M <認め合い,多様性を尊重する生徒>
I <いつも元気で,率先して動く生徒>
Y <夢を持って,志に高める生徒>
A <愛する故郷や社会に貢献する生徒>
明るく,美しく,楽しい,毎日通いたくなる学校
心の居場所があり,一人一人が大切にされる学校
家庭,地域とともに志を育む,信頼される学校
教育の使命を自覚し,情熱をもって職責を果たす教師
生徒一人ひとりの個性を尊重し,成長を願い,自ら学ぶ教師
生徒,保護者,地域社会から信頼される教師
(1)生徒の個性が尊重され,心の居場所があり,自己有用感をはぐくむ学級・学年,学校づくりを推進する。
生徒…「明るい挨拶と返事」「爽やかな服装」「校歌を堂々と歌う」「人の話を聞く」「清掃に励む」(一流の宮中生五つの掟)
教師…「師弟同行」「率先垂範」「わかる授業づくり」「感情に寄り添う生徒理解と支援」「めりはりのある生徒指導」
(2)教職員の資質や力量を高める研修やOJTを充実させ,教師力・授業力の向上を図り,確かな学力の定着に努める。
(3)チーム宮中(教職員,保護者,地域の人々など関係者)で,学校の教育力の向上に努める。
(4)歴史と伝統のある宮の里の教育力(人材・学習材)の活用を推進し,健やかな心身や社会性を育み,志をもった生徒を育てる。
(5)保護者・家庭及び地域社会,関係諸機関との連携を深め,開かれた学校づくりを推進する。
1 将来の目標をはぐくむ志教育の推進
(1)地域の学習材(人・もの・こと)を生かした志教育を推進する。
○地域人材等を活用し,将来を見据えた職場体験学習
(2)3年間を見通した実践を通して,志教育の充実を図る。
○蔵王を知る研修,樹氷めぐり等から修学旅行へと体験的学習の充実
(3)自己実現と社会貢献という2つの視点を大切にした志教育を推進する。
○社会貢献(奉仕)の視点を重視し,具体的な実践の場を設定する。
2 心の居場所がある学級・学校づくり
(1)自己有用感や自己肯定感が高められる学級・学年経営に努める。
○生徒会活動の機能を充実させ委員会活動の活性化を図る。
○個性を尊重し,自分の価値を見出し,互いに認め合える学級・学年づくりを図る。
(2)学級活動や短学活の工夫を通して,その充実に努める。
○ソーシャルスキルトレーニングやアサーショントレーニングへの取組によりコミュニケーション能力を育む。
○各種アンケートや面接を通して,生徒一人一人の理解を深め,生徒の情報を共有する体制の確立。
3 基礎的な学力の定着と活用する力の伸長
(1)指導過程(学力向上に向けた5つの提言)や教材の工夫を通して指導法を改善し,生徒同士が互いに学び合う授業など主体的・対話的で深い学びが行われるよう授業力を向上させる。
○校内研究と関連づけ,授業改善に取り組む。
○生徒が主語の授業づくりに取り組む。
(2)授業に関連づけた家庭学習の充実を通して,学びと学び方の習得を図る。
○各教科で基礎学力の定着を図るための家庭学習の改善と充実を図る。
(3)わかる授業,楽しい授業にするため,生徒の声に耳を傾け,困りやつまずきの様相を把握し,授業の改善を図る。
○授業アンケートを実施し,各教科担任と学校全体の課題を把握し,改善を図る。
4 感性豊かで逞しい心をもつ子どもの育成
(1)自他の命を尊び,共に生きる心と態度をはぐくむ体験型学習に努める。
○みやぎの先人集の活用と一斉道徳授業(2学期授業参観日)の実施
○人権教育,防災教育の充実
○体験的学習における協働の充実
(2)心燃えて歌うことや描くこと,創ることを通して感性と情操の涵養に努める。
○合唱コンクール,美術展,書きぞめ展など創造的な活動の充実
