吉廣研究室の活動方針
吉廣研究室は、研究と人間性の両面を育てる方針で活動をしています。情報系業界では、専門的な情報技術を持つだけでなく、仲間や協力会社との人間関係の中で活躍できる人間としての基礎力が求められています。情報技術は、しっかり研究を進めれば身につきます。一方で人間力は、教員や研究室学生との関わりの中で幅広い活動をすることで身につきます。特に仕事で通用する総合力をつけるためには、変化の激しい最先端情報技術や業界動向に興味を持ち、それらに関して教員や研究室学生間で話し合うトレーニングが有効です。これらの活動を通じて、技術的にも人間的にも優れ、レベルの高い職場でも周囲と協調して活躍できる人材が育つと考え、実践しています。
研究は、技術を身につけるために重要な活動です。確かな教員の下でレベルの高い研究を実施し、学会で発表し、その分野の専門家や他大学の学生達と交流をすることで、その分野で活躍するための本当の技術力が身につきます。吉廣研究室は、IoTに関するあらゆる技術を扱い、社会応用につながる技術を研究しています。幅広い技術要素の中で自分のテーマを深めることで、技術力を身につけることができます。研究は、できるとわかっていることをやるのではなく、ちょっと挑戦的なことに、教員と一緒にチャレンジするような感じで進めます。未知のことにチャレンジすることで、本当の技術力がつくはずです。
人間性は、様々な社会活動の中で他人と関わりながら経験を積むことで養われると考えています。吉廣研究室では、個々の研究テーマは異なりますが、その中で先輩後輩や同期との人間関係を育むような取り組みを進めています。ゼミでは、先輩による後輩の指導や、現在の情報技術に関するグループディスカッション等を行うことで、他人との協調の中で、世の中のことを広く知り議論ができるようになることを目指しています。また、研究室旅行等の課外活動も行い、OB/OG等の先輩方との関わりも重視しています。また、学生と教員の1on1ミーティングを行うことで、雑談的な気軽な雰囲気の中で今後の自分の進路や生き方について考えを巡らせ、アドバイスを受ける機会も提供しています。
研究室活動は、次のキャリア(多くの場合は技術・開発職や研究職)へのステップです。自分が興味を持てる面白い仕事に就くためには、3年生・4年生のうちから方向性を決めて、自分の武器を育てることが重要です。そのための研究テーマを決め、毎日の生活習慣を整えて、幅広く技術や社会について日頃から考えることが、自分の将来につながります。もちろん、各学生の実力は異なり、得手・不得手もありますので、話し合いの中でそれを見極めた上で、個人に合わせた進め方をしています。
このような考え方の下で、研究室は運営されています。オープンで皆が自由に発言でき、各メンバーが尊重され、互いに切磋琢磨できるような環境を目指しています。そのような学生生活を送り、研究室の教員や学生達と一緒に成長したいと思う人は、ぜひご一緒しましょう。