租税法学会第50回記念総会

 租税法学会は、1972(昭和47)年に創設され、第1回の研究総会を開催しました。その後も毎年研究総会を開催して参りましたが、2021年には節目となる第50回の記念総会を開催する運びとなりました。

 ※今般の新型コロナウィルス感染症の拡大状況に鑑み、第1日目を対面開催と遠隔開催(Zoom)の併用、第2日目は遠隔開催のみ、といたします。

  なお、感染防止対策の都合上、対面参加は租税法学会会員に限らせて頂きます。あしからずご了解ください。


記念総会への出欠はこちらのフォームから入力してください → https://forms.gle/JNmXFQchmLDBiLvX8(出欠申込は締め切りました。)

第50回記念総会プログラム

《第1日目》

2021年10月16日(土)午後2時~午後5時


(1)記念講演「弁護士の専門化と最高裁」

宮崎裕子(弁護士・前最高裁判事)

(2)記念報告「国際課税の地殻変動」

渕圭吾(神戸大学)

(3)第1回租税法学会賞授与式

(4)租税法学会賞受賞記念報告

報告1 「課税の契機としての財産移転」 住永佳奈(京都大学)

報告2「租税回避と法―GAARの限界と解釈統制」本部勝大(立命館大学)

《第2日目》

10月17日(日)午前9時30分~午後3時30分


(1)議事総会(午前9時30分~10時)※会員のみ

会務報告、会計報告、その他

(2)研究総会(午前10時~12時)

「租税法の過去・現在・未来」①

(役員会(午後0時15分~1時))

(3)議事総会(午後1時15分~20分)※会員のみ

(4)研究総会(午後1時30分~3時30分)

「租税法の過去・現在・未来」

 第2日目の研究総会「租税法の過去・現在・未来」は、「租税法の過去」「租税法の現在」「租税法の未来」という3つの分科会に分かれて開催されます。  それぞれ、午前の部・午後の部で異なる個別テーマが扱われます。出席希望の方は、午前の部で1つの分科会、午後の部から1つの分科会を選んで参加してください。同じ部で2つ以上の分科会に参加することはできませんし、選択した分科会は変更できません。予めご了承ください。なお、午前の部と午後の部で異なる分科会に参加することは差し支えありません。

第2日目・午前の部(10時~12時)

「租税法の過去」分科会

【テーマ】相続税・贈与税における租税回避-通達は誰を拘束しているのか?

《報告1》

「課税庁による通達によらない財産評価」

倉見智亮(西南学院大学)

《報告2》

「納税者による通達によらない財産評価」

加藤友佳(東北学院大学)

《質疑討論》

「租税法の現在」分科会

【テーマ】企業会計と法人税のタックスベース

《報告1》

「法人税法22 条4 項における『一般に公正妥当と認められる会計処理の基準』の解釈」

安井栄二(立命館大学)

《報告2》

「企業利益と課税所得の現在地

-その結合と乖離-」

田中晶国(九州大学)

《質疑討論》

「租税法の未来」分科会

【テーマ】金融税制の将来像

《報告1》

「金融所得課税の今後の展望と課題̶

所得課税を中心に」

山田麻未 (名古屋経済大学)

《報告2》

「資金調達と税制のこれから―資金を調達した法人に対する法人所得課税を検討対象として」

藤間大順(神奈川大学)

《質疑討論》

第2日目・午後の部(13時30分~15時30分)

「租税法の過去」分科会

【テーマ】組織再編税制における租税回避

《報告1》

「個別的否認規定の観点から―適正な一般的否認規定の適用と企業活動のために」

長戸貴之(学習院大学)

《報告2》

「一般的否認規定の観点から―素朴な経済合理性基準から洗練された濫用基準へ」

今村隆(日本大学)

《質疑討論》

「租税法の現在」分科会

【テーマ】租税情報の収集・管理・利用

《報告1》

「租税情報の取扱いにおける日本の現状」

中尾真和(金沢星稜大学)

《報告2》

「租税情報の取扱いにおける国際的状況」

漆さき(大阪経済大学)

《質疑討論》

「租税法の未来」分科会

【テーマ】コンピュータサイエンスと税制

《報告1》

「コンピューターサイエンスの観点から」

小塚真啓(岡山大学

《報告2》

租税法学の観点から」

藤岡祐治(一橋大学)

《質疑討論》