係なく通じ合えるのだということがわかりました。
最後に、これからプログラムに参加しようか迷っている方がいましたら、不安なことはたくさんあると思いますが、案外行ってみると心配したほどの困難ではないことが多いですので、勇気を出して参加することをおすすめします。
理学部1年
私はベトナムのホーチミンでインターンシップをしました。
前半は、VIT Japanから派遣されて、日系の学習塾であるIZUMI塾で日本語教師の補佐を、後半は、日系のコンサルタント系の会社であるVIT Japanで日本の服を売る店舗の管理や、コンサルタント系の業務の補助をさせていただきました。
IZUMI塾では、ほとんど日本語が話せないベトナムの小学生から高校生に日本語を教えました。言いたいことが伝わらず苦労することもありましたが、一生懸命に日本語を覚えて話そうとする子供たちの姿は健気で、異文化や異言語を教えることの喜びを感じました。
後半のVIT Japanでは、ベトナム人の社員の方々と共に店舗の管理をしたり、現地に住む日本人にホーチミンの居住環境に関するヒヤリングをしたり、ベトナム人の学生へ高校や大学受験制度についての調査をするなど、日本人ベトナム人問わず様々な人と出会って話す機会をいただきました。その中で、自分とは違った考え方や価値観に出会うことができ、自分のキャリアを考える上でとても重要な経験となりました。
日本では絶対にできないような経験であふれた4週間でした。今回の学修を通して海外で働きたいという思いが強くなったので、今後も海外で活動ができる機会を得られるように積極的に情報収集をしていきたいと思います。
海事科学部1年
本を読めば、人口が2億4700万人で、首都がジャカルタで、主な宗教はイスラム教で…と言ったインドネシアについての知識を得ることができます。しかし、調べれば分かる知識を覚えているということは、重要なのでしょうか。
社会が変化する中で、知識はすぐに陳腐化してしまいます。私は、実際にその地に足を踏み入れ、自分で体験することが大切だと思います。
例えば、インドネシアでは、私たちの持っている普通が全く違いました。信条や時間感覚、マングローブの森や海、自然に対する思い、将来の捉え方など、例を挙げるときりがありません。現地について数日は、文化の違いに驚きました。受け入れられないと思うこともありました。
しかし活動を通して、ゆっくりとその違和感や拒絶感が変化していく過程を体験しました。その中で、「文化に優劣はない。私は自分の文化のなかで生きてきたけれど、相手の文化も、生活のやり方としてなかなかいいじゃないか。」と思えることができました。文章で見ると当たり前のことに思えるかもしれません。しかし、文の意味を理解し同意できるということと、実際に自分が感じるということは全く異なります。やはり、自分で感じたことは知識以上に価値があるのです。
gcpのプログラムに参加して、未知の場で主体的に活動することで、自分の血肉となるような経験をすることができました。この経験を生かして、今後も積極的にいろいろなことにチャレンジしていきたいと思います。
経営学部2年
今回、私がグローバルチャレンジコース(学生企画型)に応募した理由の一つは、時間がある時に見聞を広めたかったからです。私は将来、医学研究者になりたいと思っていて、医学部のカリキュラム上、一回生の夏に海外へ行くのが最も好都合だと思いました。
学外学修先の医学研究室では、英語の説明を聞いてPCRや電気泳動の実験をしたり、研究員の方と英語で実験について質疑応答したり、また研究員の方に観光に連れて行っていただいたりし、ずっと英語に触れていたので、英語のコミュニケーション能力が飛躍的に向上したと思います。
また、現地では医学系の日本人研究者の方何人かお会いし、インタビューする機会があり、キャリアに対する色々な大事なアドバイスをいただきました。そのほか日本人研究者が集まる、朝の会というものにも参加して、先生方の研究内容などを聞きました。
この留学で、専門知識をもっと学び、早く身に付けたいと思うようになりました。これからも医学生として、謙虚な姿勢で勉強していきたいと思います。
医学部1年
私の中で最も印象に残っている活動はラオス北部に位置するルアンパバンにある小学校での活動です。
私たちは小学校での青少年活動にあたり、いくつかの遊びを準備して行きました。初めは喜んでもらえるか、計画した通りに進むか不安でしたがいざ始まると子どもたちは食い入るように私たちの手本を見つめて真似をしながらも、彼らなりにルールをアレンジして大いに楽しんでくれました。
想定していたこととは違うことが起こった場合、無理に強制するのではなく子どもたちの感性に任せて柔軟に対応し笑顔の絶えない時間を作ることが大切だと、日を追うごとに思うようになりました。
子どもたちの新しい物事に対して無心になって取り組む純粋さと、突然やってきた外国人の私たちをすんなり受け入れて活動を見守ってくださった小学校の先生方の寛容さはこれから社会に出る身にとってなくてはならない姿勢であると考えています。
海事科学部1年
私たちはタイのチェンライとバンコクに行き、食について学んできました。
チェンライでは実際に農園に訪れました。企業と村が一体化してコーヒー豆を栽培する現場と循環をテーマにした有機農業を行っている現場を見て、食の生産でも理念が異なると農業のスタイルが異なることを実感しました。
