まとめ・表現 一人一台端末 笠岡高校 個人 iPad 外部連携 市役所 1年 2年
まとめ・表現 一人一台端末 笠岡高校 個人 iPad 外部連携 市役所 1年 2年
「リフレクションタイム」 笠岡高校 総探「ACT」
活動の概要
1年次生がローカル課題から未来を考える「地域学」に、2年次生はグローカル課題をSDGsの視点を取り入れて考える「テーマ探究」にそれぞれ約半年間取り組んでおり、その成果発表の場として12月に「ACTデー」を実施しています。1年次生によるポスターセッションや2年次生代表者によるステージ発表の後、活動当初から指導・助言を頂いている市役所や大学の支援関係者を招いての「リフレクションタイム」を設定しています。1年次生はさらに半年間の活動を振り返る時間を設けています。
活動のねらい
リフレクションを通じて、半年間にわたる課題探究活動のプロセスを振り返り、経験した様々な出来事や得られた情報、新たに生まれた疑問などを可視化することによって、本校が新しい時代に必要と考える未来開拓力(教養力・思考力・表現力・協働力・省察力・志力)の観点とも照らし合わせ、自分自身の変化・成長・課題を認識します。
工夫点
課題探究活動をキャリア形成の重要な活動と位置づけ、PDCAサイクルにのっとった活動を繰り返すことで生徒が成長を実感できるようにプログラムを構成しています。また、外部人材を積極的に活用することで、専門的な最新の知見を得られるだけではなく、自らの人生と社会の未来を考えることを常に意識させるよう工夫しています。1年次「地域学」では市長をはじめとする市役所各課担当者、「テーマ探究」では大学教員が、「基調講演→テーマ設定→中間評価→成果発表会→リフレクション」に継続して関わることで、系統的な指導を実現しています。「地域学」の取組で市職員から良い評価を受けた生徒が、2年次の「テーマ探究」で提案を具体化するための探究活動を行うなどの成果も上がっています。ACTのプログラムは、「地域学」の後、「意見文作成」「地元企業訪問」「テーマ探究」「大学・学部・学科リサーチ」「学びの計画書作成」と各活動が有機的につながっており、それぞれのリフレクションが次の取組で効果を高めるための重要な活動になっています。
課題をどのように解決したか
「地域学」や「テーマ探究」でリフレクションタイムを導入した当初は、議論の活性化が課題でした。そこで「リフレクションタイム」進行のフォーマットを作成し、5名程度の探究活動各班で活動を振り返った後、代表者が発表し、それに対して議論を深める方式を採用しました。全員が当事者の意識を持って「リフレクションタイム」に参加するよう工夫したことで議論が活性化しました。
リフレクションタイム資料
リフレクションの記録シート
1年次生振り返りシート