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ヒトの歩行を詳細に解析するには反射マーカーを貼りつけて光学式モーションキャプチャーシステムを使用したり,多数のセンサを身体に装着して計測する手法が標準的ですが,これらは研究室外での計測や医療現場での使用が難しいといった問題もあります.当研究室ではカメラや1,2個のIMUを使用するのみで歩行中の関節角度やその他の有用な評価指標を簡易かつ高精度に計測する歩行解析システムの開発を行っています.
転倒は長期入院や施設入居,動作不安感発生リスクの一つであり,転倒リスクを軽減させることが健康長寿社会には必要不可欠です.当研究室は人工筋などの軽量なアクチュエータを用いた,自宅や医療現場でも簡易に使用できるバランストレーニングデバイスの開発も行っています.これにより姿勢制御能力の向上による転倒リスクの軽減が期待できます.
リハビリテーションにおいて,適切な治療の選択は身体機能や動作能力の改善に重要ですが,様々な症状を有する方それぞれに最適な治療を提案することは非常に困難であるといえます.当研究室では医療機関と連携して,これまでの医療現場におけるデータや動作中の動画を併用することで下肢装具の使用や装具のパラメータ調整,その他各種治療においてどのように治療を進めていくかの選択を支援するシステムを開発しています.