バンコクでは、食の管理について学びました。MOLロジスティクスでは日本企業ならではの徹底した温度や日程管理が行われていることを見学できました。タイの食を司る保健省にも伺い、今タイでは食育を推進する取り組みを行っているという話が印象に残っています。
このコースでは食を、生産・加工・物流・管理など様々な視点から学ぶことができ、私たちに欠かせない食を振り返るよい機会となりました。
私はこれからこのタイでの経験と所属している農業系のサークルでの経験を踏まえ、日本ならではの農業・食の衛生管理とは何かについて考えていきたいです。
経営学部2年
ミャンマーでは日本政府機関や日系企業を訪問し、日本語を学んでいる現地の学生たちと交流を行いました。
今回ミャンマーの研修を選んだ理由は2つあります。
今急成長を遂げつつある東南アジアの中で、これから発展するポテンシャルを持っている国で生きる若者の勢いに直に触れたいと感じていたため、もう一つは日本の学生にとっては関心が低いものの日系企業は熱い目を向けている国とはどのようなものなのか知りたいためでした。
ミャンマーの学生たちは日本の高度経済成長期のような「やればその分報われる、だから頑張るんだ」という雰囲気に包まれており、活気にあふれていました。そのため自分たちとの交流にも意欲的で、とても刺激となるものでした。
また、人の好さや文化的背景といった要素は、ニュースのような二次的な情報では得られないということを今回の研修で改めて感じたため、今後興味あるところへ足を運びたいと強く思いました。
経営学部1年
2~3月にかけ、フィリピンとドイツで2つの海外活動に取組み、「グローバルチャレンジコース(学生企画型)」で渡航しました。これら2つのプログラムのうちドイツでの活動についてお話したいと思います。
ドイツではベルリンで行われた国際ボランティア活動に参加してきました。活動内容は、国際ボランティアで使用する施設の清掃です。具体的には、施設の落ち葉集め、部屋の塗装、自国の料理作りを行いました。活動自体は平日半日で、残りの時間は週末を含め、自由に使える時間でした。平日は活動先の施設で他の参加者と遊び、休日は皆でベルリン市内やポツダムなどへ観光に行きました。
国際ボランティアというプログラムだったので、活動には様々な国からの同世代の学生が参加していました。今回のメンバーの具体的な出身は、日本・韓国・ロシア・中国・セルビア・ベルギー・ベラルーシ・ウクライナで、メンバー同士、互いの国について話したり尋ねたりして、各国について色々知ることができました。
今回の活動では、自分でほとんどの渡航手続きをしたり、現地での活動前後は一人で行動しなければならなくて大変ではありましたが、それはとても良い経験になり今後に活きると思います。
国際人間科学部1年
私がUPLB農学英語コースに参加したのは、英語への苦手意識を克服するために英語圏の国を訪れたいと思ったからです。
UPLBでは発音と会話に重点をおいた英語レッスンと、授業後にフィリピン人学生ファシリテーターによる商店街散策や美術館訪問などのプログラムがありました。また、レッスン以外のときも仲間同士で英語を使うようにしました。その甲斐があって、英語を話す自信につながりました。帰国後、日本で外国人観光客が困っているのを見たときに、自分から話しかけて助けることが出来ました。
フィリピンでの生活は、日本とは異なることが多々ありました。宿泊していた大学寮では、雨が降ればWi-Fiが途切れ、雨漏りがしました。断水は何度もあり、虫もよく出てきました。しかし、慣れると、断水に備えて水を蓄えたり、日本との生活の差異も気にならなくなり、順応性と対応する力を身につけたようです。日本がいかに恵まれているかを知りました。
今後は長期の留学をしたいと考えています。それまで、英語に触れ合う機会を増やしていこうと思います。
農学部1年
今回の留学の主な目的は、①数学分野の英語に慣れる、②世界トップクラスの大学の学生について知る、③海外の大学の施設や制度を知ることでした。
この留学では2週間の間、南洋理工大学で数学の授業を受けました。英語で書かれた数学の本なら神戸大学の図書館にもあります。しかし、本で学ぶことと、実際の授業を受けることでは違いがあります。本と板書では表記の仕方が微妙に違いますし、本だと発音が分かりませんが授業なら説明が伴います。英語を使った数学授業を受けて、数学分野のライティングとスピーキングが向上したと思います。
南洋理工大学の学生は勤勉かつ積極的で、休み時間に勉強するのは普通のことであり、授業中も積極的に発言していました。留学中は私もよく発言しましたが、これは神戸大学の授業でも続けようと思います。
今後、長期留学をしたいと考えています。南洋理工大学の授業はLecture Theaterと呼ばれる映画館のように大きい教室で行われましたが、私には小さな教室の方が合っていると思いました。しかし、長期海外留学することを考えると、これに慣れておくとも重要だと感じました。
理学部2年
私は2週間メキシコでのウミガメ保護のボランティア活動に参加しました。主な活動内容はウミガメの卵の捜索及び回収、子ウミガメの放流、ごみ拾いでした。特に印象に残っているのは初日に子ウミガメを放流した時のことで、私の手のひらよりもずっと小さいカメたちが波に運ばれているのを見て、自然の壮大さ、生命の神秘性を感じました。
