「スタッフ」の考え方

仕事を通した「成長」を支援する会社に

総務/経理などの事務仕事は、どの会社にとっても必要不可欠であると同時に、そこで求められる品質には限界があります。例えば、必要な仕事が「経費精算100件分」であったとして、それを処理するのに5時間かかる人と1時間で終わる人がいれば、明らかに1時間で完了させられる人の方がスキルは上です。前者の人よりお給料が高くてもいいでしょう。

しかし、お客様にとって「5時間仕事をした」ことが価値なのではなく「100件の経費精算を終えてくれた」ことに価値があり、そこに対価が支払われるので、どんなに短時間で仕事を終えても、100件分の報酬しか支払うことができないのです。

もちろん、スキルが向上して1時間に100件の仕事が完了できれば、5時間あれば500件処理できるという計算になります。しかし、お客様にそれだけの「仕事の在庫」がない限り、それだけの報酬には繋がりません。これが「求められる品質の限界」です。

つまり、長く事務の仕事を続けてスキルが向上したり、もっと高度な、もしくはクリエイティブな仕事をしたいと望んでも、ジェントルワークスは「事務作業の代行」が業容なので、そのままではいつかみなさんの希望に沿うことができず「会社と働く人のアンマッチ」状態に陥ってしまいます。

そこで私たちが考えたのが「卒業モデル」です。

働く意欲がより高まったり、子育ての環境が変わったなどライフスタイルに変化があった時など、ジェントルワークスで養ったスキルを生かして、もっと望み通りに働ける場所へ飛躍してもらうことを「前提」にして、スタッフとして働いてもらうことが、会社とスタッフの良い関係になると考えています。

「卒業モデル」とは

前述の通り、「求められる品質の限界」がある弊社の事務代行においても、概ね3年から5年程度の経験をすれば、一般的な求人に対して「業務経験」を以って応募できると考えています。

ですから、ジェントルワークスのお仕事をしていただきながら、いつか「転職」することを希望される方に、以下のようなサポートを実施します。

  • 日常の業務におけるOJTとしての指導
  • キャリアカウンセリング(スキルとキャリアの棚卸し)
  • 業務経歴書作成のフォロー

また、転職の希望有無に関わらず、定期的に個人面談を実施して、現在の状況と将来への意向に変化がないかを確かめながら、お仕事を継続していただきます。

<よくある質問>

Q:ジェントルワークスのスタッフは、必ず「卒業」しなければいけないのですか?

A:「卒業」は必須ではありません。何らかの事情で在宅/短時間での仕事を継続したい方も、安心してそのままお仕事を続けていただいて結構です。ただし、前提である「求められる品質の限界」があるため、お支払いする時給に上限があります。それ以上は時給アップできないことをご了承いただければ、卒業を気にしなくても大丈夫です。

卒業後は「母校」として

最初から転職することを前提に、ジェントルワークスで働いていただくというと、何かとてもテンポラリーな感じに捉えられるかもしれません。しかし、私たちは仕事は「社会の中での居場所」であると考え、その人の人生に大きく影響を与えるものだと思っています。

たとえ人生の中で短い期間であっても、ジェントルワークスの一員として働いていたことは、この先にもずっと続くであろうご自身のキャリアの中に、きっと何かしらの影響を以って残ってくれると信じています。

そのような想いを持ってもらえたとしたら、ジェントルワークスは卒業していったスタッフを暖かく迎えるような「母校」になります。

人と会うための場所「Meets Place」

在宅ワークでは仕事を始めても、家族以外の人と「リアルに会う」機会が生まれません。これまで会社としてはイベントなどを開催し、なるべく多くのスタッフの都合を合わせて「会う機会」を作っていたのですが、たまにぽっかり空いた自分の時間に、仕事を介して生まれた関係の人と会うことが難しい状況でした。

そこで、武蔵小杉徒歩2分の場所に「Kosugi Meets Place」という、仕事をするのではなく、人に会いに行くための場所を作りました。ここには業務マネージャーが可能な限り常駐します。

また、スタッフならいつでもここを使ってもらえるので、スタッフ同士のミーティング(業務かどうかは不問)でも使えます。

卒業したスタッフも、ここは「母校の校舎」のように、誰かがいる時には気軽に立ち寄れる場所としてオープンしています。

Kosugi Meets Placeの説明はこちら