今年度のグランドデザインを掲載いたしました。
【学校教育目標】
他者との関わりを通して、多様な視点を持ち
生活・学習習慣の基礎を身につけるための
努力を重ねる児童の育成
上野山小学校 校歌
上野山小学校 校章
上野山小学校 校旗
上野山小学校 校木
昭和45年9月13日に制定。
作詞 扇畑忠雄(当時東北大学文学部教授),作曲 海鋒義美(当時山形大学講師)。
初代校長庄司健次が,扇畑氏に,以下の事柄を校歌制定の趣旨としてお願いした。
・憲法と教育基本法の精神に即したもの
・いつも教育目標とともにあり,教育活動の中で躍動しているもの
・こどもたちをいつも激励し,心の支えとなるもの
・明るく,優しく,こどもの人生と足踏みを共にするもの
それに,作詞上の条件として,従来のような1~3節ぐらいの古文調のものではなく,一連の自由詩の形をとりたいということを扇畑氏に話す。理由は,1~3節ぐらいまであると,その時の都合により,1節と3節を歌ったり,1節だけで終わったりして,校歌としての意味が薄れてしまう恐れがあるからである。
扇畑氏は,学校や地域環境,地域社会の願いを,今後の発展方向も考慮し,想を練り,作詞した。まことに広大な気宇に満ち,格調高い気品と斬新さにあふれたものができあがった。校舎から見える広く青い澄んだ空,遥かに太平洋が望まれる学校,静かな松の緑に囲まれた環境の中で明るく元気に遊ぶこどもたちの姿を歌いあげた。さらに,より豊かな平和国家と世界のために躍進しようとするこどもたちの夢と教師の教えは,永遠に輝く空の星のように変わりなく,しかも進展するものでありたいという願いも込められており,海鋒氏によって見事に作曲された。
昭和45年6月制定。
校章の制定にあたっては,次の点が示された。
・優雅で叡知に満ちていること
・上野山小学校の教育目標や活動の中にいつも躍動していること
・校名をよく象徴していること
校章の解説
(1)形は正三角形を基盤とし,それにやや丸みをもたせた。優雅と円満を表している。
(2)正三角形の輪郭は「上野山」の上を三つ組み合わせた。
(3)出来上がった形は,「上野山」の山の字を表しているが,三本の矛先は,当時の教育目標である以下の三つを示している。
①広く深く考えるこども ②明るく心豊かなこども ③たくましくねばり強いこども
これらが調和を保ちながら無限に伸びることを祈念したものである。
(4)三辺は「松葉」を図案化したものである。松は常緑樹で,永久に変わらないことを示している。
(5)松葉をつなぐ点は「松かさ」を図案化したもので,当時の教育目標の一つ,「たくましさ」と「たゆまず努力を重ねて伸びてゆく姿」を表している。
校章に象徴されるもの
この校章には,永遠に続くであろう上野山小学校の理想と叡知に満ちた心豊かなたくましいこどもたちの姿を表し,平和な文化国家の建設と人類の幸福のために貢献できるような国民の育成を図ろうとする祈りが込められている。
昭和45年9月13日制定・樹立。
創立1年目の9月13日,開校祝賀運動会の日に,会に先立って校旗(学校を象徴し,教育目標を示すものである)の樹立と校歌制定の披露式が行われた。
旗は,高勇旗店に依頼。製作者は,高橋好松氏。
旗の布地は,紺色綾錦に金糸・銀糸で校章を刺繍した房つき特別製,竿頭は金メッキ校章三面別誂えである。
ヒメコマツ。昭和50年12月1日決定。市教委に報告。
校木は,学校のシンボルでもあり,学校のある限り,校地内に植えてあり,こどもたちと共に育っていくもので,卒業後も末永く印象に残るものである。
学校の周囲は自然保有林で,アカマツが群生し,校地付近にはクロマツ,タヨウショウヒメコマツも数多く見られる。上野山小学校の校章はそれらの松を図案化したものである。松は常緑樹で永久に変わらないことを示し,松の葉や松かさはたくましく,たゆまず努力を積み重ねていくことを象徴している。
根が太く,がっしりと大地に立つヒメコマツは,「いつまでも繁栄し続ける」という願いを持っている上野山小学校の校木にふさわしく,「剛毅と尊厳」というヒメコマツの表象は,教育目標にもよく合致しているので校木と決定した。
ヒメコマツ ーーー 姫小松,姫松
マツ・スギ科の小さい松で,北方系である。北日本に自生し,北限は北海道上川郡新得町の山地といわれている。南限は,鹿児島県高隅山といわれている。葉は5本ずつ束生し,雄花は新しい枝の下部につき,紫紅色か緑色である。松かさ(球果)は,卵状の長楕円形又は円筒形である。庭園樹によく使われている。
ゴヨウマツは,ヒメコマツの変種である。
なお,平成31年1月23日に,開校50周年記念事業の一つとして,職員玄関前に「三春の滝桜」の孫樹にあたるエドヒカンザクラを植樹した。