また、現地には6か国から参加者が集まっており、ゲームをしたり、それぞれの国の料理をふるまったりして交流を深めることができました。充実した日々を送ることができたのですが、活動時間には苦労しました。母ウミガメは深夜に産卵するので、それに合わせて昼夜逆転の生活をしたことが体力的に負担でした。それでも、新鮮なことばかりのあっという間の2週間でした。
今回、このような国際的な活動に参加したことで、世界をより身近に感じるようになりました。今後は、より熱心に学業に取り組んで専門性を磨き、サークル活動を通して出会う人たちとの関係を大切にして、社会で活躍できる力を伸ばしたいと思います。
国際人間科学部1年
ニューヨークでの3週間で一番印象に残っているのは、ニューヨーク・テネメント博物館です。ここは、かつて移民が暮らしていたアパートメントを当時の状態に修復して、彼らの生活を通して移民の歴史を伝える博物館です。ただ、当時の生活を展示しているだけでなく、当時の人物になりきった案内人が当時の生活を話してくれるというストーリー仕立てになっているので、私自身も当時の世界に入り込んだかのような感覚を味わいました。私は、移民について学びたいと思い国際文化学部に入学したので、この博物館は本当に興味深いものでした。
現在は、言語学に興味をもっており、将来は英語教育に関連する道に進みたいと思っているので、大学の英語クラスやニューヨーク方言に関する授業は勉強になりました。
今回の経験を通して、移民や英語教育への関心が一層高まりました。そして、できれば在学中に留学をしたいと考えています。
国際文化学部2年
私はマレーシアへ行き、2週間の英語レッスン受講と、約10日間の企業訪問およびフィールドリサーチを体験してきました。
英語レッスンでは、全体的にスピーキングが重視されており、選択クラスの「ビジネス英語」でも自分の意見を表現することが求められました。この経験で、英語で話す力がついたと思います。
企業訪問では、数社の日系企業などを訪問したのですが、食品会社の工場訪問が一番印象に残りました。それは、社員教育の徹底やハラルへの対応のほか、商品の提供を介してサラダなどの野菜食をマレーシアに普及させたいと考えていることから、ただ商品を提供するのではなくマレーシアの人たちの健康に留意する姿が伝わってくるように感じたからです。
今回の活動を通じて、将来海外で働こう!という意識が明確になりました。そのために、もっと日本を理解したい、海外の人に日本を知ってもらいたい、そしてもっと英語の力を伸ばしたいと思いました。帰国して、日常の生活に流されそうにもなりますが、マレーシアで受けた良い刺激と学習意欲を保ち続けようと思います。
海事科学部2年
私は4週間、モンゴルのモンゴル高等専門学校で、日本語教育補助のインターンをしました。
まず、平日はモンゴル高専の日本語授業の補助業務に励みました。対象の生徒は1~4年生までいたので、それぞれの日本語レベルに合わせて対応するのは大変でした。しかし、生徒が熱心に取り組んでくれると、こちらも頑張ろうと思えて、毎日意欲的に活動することができました。また、日本語教師の方々とご一緒に仕事をさせていただく中で、仕事への向き合い方についても勉強になりました。
週末には、国際マラソンへの参加やJICA等の機関訪問、JUGAMO(Japanese University Graduated Association of Mongolia)との交流を通して、政治家から、会社経営者、大学教授といった様々な方々と出会い、世界は想像するよりも大きく、またそれは手の届くところにあることを実感しました。
モンゴルでの経験は、私が将来社会に出たときに具体的に役立つ知識や技能だけでなく、人として生きていく上で大切な社会性や寛容性を身につけることにつながったと思います。ここで得た経験を、大学での学習、クラブ活動、そしていずれは就職活動で活かしたいと思います。
経営学部2年
私は今回、上海とその郊外の太湖という湖に行きました。 現地の学生たちと深く関わりながら滞在することで、彼らの様々な考え方や人柄に触れることができました。自分の経験を通して、彼らの多様性について理解できたことは大きな収穫でした。
さらに、中国の素敵な面も多く見つけました。例えば、鉄道が単純明快で利用しやすいなど、特に交通機関において、上海は日本よりも優れている点が多々あります。また、上海の街中では、鉄道などの工事現場を何度も見かけました。上海は既に東京以上に発展した都市ですが、現在も目まぐるしく発展し続けていることを実感できます。一方、太湖の水質調査を通して、その急速な経済発展に伴う深刻な環境問題や、その改善が難航する理由なども深く知ることができました。
このように、今回のプログラムでは、単なる旅行では得られない現地の人々との密接な関わりの中、実体験に基づいて異文化を理解できたと思います。また、中国は広く、他の地域にもその地域ならではの新たな発見があるはずです。今回得た中国への親しみと関心を胸に、北京などにも是非行ってみたいです。
これらの経験はこれからの国際関係を考える上で、非常に大切な土台となると思います。
法学部1年