<活動理念>
時代や社会が変われば、社会に求められる建築の姿も変化していきます。私たちが生活する日本の社会はすでに成熟し、また、地球規模でみると、現代は地球環境問題が深刻化した難しい時代に突入しています。一方で、情報通信技術などは日々進化しています。そのような現在、どのような建築が求められているのでしょうか。また、建設分野はどのように変わっていき、技術者にはどのような能力が求められるのでしょうか。
本研究室では、主に地域課題など学外でのまちづくりや空間づくりの実践的活動を通して、空間と人や生活との幸せな関係やそれを実現する方法・プロセスをいかにデザインが可能か探究しています。
ゼミ生には社会や身近な地域で起きていることに関心を持ってもらい、実際にフィールドに足を運ぶことで、空間のデザインやプロセスの可能性を主体的に追求してもらいたいと思っています。
正木研究室では下記のテーマについて研究を行なっています。
建築物(一般建築・住宅)の木造化に関する研究(木造新工法開発研究・地域産木材利用・調達に関する研究など)
市営住宅の建て替え時のコミュニティの維持・再編に関する研究
高等学校施設の平面計画に関する研究
空き家の活用に関する研究
住民参加型プロセスのデザインに関する研究
…etc
正木 哲(まさき・てつ)
学位:博士(人間環境学)
2006年3月九州大学卒業、2013年3月九州大学大学院人間環境学府空間システム専攻後期博士課程単位修得退学、2013年4月より九州大学特別研究員、2016年より現職。
専門は建築計画学。地域産木材を利用する地球環境時代の新しい木造住宅工法の開発研究で学位を取得。