校 長 室 よ り

令和6年度 はじめのご挨拶

「令和6年度のスタートにあたって ~つながりを意識した教育活動~」       校長  小林  啓二

 4月9日の第78回入学式では、226名の新入生を玄関前の桜が満開で迎えてくれました。新入生も真新しい制服に身を包み、大きな期待と小さな不安や緊張の中、入学式やその後の学級活動に一生懸命さわやかに取り組みました。進級した2、3年生と合わせて、生徒数609名、職員数69名で、県内で2番目に大きな湖東中学校令和6年度がスタートしました。本年度も、教育目標「人を大切にし 夢と志を持つ 知性と創造性豊かな生徒の育成」の実現に向けて、全教職員が心を一つにして、子ども達の教育に誠心誠意取り組んでまいりたいと思います。子ども達の話に誠実に耳をかたむけ、子ども達を信じ、子ども達の力が発揮しやすい支援を行い、子ども達が主体的に活動できるよう進めてまいります。

 また、昨年度の「誠実」のキーワードに加えて、今年度は「つながり」を意識し、子ども同士のつながり、子どもと大人(保護者、教職員、地域)のつながり、大人同士のつながりを大切にしたいと考えています。さらにそれが「温かいつながり」となればと思います。そのために、生徒会活動を中心とした子ども達同士のつながり、毎日の子どもと教職員のつながり、地域の方にお出でいただいたり、地域でのボランティア活動に参加したりしての子ども達や教職員と地域とのつながり、一家庭一役での保護者同士のつながりなどをさらに充実していきたいと思います。この「温かいつながり」に近づけば、生徒、保護者、地域、教職員の全ての人の「ウェルビーイング(well-being)(「良好な状態」「持続的な幸福」など)」につながると考えています。

 さらに、湖東中校区の小中学校教職員で組織している協議会(湖東中校区魅力ある学校づくり推進協議会(KMG))において、自治力や自己有用感の向上を目指して取り組んでまいります。地域の学校、地域に愛される学校を目指し、子ども達と共に歩んでいきたいと思いますので、本年度も本校、本校区の教育活動にご理解、ご支援、ご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。

 本年度は校舎改築最終年となり、令和7年3月完成予定ですので生徒、保護者の皆様には少し不便をおかけします。完成を楽しみに、今後何十年も使用する今の新校舎を後世に引き継ぐために、大切に使用する気持ちも育みながら生活していきたいと思います。4月24日からの関西方面の修学旅行(3年)や6月25日からのワクワク湖東(2年)をコロナ前の活動にもどして実施したいと思います。特にワクワク湖東では、昨年度保護者の皆様には事業所への協力依頼にご尽力いただき、たくさんの事業所に協力をいただけました。ありがとうございました。また、事業所の皆様、お世話になりますがよろしくお願いいたします。

令和6年度 始業式式辞

始業式式辞

 いよいよ新年度がスタートしました。3月22日に修了証をもらってから2週間、みなさんは進級するこの2週間、どんなことを考えていたでしょうか。そして、今日をどんな気持ちで迎えたでしょうか。修了式の日に3年生には、最高学年として、湖東中の伝統を引き継いでほしいことと、進路実現のために努力を惜しまず悔いの残らない1年間にするための自覚を持って今日を迎えてほしいと伝えました。2年生には明日後輩が入学します。湖東中の先輩としての自覚をもって今日を迎えてほしいと伝えました。みなさんはきっと、今日と言う日を自覚や希望を持って迎えてくれたと思います。今日の気持ちや思いを1年間忘れないでください。

 さて、新年度にあたり、みなさんに2つのお願いをします。

 1つ目は、「誠実」に振る舞ってほしいということです。昨年から話していることです。覚えていますか。自分を大切に、友だちを大切に、その他出会う人全てを大切にしてほしいと思います。それには「誠実に」振る舞うことだと思います。

 2つ目は、「目標をもって、チャレンジしてほしい」ということです。目標があれば、自分から進んで取り組んでいけます。「やらされている」ではみなさんの本来の素晴らしい力は発揮できません。やりたくないこともあるとは思いますが、それをいやいやするのではなく、すべて自分の目標のためだと考えて、自分から進んで取組み、チャレンジしてほしいと思います。今年度は夏にパリオリンピックがあります。その目標、すなわち出場や金メダルに向けてアスリートは頑張っています。みなさんも一人一人の目標に向けて頑張っていきましょう。

