高知県立高知国際中学校・高等学校

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学校紹介

　高知国際高等学校は、高知南中学校・高等学校と高知西高等学校が統合してできた新しい中高一貫教育校です。
　令和3年4月に高知西高等学校の敷地に開校しました。一つの学年に普通科200名（5クラス）、グローバル科80名（2クラス）があります。
　「学び方を学ぶ」ことを学びの中心に据え、課題探究的な学習や、国際バカロレア（IB)のプログラムにも取り組みます。また課外活動では自立的な活動を積極的に行い、グローバル社会で求められる高い志、資質・能力を育みます。

校長挨拶

　校長挨拶（令和５年度）

高知県立高知国際高等学校のホームページにようこそお越しくださり、ありがとうございます。

本校は、普通科と国際に関する学科であるグローバル科を併設した全日制高等学校で、令和３年度に開校しました。令和２年度に、スイスのジュネーブに本部がある国際バカロレア（ＩＢ）機構から併設する高知国際中学校とともにミドル・イヤーズ・プログラム（ＭＹＰ）、ディプロマプログラム（ＤＰ）の認定校として認められ、ＩＢワールドスクールの仲間入りをしました。

さて、世界では社会や経済のグローバル化が急速に進むとともに、新型コロナウィルス感染症のパンデミックや、世界のどこかでは未だ紛争が続いているなど、予測困難な情勢が続いています。これらの影響は我が国の地方である高知県にも及んでいますし、他の都道府県よりも早く進む高齢化社会や、少子化などによる人口減少など、本県における課題が山積しています。こうした世の中にあっても、これからの若者には、前を向いて、自分らしく、そして地球のどこにいても世界の人たちと対等に自分の考えを述べ、分かり合える人になってほしいと願っています。ＩＢ教育は、「多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成」を目的としていますが、こうした若者を育成することは、私たちの使命でもあると考えています。

こうした目標を達成するために、本校のグローバル科では、１年次まではＭＹＰに取り組み、そして、ＤＰコースにおいては、１年次の後期からＤＰを実践しております。また、普通科においても、総合的な探究の時間において、グローバルな視点を持って地域やグローバルな課題について探究するグローバル・シチズンシップ・プログラムを実施するとともに、普通教科においてもＩＢ教育の取組を生かした教育活動の充実に努めています。

こうした教育活動を通して、探究心、知識、思いやりのある生徒を育成したいと考えています。そして、そのために育みたいスキルの一つがクリティカルシンキング（吟味思考力）です。多くの情報から必要なもの、正しいものを吟味したり、自分自身や他者の考えを吟味したりすることで、より深く考え、探究することができます。また、物事を深く探究することで、より確かな知識が身に付きます。さらに、国際交流をはじめ、様々な職業や立場の人たちとの交流を推進することで、自分と異なる意見をもつ人の中にも、その人なりの正しさがあるとの認識のもと、お互いの意見や文化などを尊重しある思いやりの心を育んでまいります。

本校は、本県のグローバル教育をリードする学校として、そして、生徒一人一人の進路実現を支援する学校として、教育活動の一層の充実を図ってまいります。

高知県立高知国際高等学校長　髙野　和幸