金属間化合物、機能性炭素化合物は主に東6号館3階にある実験室で試料合成をしています。
研究内容、使用している器具や装置に関しては、Researchをご覧ください。
金属間化合物の作成の実験の様子
固相反応法
私たちの研究室では、原料粉末を錠剤整形器で圧力をかけることでペレット状に成型し、
電気炉で焼成することで目的物質を合成しています。
また、酸化する原料などを用いる場合には、アルゴン雰囲気下で行う場合もあります。
大気中やガスフローなど様々な環境がありますが、今回は真空中で焼成しています。
金属原料を秤量します。
ミリグラムオーダーの原料をきっちりと計ります。
粒径を揃えるように5 ~ 10分乳鉢と乳棒を使って混ぜます。
原料同士の接触面積を増やすために力加減なども、試料を綺麗に作る上で重要です。
ペレット成型機を使って、原料を圧縮成型します。
こうすることで反応性が高くなります。
試料を石英管に真空封入します。真空引きしながら、非常に強い火力のガスバーナーで封じ切る作業をします。
この作業はかなり難しく、慣れるまでたくさん練習します。