 もう一つ、この「誠実」「目標を持ち、チャレンジする」ためには、自分自身が心も身体も元気でないといけません。生活をしていれば、楽しいことばかりではなく、「悩むこと」「いやなこと」「つらいこと」なども必ずあります。そんなときのためのキーワードは「つながる」ことです。みんながつながっていれば、壁は乗り越えられます。みんなというのはみなさん同士、同じ学級、同じ部活など、それからみなさんと先生、みなさんと家族、地域などです。決してひとりではありません。みんながつながれるよう、それぞれが考えた行動をしていきましょう。

 最後に、最後の校舎改築がスタートしています。この1年間、みなさんには工事の音やプレハブへの移動など不自由な生活をかけますが、今までのみなさんのことを考えると、そんな環境でも頑張ってくれると思っています。よろしくお願いします。

 それでは、みなさん、「今の気持ちを忘れず」「誠実に」「目標を持ってチャレンジ」し、温かい学校、みんなでつながる学校をみんなで目指していきましょう。頑張る湖東中生、地域から愛される湖東中生を期待しています。

令和年度 はじめのご挨拶(始業式 式辞)

いよいよ新年度がスタートしました。3月24日に修了証をもらってから2週間、みなさんは進級するまでの2週間、どんなことを考えていたでしょうか。そして、今日をどんな気持ちで迎えたでしょうか。

 間違いなく全員が「がんばろう」と思っていると思います。決して、「怠けてやろう」「悪い人になってやろう」「人をいじめてやろう」などと思っている人は誰一人いないと思います。私や先生方も含めて、この体育館にいる人全員が「がんばろう」と思っていると思います。この気持ちを1年間持ち続けてほしいと思います。もちろん私もです。

 さて、新年度にあたり、みなさんに2つのお願いをします。

 1つ目は、「誠実」に振る舞ってほしいということです。「誠実」とは私利私欲をまじえず、真心をもって人や物事に対すること。つまり、自分の利益や自分のことだけを考えるのではなく、相手のことを考えて接したり、真面目に勉強したり、仕事をしたりすることです。

「誠実な人」というのは、①嘘をつかない ②礼儀正しく相手を敬う ③思いやりがある ④誰に対しても平等 ⑤責任感が強い ⑥真面目で正直 ⑦約束を守る ⑧真剣に話を聞く であることです。

 なかなかこれらすべてはできないかもしれません。ですから、とにかく「自分のことだけではなく、相手のことを考える」ということを常に頭に入れてください。

 2つ目は、「一生懸命に取り組んでほしい」ということです。人には誰しも、得意なことや苦手なこと、面倒くさいこと、やりたくないことがあると思います。しかし、しなければいけないこともあります。それを一生懸命やってください。

「誠実に」「一生懸命」頑張っていれば、必ず人が集まってくれます。支えてくれます。助けてくれます。その反対に「自分のことだけ」「適当に」していると、人は離れていきます。

 2週間前にはWBC優勝の話題で、日本が盛り上がりました。優勝を果たしたメンバーの中には、それまであまり知られていなかった選手がいます。ヌートバー選手です。彼には、「一生懸命さ」「チームプレーを重んじる」即ち、自分のことだけではない「誠実さ」がありました。だから、あれだけの人気を誇り、日本中で愛されいるのです。大谷選手も同じです。また、大谷選手の言葉も印象に残りました。それは自分のことではなく、不振だった村神様こと村上宗隆選手のことで、「チャンスで打てなく苦しんでいた村上選手は、人一倍バットを振っていたので、結果が出てよかったです」という言葉です。日本で3冠王を取った村上選手も一生懸命バットを振り続けてきたのです。「誠実さ」と「一生懸命さ」が伝わると、人から愛され、時に大きな感動を呼ぶのです。

 それでは、みなさん、「今の気持ちを忘れず」「誠実に」「一生懸命」取り組み、温かい学校を目指していきましょう。頑張る湖東中生、地域から愛される湖東中生であることを期待しています。


