研究の紹介

About our Researches for Engineering and Education

エンジニアの卵を育てるための「機械エンジニア教育カリキュラム」,地元の「炭坑等の産業遺産が持つ技術」についての調査・検討を行っています.

皆様に興味を持って,知ってもらうこと,これが一番の目的です.

『三池炭坑技術』を見て,調べて,
興味を持ってもらう取り組み

この取り組みでは,「技術を専門としない市民の皆様に,炭鉱の機械や建築物を見て,楽しみながら,興味を持ってもらうこと」を目的として取り組んでいます.

有明高専の地元である福岡県大牟田市,熊本県荒尾市は,かつて,三池炭鉱の街として日本の産業を支えてきました.2015年に世界遺産に認定されて皆さんの興味も高まっています.

皆さんと一緒に,炭鉱技術を追求していきましょう!

三池港の閘門技術モデル
(2008年度)

万田坑第2竪坑やぐらモニュメント
(荒尾駅前,2011年度)

宮原坑の巻き上げ機モデル
(2014年度~)

電気機関車の乗れるモデル
(2018年度~)

【受賞】
(
1)2022年 令和3年度(一社)日本機械学会賞 教育賞 ,「三池炭鉱に残る「機械群の技術」に特化した「技術モデル製作」と市民に対する「技術教育」の実践

高専らしい「一連のものづくり」
機械実習カリキュラム作成

この取り組みでは,各機械加工を学んだ学生達が,何か一つの製品を作る「一連のものづくり」を実践する機械実習のカリキュラムを考えて,実際に実施します.

金属を切断する「金のこ」をテーマとして,4種類,6点の部品を学生個人が加工して組み立てます.市販の金のこと変わらない製品を高専の2年生が12週で製作し,3年次の機械実習で実際に使ってみて,しっかりと出来ているかを確認することができるカリキュラムです.

部品が外れてしまうことも多々ありますが,失敗して,修正して・・・.これも一連のものづくりと言えます.

旋盤によるグリップ加工

鍛造加工

手仕上げによる小物部品製作

組み立て作業