「“自分を生きる就活”を、すべての学生に。」
「“自分を生きる就活”を、すべての学生に。」
──就活研究所・所長 小田切優斗が語る、学生支援の未来
ありがとうございます。
正直、肩書きが変わるということ以上に、「研究所として、社会にどんな問いを投げかけるか」という責任の重さを感じています。
これまで我究館で学生支援に関わってきましたが、個別支援だけでは届かない社会構造の壁もたくさん見てきました。
だからこそ、データと実践の両輪で「就活そのものを問い直す場所」を立ち上げたかったんです。
そうですね。最初は明治大学で教員免許を取り、中高の教育現場を目指していました。
でも、最初に就職したのはHondaの人事部。そこで新卒採用や研修を通じて1,500人以上の学生と接した経験が、僕の原点のひとつです。
その後、教員として高校や大学受験にも携わりましたが、結局ずっと一貫して「若者の意思決定を支える仕事」をしてきたんだなと気づいたんです。
今の我究館では、まさに「人生の岐路にある学生」に本気で向き合う仕事ができています。
はい。就活というものは、個々の学生にとっては人生の転機である一方で、社会的には構造的な問題も抱えています。
たとえば、大学のキャリア支援が限られる中で、学生は何を頼りに進路を決めるのか?
自己分析や企業研究以前に、「何を軸に決めるか」がわからない子が本当に多い。
だからこそ、全国の大学・学生・企業へのヒアリングやアンケートを通じて、ファクトで就活の“実態”を可視化しようと考えています。
今年度中には『就活白書2026』を発行予定です。
僕はいつも学生に言っています。
「必要なのは情報じゃない。“自分で考え抜いて、決めきる力”なんだ」と。
世の中には「就活ハック」や「面接対策」ばかりが溢れていますが、
本当に大事なのは、「自分の人生をどう生きるか」を自分の言葉で決めること。
それができれば、どんなキャリアにも誇りが持てるはずです。
大きく3つの柱があります。
就活白書の発行:実態を“可視化”して社会に問う
意思決定支援モデルの構築:大学・行政と連携して支援の質を変える
社会への発信:note・YouTube・講演などを通じて、就活の常識を問い直す
研究所というと学術寄りなイメージがあるかもしれませんが、僕たちは「学生一人ひとりの人生に資する知見」にこだわっていきたいと思います。
就活って、内定を取ってもモヤモヤが残ることもあるし、失敗したら自己否定に繋がりやすい。
でも、「就活で自分の人生を考えられた」って思えたら、それだけで意味があると僕は思います。
就活を通して、自分の人生をちゃんと好きになる。
そんな支援を、研究所という立場から、本気で実現していきます。
ぜひ、これからの就活研究所の挑戦に注目していてください。
小田切 優斗(おだぎり ゆうと)
我究館就活研究所 所長/我究館エグゼクティブコーチ
明治大学卒業後、学校教員を経て我究館にて延べ400名以上の学生を支援。
自己分析・業界研究・ES作成・面接対策まで一貫して伴走し、
難関企業内定者を多数輩出。厳しさとあたたかさを併せ持つ指導で、
「本音で語れる」「人生が変わる」と支持を集める。
2025年、就活研究所所長に就任。