 令和5年4月7日

                   鳥取市立湖東中学校長  小林 啓二


令和 年始の全校集会(リモート配信)の校長挨拶 

 新年あけましておめでとうございます。令和5年 2023年が始まりました。

年末年始を有意義に過ごし、湖東中の生徒が全員元気で新年のスタートを迎えられたことが何より喜ばしいことです。

さて、今日は、新しい環境、即ち仮設校舎での再スタートの日であり、各学年が次なる目標に掲げてスタートする時です。

新しい教室での生活には戸惑うことや不自由に感じることもあると想いますが、困ったことがあった場合は、クラスの仲間や先生にすぐに相談してください。新しい生活の決まりを確認したり、よりよい方法を考えていったりして、暮らしやすい環境にしていきましょう。

そして、元旦を過ごした皆さんは、今年をどんな年にしたいか考えましたか。

学校が再開した今日の心がけがこの一年を決める重要なものになると考えてください。

自分はもっとよくなる、もっと出来るんだと強く信じ、自分にしかない使命があると信じ、そこに向かってひたすら努力する、そのスタートが今日です。

ゆめゆめ、どうせ自分にはできないとか、自分はだめだなどとは決して考えてはいけません。10年後の自分、20年後の自分、30年後の自分が悲しんでいます。明るく、元気をもって力強く前進しましょう。

3年生は、昨日、敬愛高校の特進入試を終え、今日は校内模試です。これから毎週、クラスの誰かが入試に向かいます。目指す進路に向けて全力で頑張る時です。自分の考えで、自分の力で、進路実現を勝ち取り、そして胸をはって卒業していく君たちの輝かしい未来を信じています。君たちなら新たなる人生を設計できる。

2年生は、4月には最上級生になる年です。自分が3年生になったときのことをイメージし、今より、少しでも向上した自分になった姿を想像し、来年の春の進路実現に向けて、その為に今すべき努力を具体的に決めて続けて下さい。応援しています。君たちならこの学校を背負ってたてる。

1年生は、2年生になる年です。先輩になるとは何が違ってくるのでしょうか。それは自分の可能性を信じ、自分に責任を持てることです。これは、人のせいにしないことでもあります。一回り成長することを期待しています。君たちなら頼りがいのある上級生になれる。

今年の干支、うさぎは跳びはねる、飛び越える生き方の象徴です。

君たちが将来に亘って、跳びはね、困難があろうとも飛び越える生き方を覚え、目標に向かって、勇ましく前進する成長を心から念じています。

今、日本が新型コロナ感染症第8波に突入していますが、日本全国が3年ぶりに行動制限のない年末年始を過ごしました。これは、言うまでもなく、感染対策が各自一人一人に任された形になったに過ぎません。感染の拡がりをどれだけ小さなものに、押さえ込めるかがポイントです。防げる感染は防ぎましょう。

その為には、これまでやってきたことを再確認し、3密を避け、マスク着用や手洗い、換気、ソーシャルディスタンスなどもう一度徹底し、生活のルールを守ることです。これまでやってきた感染防止対策を、迷わず、面倒くさがらずにやり続けることがこれからも求められています。不用意な行動から感染することによって、困ることや苦しむことから、自分も友達も家族も守るために、みんなで一つ一つの対策を確実にやることです。特に受験を控え、卒業まであと2か月を切った3年生は、一日一日が勝負です。

湖東中生徒全員が、自分に置かれた立場を自覚し、笑顔で卒業並びに進級が迎えられるように前進していきましょう。



   令和

                                                       鳥取市立湖東中学校長 伊藤 浩三


夏休み明け リモートによる全校集会より校長あいさつ

 夏休みが終わり、例年以上に暑かった毎日でしたが、こうして学校が再開でき、生徒並びに教職員が元気に登校できたことを、とても嬉しく思います。

 休み中、各種大会が各地で行われ、運動部・文化部問わず、湖東中の生徒はたくさん出場し、大活躍しました。県中総体では、団体戦や個人戦において見事な戦績を収めました。県大会突破まであと一歩という部もありましたが、陸上部・男子バスケットボール部・男子卓球部・女子卓球部・柔道部が中国中学総体出場し、ハイレベル試合に挑みました。日頃の練習には並々ならぬ努力があったに違いありません。吹奏楽部のコンクール県大会の演奏もとても素敵でした。

