Umatani Group

栄養による生殖と行動の調節機構を明らかにする

栄養による生殖の調節メカニズム

動物は生殖をおこなう際、生殖腺の発達や異性への性行動など、多大なエネルギーを必要とします。真骨魚類の生殖において、どのような栄養が生殖に重要か、明らかにすることを目指します。

卵黄依存から採餌行動に移行する神経メカニズム

魚をはじめとする卵生生物は卵黄を保持している間は卵黄に依存した栄養摂取をしますが、卵黄が退縮すると外部からの栄養摂取すなわち採餌行動を示すようになります。このような採餌行動への行動変化が脳のどのようなメカニズムによって生じるのか、明らかにしたいと考えています。

真骨魚類における精巣機能制御メカニズム

生殖腺の成熟は次世代を残すために必要不可欠であり、脳下垂体で放出される生殖腺刺激ホルモンと、視床下部で放出される生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンの発見以降、これらホルモンが生殖腺の成熟を制御していると一般的に考えられています。しかし近年、様々な脊椎動物でこれらホルモンノックアウト(KO)個体の解析が行われ、オスKO個体が受精能を保有することが報告されてきており、私たちはオスにおける新たな精巣機能制御メカニズムの解明に向けた研究を進めています。

ほかにも進行中のプロジェクトがありますので、お気軽にお問い合わせください。

研究機器など

水槽システム

電気生理・イメージングシステム

ゲル撮影・実体顕微鏡