ノーベル経済学賞受賞者
ポール・ミルグロム教授来日記念シンポジウム
2025年6月18日(水)16:00-17:30
2025年6月18日(水)16:00-17:30
科学の力で社会をデザインする:
ノーベル経済学賞受賞者ミルグロム教授に聞く
本シンポジウムは終了いたしました。録画を公開しております。
ノーベル経済学賞受賞者・ミルグロム教授の Tokyo Conference on Market Design 2025 参加のための来日を記念し、ミルグロム教授および、関係の深い同分野の世界的研究者である東京大学の神取教授と小島教授が、パネルディスカッションを行います。
既にマーケットデザインに対して関心をお持ちの方のみならず、広く社会人や学生の方を対象としております。大学院生のみならず、大学生の参加も歓迎いたします。
米スタンフォード大学教授
2020年度ノーベル経済学賞受賞
1948年生まれ。1978年にスタンフォード大学ビジネススクールで経営学博士(Ph.D.)を取得。ノースウェスタン大学・イェール大学で教鞭を執り、1987年よりスタンフォード大学経済学部教授。
2020年、ロバート・ウィルソン氏と共に、 ノーベル経済学賞を「オークション理論の改良と新しいオークション形式の発明(improvements to auction theory and inventions of new auction formats)」により受賞した。
オークションの理論と応用を含むマーケットデザイン、その他のミクロ経済学理論の幅広い分野の先駆的な研究で知られる。
東京大学特別教授
ERATO小島マーケットデザインプロジェクト
経済理論グループリーダー
社会規範、進化ゲーム、くり返しゲーム等の先駆的研究で知られる。ゲーム理論分野の代表的な国際学会であるGame Theory Societyの会長(President)に日本人として初めて選出(2022-2024年)。日本経済学会中原賞受賞者、エコノメトリックソサエティ終身特別会員、American Economic AssociationのForeign Honorary Member。前 東京大学マーケットデザインセンター 副センター長。ミルグロム教授は、博士号を取得したスタンフォード大学での指導教員であった。
東京大学大学院経済学研究科教授
ERATO小島マーケットデザインプロジェクト研究総括
東京大学マーケットデザインセンター センター長
マッチング制度の研究で世界をリードする研究者で、女性の社会進出、地方の医師不足の解消、待機児童数の減少などの重要な社会問題に取り組む。多くのトップ国際学術誌に論文を多く発表し、日本経済学会中原賞など受賞多数。東京大学に着任前は、スタンフォード大学教授であり、ミルグロム教授の同僚であったほか、共同研究者でもあった。
日時:2025年6月18日(水)16:00~17:30(15:30開場)
形式:対面/Zoomウェビナーによるハイブリッド形式
対面会場:〒113-0033 東京都文京区本郷 7-3-1
東京大学本郷キャンパス 医学部教育研究棟 14階
鉄門記念講堂(定員250名程度)対面会場は定員に達しました。
言語:英語(日英同時通訳付)
対象:学生、教職員、一般(無料)
共催:ERATO小島マーケットデザインプロジェクト、東京大学マーケットデザインセンター(UTMD)
*録画を事後に公開予定です
(15:30 開場)
16:00-16:15 研究科長挨拶および趣旨説明等
16:15-17:30 パネルディスカッション
ポール・ミルグロム(スタンフォード大学教授)
神取道宏(東京大学特別教授)
小島武仁(東京大学大学院経済学研究科教授)
司会::堀越啓介(東京大学大学院経済学研究科特任講師)
*冒頭にERATO小島マーケットデザインプロジェクト/東京大学マーケットデザインセンターの紹介などを行う予定です。
*内容は予告なく変更となる場合がございます。ご了承ください。
お申込み
6月9日午前10時までに、下記の登録フォームよりお申し込み下さい。
対面会場の席数には限りがありますのでご了承下さい。
対面会場へのお申し込みは満員となりました。
追記:6月16日午前10時まで引き続きZoomでのオンライン参加へのお申込みを受け付けております。
お問い合わせ
eratokojima[at]e.u-tokyo.ac.jp
” [at]”の部分を”@”に変えて送信して下さい
※お問い合わせの際はご所属とお名前を明記してください。記載のないお問い合せにはご対応いたしかねますので、予めご了承ください。
マーケットデザイン研究で世界をリードする小島武仁教授が代表者を務める本プロジェクトは、望ましい制度を科学的に設計するマーケットデザインの領域で、適用範囲の広い理論、いわば「資源配分の統一理論」の構築に挑みます。また、制度を工学的に設計・社会実装するパラダイムを推し進め、あらゆる制度を科学的に設計する社会の実現を目指します。
人材や資源を最適に配分するための制度(アルゴリズム等)を設計する基礎研究、および研究成果の実社会への周知や社会実装を担うことを目的として2020年9月に設立されました。「マッチング理論」と「オークション理論」の分野において、理論的な知見をもとに望ましい資源配分を実現する制度の設計とその実用化を行うと同時に、そこで得た現場からの要請を起点として、理論が新たに取り組むべき課題を掘り起こし、新たな理論的な発展へと繋げることを目的としています。また、計算機科学等の関連領域との提携を密に行うことで、社会実装上有用なアプリケーションの開発や、実証分析と組み合わせた制度のアップデート等多様な形で課題解決に取り組んでいます。
2020年のノーベル経済学賞に関する神取教授・小島教授(登壇者)による解説記事