 3 年生が引退した後の部活は、部長の選出をはじめ 1・2 年生の役割を決めたと思います。部内での役割分担を確認し、受け持ちを自覚し、責任を持って活動を進めていくことがチームの成長にも各部員の成長にもきっと繋がります。お互い声かけ合って新体制を固めて下さい。

一方、生徒会が企画してくれている地域へのボランティア活動にもたくさんの生徒が参加してくれました。8 月 2 日には、賀露海岸の清掃活動に引退した 3 年生も含めたくさんの部活動の生徒が参加してくれました。演劇部・水泳部・野球部・男子バスケットボール部・サッカー部・生徒会執行部の生徒がいい汗を流してくれました。本当にありがとう。例年、湖東中学校の生徒たちは、各部活動で期日と場所を決めて、地域の清掃活動をしてくれています。とても素晴らしい伝統だと思います。昨日は、湖山公園の清掃活動に3年生から13名、2年生から7名、1年生から8名、総勢28名もの生徒が参加をしてくれました。本当にありがとう。

 夏休みと言えば、宿題。みんなが余裕綽々と言うわけではなかったのではないかとも思いますが、自分なりに頑張ったことでしょう。12 年生は、何人もの生徒が補充学習に参加し、課題や復習に真剣に取り組んでいました。3年生は、高校の体験入学にも多数参加し、自分の進路を決める上で参考になったことと思います。

 家庭で過ごす時間が多かった夏休みは、家族との絆める意味で大切な時間だったと思います。湖東中の生徒は、普段は学校が始まると責任をもってクラスの仕事に取り組んでくれていると期待していますが、休みの間は家の手伝いが進んでできましたか。充実した夏休みだったことを願っていますが、休み中に何か困ったことがあった人は、先生や頼れる大人に勇気を出して相談して下さい。勿論、友人でもいいと思います。困ったことがある人は一人で抱え込まないようにしてください。

ここで、今日からの生活に期待することをお話しします。

 まず 1 年生は、自分で考え自分から行動し、でも独りよがりにはならないように仲間と協力して活動するようにしましょう。そして、自分のことは自分でするという自立した生活ができることを期待しています。自分にできることを発見し積み上げていきましょう。

 2 年生は、学校の中心としての自覚を持ち、部活のみならず、学校全体を見渡し、今日より明日、今の状態よりよりよい姿や行動をこころがけ、決められたことをしておけばいいという姿勢から、よりよい生活を創造しながら積極的に過ごことを意識してみましょう。

 3 年生は、最高学年として残された中学校生活はあと半年です。これまで以上に授業の大切さが現実味を帯びると思います。一日一日の目の前の課題をしっかり積み上げともに、仲間を大切にし、自分と他者との関係を意識し、今の自分のあり方を考え、よりよい生活を実現するべく、努力を積み上げ、後輩に後ろ姿を見せられる学校生活を実践して下さい。

 夏休み前に、『蟻とキリギリス』のお話をしましたが、覚えていますか。

 目の前の楽しさを求めて過ごす姿と、目先の欲求にも我慢をして来たる冬(3年生は特に受検)に備えて一生懸命勉強する姿と、どっちの自分が多かったでしょうか。この問いは、夏休みに限りません。自分たちの中学校生活を蟻とキリギリスの生き方になぞらえて、自分は今のままで良いのか自問自答する時がこれからの普段の学校生活にも必要だと思います。

 今、困難な社会情勢の中、働きたくても働けない状況の方がおられます。君たちにとっての仕事は、ある意味では勉強です。勉強したくても勉強できない状況にある中学生もいる中で、こうして勉強できることがありがたいと思っていただきたい。

 新型コロナ感染症は第7波に突入しています。誰が悪いわけではありません。誰がかかってもおかしくない状況になっています。誰かを非難したり、攻撃したりするのではなく、これまでと同様に感染予防対策を一つ一つ徹底して実行し、自分も周りの人も大切にする生き方を守り続けていきましょう。何ともあれ、元気で今日という日を迎えられた君たち生徒全員に会えたことを心から喜んでいます。仲間と共に、先生方と共に、支え合って一歩ずつ前進していきましょう。

