課題解決に向けた実践 玉島商業高校 2年
課題解決に向けた実践 玉島商業高校 2年
「クロダイの消費拡大に向けたレシピの作成」 玉島商業高校 地理総合
活動の概要
地理総合で獲得した地理的な概念を生かして、学習指導要領で示される大項目C「持続可能な地域づくりと私たち」に合わせて探究的な学びを実施しました。岡山県PBLガイドブックに沿って地理に関する社会課題の解決を目指し、探究を進めました。まとめ・表現の後は、岡山県農林水産部水産課と連携し、クロダイの消費拡大に向けて、解決策の社会実装へと取り組みを広げました。
ねらい
・探究の方法を理解できるようになる。
・地理的な概念を活用し、社会課題の解決に向けて根拠ある情報をもとに考察し、解決策をまとめ・表現することができる。
工夫点
・岡山県PBLガイドブックに沿って体系的に探究の方法を学べるようにカリキュラムを設計しました。
・生徒にとって身近な課題となるように、学習テーマを精選しました。
・解決策の提案で終わること無く、社会実装までのゴールを生徒に示し、学びのアウトプットが社会課題の解決に繋がる実感を持たせることができるようにしました。
苦労した点(課題をどのように解決したか)
・地理的な概念を活用する(再文脈化する)ことに困難を抱える場合が多かったため、振り返りシートの見直しや課題の分解を丁寧に行いました。
・社会実装に向けて取り組みやすさと課題解決に向けたインパクトの大きさ(トレードオフの関係)のバランスを生徒に考えさ
せることの難易度が高かったため、個別で助言を行いました。
その他(参考に他校が実践する際に注意した方が良いことなど)
社会実装を意識していない探究では、実社会で最も困難を感じる実践的な経験を生徒が得られないまま終わってしまうため、学びのアウトプットの場を前提としたカリキュラム設計を目指すように意識するとよいのではないかと思います。
水産課による出張講義
レシピの試作
水産課へのプレゼン
県庁食堂での販売