安く良いツールを使うことは良いことです。ですがコストを考える時に大切なのは
如何に安くではなく、結果、如何にコストパフォーマンスの良い効果を得られるか。が大切です。
無料で使えるからLINEで十分と思って、使っていく内にユーザー管理や情報漏洩の危険性が高まり
結局、管理に必要な人的コストやリスクが高くなり過ぎたり
同じく、Gsuiteと同じようなことが複数の安いサービスを使えば実現できると工夫しても
結果、使うツールが増えて、管理も行き届かなくなり、仕事の質も落ちてしまうなど
結果的に余計にコストがかかったり、仕事に支障が出たりしているケースを多く見かけます。
非常にもったいないことなので、良いツールを少なく導入して使いこなすことで
高いコストパフォーマンスを得ることと、管理の簡略化が重要です。
上記のコストの話と近いのですが、Googleは世界中の天才が集まって作った
どんな会社も真似できないセキュリティ環境で高機能なサービスが多数利用できます。
私は、1アカウント1万円でも素晴らしく価値の高い良いサービスだと思っています。
Officeのソフトも購入する必要がなくなり、いつでもどこでも実務が可能になり
アンケートフォームも、社内専用ポータルサイトも、テレビ会議も
他社なら数十万円するBI(ビジネスインテリジェンス)ツールも、
アクセス解析も、メールも、スケジュール管理も、網羅しています。
使わない手は無いです。使えば既存のシステムを捨てることが出来る可能性が高く
既存のシステムを減らせば、業務効率も良くなり、システムにかかるコストも浮きます。
いろんなツールがありますが、いろんなツールをやめて、Gsuiteに集約することで
非常に上手くいくケースを数えきれない程、見てきました。
もちろんGsuiteで出来ないこともありますが、使いこなせば様々な実務がGsuiteで完結します。
本サービスでもGsuiteで様々なことが実現できるよう、サポートすることを目指しています。
Gsuiteにファイルを保存する時、そのファイルは8つに分かれて世界中に分散保存されます。
分散保存された後、また別の国々にバックアップが複数回行われます。
もしファイルを紛失させたかったら、世界中のGoogleサーバーに同時にミサイルを打ち込む必要があります。
もしファイルを情報漏洩させようとしても、物理的には不可能です。
世界中にある超巨大なサーバーセンターから、万一サーバー機を見つけられたとしても
そのサーバーに入っているデータは先程あったように8分の1しかなく
難読化もされているので、元のファイルにまったく復元できません。
ですので、世界最強の情報紛失対策と情報漏洩対策が実現されています。
その環境を自社で実現しようと思うと、何兆というお金が必要になります。
ID・PWの管理をきっちりすれば、世界で一番安全な場所にデータを預けることができます。
それだけID・PWの管理は重要になります。
ツールを増やす際は、どうしてもChatworkやGsuiteで出来ない物のみ増やします。
例えば、CAD等の専門職種用の実務ツールや、ワークフローや、集金のシステムや、勤怠など
それらは必須になるので、もちろん使うのですが
会社の規模が小さければ勤怠やワークフローも問題なくChatworkやGsuiteで活用できますし、
請求書発行も数が少なければ、Googleスプレットシートで出来ます。
Gsuiteでやると逆にコストがかかる、という状態で無い限り
なんとかChatworkやGsuiteで完結できることを増やしていきます。
そうすれば、別のツールのアカウント管理の手間も減りますし、コストも浮きます。
ツールが減るとデータを探す時間も短縮されますし、良いことだらけです。
もちろん、ツールを増やした方が良い時は増やします。
新たにツールを入れることで、本当にコストパフォーマンスを得ることができ
管理もしやすく、現場としても喜ばれる。それなら問題ありません。
ただし、現時点で社内ツールに混乱が起きていると上手く浸透しません。
既存のITツールの利用状況などが良い状態で、それをさらに良くするという
社内の賛同を得られた形で導入をお願いします。
弊社も、実務ツールとして、マインドマップを描くマインドマイスターや
先方にアカウントが無くてもTV会議がすぐにスタートできる
appear.inというツールなどは使っています。
ChatworkとGsuiteを連動させて社内アナウンスを自動化する
iftttやZapierなども使っていますが、設定して稼働した後は放置しています。
普段意識しなくて良いツールは、多少増えても問題ありませんが
ID/PWの管理を慎重にお願いします。
IT化の企画や計画は、実行しないと何も変化が得られません。
現場が動いてくれない場合は、現場の協力が得られるように
ヒアリングやアンケートを取り、その結果をフィードバックして
IT化の必要性を訴えることも大事です。
一番大切なのは、トップの意志です。
トップがIT化に積極的ではない場合は非常に苦戦します。
トップを巻き込めるように働きかけてください。
メリットを伝え、今の課題のクリアにつながること、
結果どれだけのコスト減や時間を生むことになるのか
説得していくことが必須になります。
この部分の進め方については、別のページで詳しく記載します。