  最後になりましたが、ご家庭の都合でしばらくお休みされていた先生が、8月1日に復帰されましたので紹介します。お名前は、澤田由衣先生です。澤田先生は、去年の 6 月までは湖東中の先生として一緒に勉強していたので、2・3年生は、覚えている生徒も多いと思います。担当は、保健体育科の授業、具体的には3年生女子全クラスと支援学級の保健体育です。部活動は、ソフトボール部の顧問としてすでに指導して頂いています。なお、3 年団の先生として業務に当たって頂きます。一緒に様々な活動に頑張っていきましょう。

 以上で、課業再開日にあたっての話を終わります。

 

   令和4年8月26日

                                                       鳥取市立湖東中学校長 伊藤 浩三


令和4年度 はじめのご挨拶

湖東中学校は千代川流域の西に広がる市街地にあり、校区には日本最大の池として石釜漁でも知られる「湖山池」、因幡の白兎神話で有名な「白兎海岸」、体験的水族館「とっとり賀露かにっこ館」など、地元の人に愛され大切に守られている場所がたくさんあります。また「賀露港」や「鳥取空港」などもあり交通の拠点でもあります。このような自然環境や施設に加え、鳥取大学、鳥取商業高校、鳥取湖陵高校、鳥取緑風高校、白兎養護学校、鳥大附属特別支援学校、県教育センターなどがあり、文教地区として恵まれた環境にあります。

 生徒は純朴・快活であり、教師の指導を素直に受け入れる生徒が多く、部活動や学習に熱心に取り組んでいます。H9H12には県駅伝を4連覇するという偉業を成し遂げ、本校の誇りであり、目標でもあります。

 校訓は「自主・志学・友愛」であり、教育理念として「社会の調和ある共存に寄与する人間を目指す」としています。

また、本校では伝統的に支え合う仲間づくりが行われてきており、人を大事にし、明日もがんばりたいと思える温かい人間関係の学校を目指しています。そして「人を大切にし 夢と志を持ち 知性と創造性豊かな生徒の育成」を令和4年度の学校教育目標とし、目指す生徒の姿としては「人を大切にし、協調性のある生徒」「未来に夢と志を持ち、明るい展望を創造できる生徒」「故郷を誇りに思い、地域に貢献できる生徒」「自分の行動に責任を持ち、我慢強く実践できる生徒」「響き合い切磋琢磨し、努力を重ね続ける生徒」を掲げています。目指す教職員の姿としては「熱意があり、心を純化し磨ける教職員」「行動力があり、実践の伴う教職員」「対応力があり、夢が語れる教職員」「人間力があり、魅力あふれる教職員」「プロ意識があり、誠実に勤め上げる教職員」を目標として、日々子ども達の教育のために研鑽に努めています。

 当面の教育課題は、学力向上との不登校等の生徒の減少が特に急務です。中学校3年間は成長期における大人への架け橋ともいえる重要な時期です。この位置づけの中で、今年度の重点項目は1学力向上、2生徒指導、3不登校等の早期発見と早期対応、4特別支援教育の充実と個別最適な組織的対応、5入学から卒業まで系統的進路指導の充実、6若手並びに中堅教職員の育成、7教職員の働き方改革の7項目を掲げ、指導の重点化ならびに焦点化を図ります。

 新学習指導要領完全実施2年目、さらにはICT教育のさらなる充実に機軸を置いての授業改善、引き続き新型コロナ感染症対策を講じながら、全校生徒616名、教職員60名の命を守り、地域に社会に貢献できる人材の育成を目指し、誠心誠意湖東中教育の推進に全教職員であたります。

今後共、夢と希望に満ちた新入生と保護者の皆様の期待、そして次の夢に向かって進み始めた2年生、3年生の期待に応えられるよう、地域に根ざした学校として頑張って参りたいと考えています。


   令和4年4月8日

                                                       鳥取市立湖東中学校長 伊藤 浩三


令和4年 新年の全校集会(放送)挨拶

 新年あけましておめでとうございます。令和4年 2022年が始まりました。

年末年始の大雪で大変なこともあったことと思いますが、湖東中の生徒が全員元気で新年のスタートを迎えられたことが何より喜ばしいことです。

さて、今日は、各学年が乗り越えなければならないハードルを目標に掲げてスタートする時です。

3年生は、昨日、敬愛高校の特進入試を終えました。これから毎週、入試が続きます。覚悟を持って臨み、自分を見失うことなく、目指す進路に向けて全力で頑張って下さい。そして、胸をはって卒業できることを願っています。

