ソ ル ガ ム について

”ソルガム”とは

ソルガムは、イネ科の一年生の穀物であり世界五大穀物のひとつとされ、日本では「タカキビ」や「モロコシ」、中国では「コーリャン」とも呼ばれています。アフリカが原産地で、紀元前約3000年以前に栽培されていたと考えられいます。その後、アラビア、インド、中国に伝わり、北部から満州にかけて広範囲に栽培されるようになりました。
日本には14世紀ごろに、中国から高粱という品種が伝来したと記録されているが明確ではありません。信州でも古くから栽培され、米の代用でお餅として食べられていました。
高温や乾燥に強いことから、雨量が少なく作物をを育てるには過酷な土地でも栽培できる穀物です。

ソルガム の 活 用

耕作放棄地の解消

ソルガムは高温や乾燥に強く、痩せた土地でも育成が可能であり、農薬を使用しなくても育つ手のかからない植物であるため、高齢化や人口減少による働き手の不足が深刻な中山間地域でも栽培が可能です。ソルガム栽培を通じて地域の活性化を目指します。

ソルガムの茎葉

キノコの培地として利用し、その使用済み廃培地をメタン発酵を利用してエネルギー化することによりカーボンニュートラル(脱炭素社会)の実現に貢献します。そして、エネルギーとして使用後の発酵残渣、消化液は堆肥として農地へ戻りソルガムを育てます。

ソルガムの子実

アレルゲンフリー、グルテンフリーであるとともに、ポリフェノールやGABAが豊富で整腸作用が期待できる穀物です。粒状または粉末にして食物アレルギーの子供たちや健康志向の人たち向けの商品開発やレシピの提供を行います。

ソルガムの育種

生産性の評価や地域環境や目的に合わせたソルガムの新品種の育成や収穫率向上、栽培簡易化など栽培技術に関する研究を進め、

独自の「信州そるがむ」の開発、栽培普及を目指します。

栽培に関するお問い合わせは信州産ソルガム普及促進協会のホームページでご覧ください

そるがむ栽培マニュアルはこちら