"原爆"について
ABOUT "Genbaku"
原子爆弾とは The Atomic Bomb
原子爆弾は「原爆」と呼ばれる、原子力を利用した核爆弾の名前です。
終戦後しばらくの間、米軍による情報統制が敷かれたため、「原爆」や「被爆」という単語を使うことができず、「E=MC2」という数式で表されていました。
そのため、慰霊碑などにもこの数式が刻まれました。
いつどこで使われたか
When/Where had been dropped
When/Where had been dropped
1回目は、1945年8月6日 午前8時15分に広島に投下されました。
広島に投下された原子爆弾は「リトルボーイ」と呼ばれるウランを用いた小型の爆弾でした。
2回目は、1945年8月9日 午前11時2分に長崎に投下されました。
長崎に投下された原子爆弾は「ファットマン」と呼ばれるプルトニウムを用いた爆弾でした。
読んで知る"原爆"
Learn more - "Genbaku" Library
Learn more - "Genbaku" Library
下記リンクから書籍を購入いただくことで、
当企画展をご支援いただくことができます
はだしのゲン
中沢啓治
主催者が原爆展を開催する、大きなきっかけとなった漫画「はだしのゲン」。
黒い雨にうたれて
中沢啓治
悲しみの頂点に怒りがある。仕方のなかった事ではなく、間違っていた事に対しては声を上げ続けていかなくてはいけないんだ。
原爆に関連する絵本
核兵器をなくすと世界が決めた日
絵:TOTO 文:高橋真樹 岩﨑由美子 監修・解説:川崎哲
日本語の文の下に英語の翻訳もあり、世界中の人にも読んでもらえる絵本。
核兵器を持っている国や、核実験をした年などは初めのページに記載があるけれど、
お話の中では国の名前や人種名は書いていないので、「核兵器をもつこと」「核兵器を使うこと」「核兵器を使われること」でどんなことが起きるか、どうしていかなくてはいけないかが分かりやすく描かれている。
生々しい表現はなく、核兵器の事実と、これから一人ひとりが自分たちと世界の人々を核戦争から守ろうという方向性が書かれているので、小学生でも読みやすいと思う。
ひろしまのピカ
丸木俊
さつまいもののったピンク色のおいしいホクホクのご飯を、お母さんとお父さんと食べている小さな7歳のみいちゃん。
原爆が落ちて、気がついた時には広島の町は炎の海でした。
真っ赤な火の中をお父さんをおぶって走るお母さん。
絵の中のみいちゃんはずぅっとあの朝の赤い箸を手に握ったままです。
日常が、一瞬で地獄に変わってしまったと実感できるコントラストのある描写です。
原爆はその1日だけではなく、その後も人の身体と心を破壊し死に引きずり込んでいるのだとわかります。
それは昔の話ではなく、今も続いているのです。