5 健康な体づくりと安心・安全な生活の向上
(1)口腔衛生・性・食・生活リズム・運動・感染症予防,体力づくり等,健康生活・食生活の指導に努める。
○歯科医による指導や歯磨きタイムの実践
○日常の体力機能向上に向けたランニングや体感トレーニングの充実を図る。
(2)安心・安全な生活が校内・校外で送れるように,危機管理に努め,安全に対する意識の高揚を図る。
○月1回の安全点検を通して,校内の危険個所を生徒とともに共有,確認する。
○生徒とハザードマップを作成し,学校だより等で周知を図る。
(3)あらゆる機会での生徒理解のための面談を通して,生徒個々の不安や悩みを共感的に理解し,生徒のメンタルヘルスに努める。
○チャンス相談,SCとの面談,三者面談等で生徒理解に努める。
6 すべての生徒への学習機会の保証
(1)生きづらさを抱えた生徒の,状況と不安を踏まえた支援の在り方の研究と実践を推進する。
○特別支援教育コーディネーター,学び支援教室担当者,養護教諭を中心に生徒
の悩みの把握に向けた取組を行う。
(2)不登校等,教室での学習が困難な生徒に対する学習機会の保証のため,「学び支援教室」を活用した別室登校の充実,ざおう学びセンター「みらい」との連携を充実させる。
○学び支援教室のよりよい運営のために,学び支援教室担当者を中心に定期的な情報交換を行い,支援方法の確認を行う。
(3)ICT環境を活用したリモート授業,オンデマンドによる教材の充実,学習教材の開発を推進する。また,通信教育の手法による学習の研究と実践を推進する。
○全授業のリモート配信の実施
○タブレットドリル等,ICT利用の支援方法についての研修を行う。
7 積極的な生徒指導の展開
(1)教育相談の機能を充実させ,生徒の共感的理解に努めるとともに,SC・SSWと連携する体制を充実させ,生徒の不安や悩みの解消に向けた感情に寄りそう生徒指導を推進する。
○SCと全校生徒との面談を実施する。
○SSWと生徒指導主事の定期的な情報交換を行う。
(2)生徒活動(生徒会・PSC・学級・部活動)等による生徒の自治的活動の促進を通して,社会の担い手としての自覚を育てる。
○生徒主体の生徒会活動(体育祭,宮中祭等)を通して,自己存在感の感受,共感
的人間関係の育成,自己決定の場を提供する。
(3)めりはりのある生徒指導(良さを認め伸ばす,ならぬはならぬ)を推進する。
○月ごとに重点指導項目を設定し,「一流の宮中生5か条」の浸透を図る。
8 地域とともにある学校づくりの推進
(1)コミュニティ・スクールの機能を生かした学校運営
○年3回の学校運営協議会により,地域の声を学校運営に生かす。
(2)保護者,地域社会,関係機関と共に健康教育,キャリア教育,食育,防災教育,健全育成事業等の協働推進に努める。
○ざおうっ子応援団,ゲストティーチャー等の地域教育力の活用。
○町教育委員会,町長部局とも連携を図り,幅広い協働を図る。
(3)授業及び学校行事等の積極的公開,学校だよりや学校評価の分析結果の発信等,保護者,地域社会の期待と信頼に応える。
○HPや学校だよりによる積極的な情報発信により,小学校,地域,保護者との連携を促進する。
9 教職員の資質・力量の向上
(1)外部講師による校内や校外の職務研修によって,職務遂行に必要な資質能力の向上に努める。
○一人年間1回の研究授業(事前検討会,事後検討会)を行う。
○校外での研修会に積極的に参加する。
○魅力ある学校づくり,学級づくり,授業づくりの校内研究を進める。
(2)日常における自己研修やOJTによる資質能力の向上に努める。
○伝講研修会,ミニ研修会を実施し,相互に学び合う風土を醸成する。