2年生は、最上級生になる年です。4月には、どんな3年生の姿に自分をしたいのか、1年後には進路をどこに向けているのか自分に問いかけ、その為に今すべきことがあるはずです。その努力をこつこつと続けて下さい。応援しています。

1年生は、2年生になる年です。入学してくる新入生にとって、よいお手本と言える生活ができているでしょうか。一人一人が自分のすべきことを積み重ねて下さい。学習に部活に生活全般において一回り成長することを期待しています。

ところで、この冬休み中、日本が新型コロナ感染症第6波に突入したと言われています。オミクロン株が蔓延することに大変危機感を持っています。第6波は、鳥取にもやってきています。感染の拡がりをどれだけ小さなものに、押さえ込めるかがポイントです。

 その為には、正しく恐れることです。これまでやってきたことを再確認し、3密を避け、マスク着用や手洗い、換気、ソーシャルディスタンスなどもう一度徹底することです。君たちが、ここまでやってきた感染防止対策を迷わず行い、面倒くさがらず、やり続けることです。ここで油断してはいけません。自分も守り、友達や家族も守るためにはみんなで一つ一つの対策を確実にやることです。そして、笑顔で卒業並びに進級が迎えられるように努力を重ねましょう。

 令和4年1月6日   校長 伊藤 浩三

令和3年度 はじめのご挨拶

湖東中学校は千代川流域の西に広がる市街地にあり、校区には日本最大の池として石釜漁でも知られる「湖山池」、因幡の白兎神話で有名な「白兎海岸」、体験的水族館「とっとり賀露かにっこ館」など、地元の人に愛され大切に守られている場所がたくさんあります。また「賀露港」や「鳥取空港」などもあり交通の拠点でもあります。このような自然環境や施設に加え、鳥取大学、鳥取商業高校、鳥取湖陵高校、鳥取緑風高校、白兎養護学校、鳥大附属特別支援学校、県教育センターなどがあり、文教地区として恵まれた環境にあります。

 生徒は純朴・快活であり、教師の指導を素直に受け入れる生徒が多く、部活動や学習に熱心に取り組んでいます。H9H12には県駅伝を4連覇するという偉業を成し遂げ、本校の誇りであり、目標でもあります。

 校訓は「自主・志学・友愛」であり、教育理念として「社会の調和ある共存に寄与する人間を目指す」としています。

また、本校では伝統的に支え合う仲間づくりが行われてきており、人を大事にし、明日もがんばりたいと思える温かい人間関係の学校を目指しています。そして「人を大切にし 夢と志を持つ 知性と創造性豊かな生徒の育成」を令和3年度の学校教育目標とし、目指す生徒の姿としては「人を大切にし、協調性のある生徒」「未来に夢と志を持ち、明るい展望を持つ生徒」「故郷を誇りに思う生徒」「自分の行動に責任を持つ生徒」「響き合い切磋琢磨し努力を重ねる生徒」を掲げています。目指す教職員の姿としては「熱意のある教職員」「行動力のある教職員」「対応力のある教職員」「人間力のある教職員」「プロ意識のある教職員」を目標として、日々子ども達の教育のために研鑽に努めています。

 当面の教育課題は、学力向上と学校不適応の解消が特に急務です。中学校3年間は成長期における大人への架け橋ともいえる重要な時期です。この位置づけの中で、今年度の重点項目は1生徒指導・2学力向上・3不登校生徒の減少ならびに学校不適応に対する的確な指導・4特別支援教育の充実・5進路指導の充実・6若手教職員の育成・7教職員の働き方改革の7項目を掲げ、指導の重点化ならびに焦点化を図ります。

 新学習指導要領完全実施元年、さらにはICT教育元年といわれる今年度、新型コロナ感染症対策も念頭に置きながら、全校生徒626名、教職員66名の命を守り、地域に社会に貢献できる人材の育成を目指し、誠心誠意湖東中教育の推進に全教職員であたります。

今後共、夢と希望に満ちた新入生と保護者の皆様の期待、そして次の夢に向かって進み始めた2年生、3年生の期待に応えられるよう、地域に根ざした学校として頑張って参りたいと考えています。


   令和3年4月8日

                                                       鳥取市立湖東中学校長 伊藤 浩三