スーパーサイエンスハイスクール(以下,SSH)とは,文部科学省が平成14年度より始めた事業で,先進的な科学技術,理科・数学教育を通じて,生徒の科学的な探究能力等を培うことで,将来社会を牽引する科学技術人材を育成するための取組です。
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玉島高校では平成19年度から19年間連続でSSHに指定されています。
令和4年度からスタートした第Ⅳ期では,「地域共創で目指す,地域や国際社会で活躍する科学技術人材の育成」を研究開発課題として設定し,「A.科学的探究活動カリキュラムの発展」「B.拡張的教育活動プログラムの開発」「C.全校体制の推進と成果の普及」に取り組んでいます。これらの取組で行われる本校での探究的な学びを通じて,理数科生・普通科生ともに以下3つの力の育成に取り組んでいます。
◯読み解く力 :文章,グラフ,図等から情報を読み取り,理解する力
◯考え実行する力:自ら解決法を考え,協働して解決に向けて実行する力
◯論じ合う力 :自らの意見を表現し,質疑を理解して的確に応答する力
将来,地域や国際社会で活躍できる科学技術人材に必要な力を「読み解く力」「考え実行する力」「論じ合う力」と整理し,地域と共創する仕組みを構築した科学的探究活動カリキュラムの発展と拡張的教育活動プログラムの開発に取り組む。また,開発したカリキュラムや手法等を広く普及するため一般化する。
A.科学的探究活動カリキュラムの発展
地域社会での活動や,実験・観察等の体験を重視した系統性のある科学的探究活動カリキュラムと継続性のある指導法を開発する。
B.拡張的教育活動プログラムの開発
地域社会や大学・研究機関等と連携し,生徒1人ひとりが活躍できる実践的な教育活動プログラムを開発する。世界へとつながる課題を意識できるグローバルな視点を持った国際性を育成する教育活動プログラムを開発する。
C.全校体制の推進と成果の普及
全教職員が組織的に取り組み,学年及び教科横断的に協働する体制を確立する。開発・発展したカリキュラムや手法等を一般化し,公開する。