第89回日本健康学会総会

2024年10月12日(土)・13日(日)

東京大学(対面開催)

総会テーマ

これからの人類社会における健康のありかた

総会長あいさつ

     2024年度の日本健康学会総会は東京大学大学院医学系研究科人類生態学教室が事務局を担当します。現代社会は、産業革命以降に享受した豊かさのツケを払わされる状況にあるようにみえます。現行の社会保障・医療システムが将来的に持続可能なのか、環境問題にむしばまれる地球で人類は生きていけるのかという不安が社会に蔓延していますし、あまりに高度な科学技術をどう使いこなすかという、贅沢な、しかし本源的な問題について人類はまだはっきりしたビジョンをもっていません。このような問題意識のもと、総会の大きなテーマを「これからの人類社会における健康のありかた」としました。プレナリーセッションでは、1日目のキーノートスピーチを東京大学の橋本英樹先生にお引き受けいただきました。ともすれば相反しがちな社会の健康と個人の健康という2つの目標は両立できるかについてご議論いただけると伺っております。2日目は、東京大学デジタル空間社会連携研究機構との共同企画「デジタル社会に生きる人間」と題して、3名の先生にご登壇いただきます。工学/情報科学の領域における健康研究の最先端を勉強するよい機会となりそうです。一般演題でも最新の研究の成果が報告され、実りある総会になることを期待しています。


梅﨑昌裕

キーノートスピーチ

「人類社会の健康:社会の健康と個人の健康は両立できるのか?」

10月12日(土)13:00-14:00

演者:橋本 英樹(東京大学大学院医学系研究科・教授)

座長:小西 祥子(東京大学大学院医学系研究科・准教授)

企画セッション

デジタル社会に生きる人間」東京大学デジタル空間社会連携研究機構との共同企画


10月13日(日) 13:00-15:00


演者1:澁谷 遊野 (東京大学大学院情報学環・准教授)

「多様性を考慮した行動変容シミュレーションの開発と評価」

演者2:山田 育穂 (東京大学空間情報科学研究センター・教授)

「都市のウォーカビリティと身体活動 -大規模GPSデータを活用して―」

演者3:西山 勇毅 (東京大学空間情報科学研究センター・講師)

「スマートフォン搭載センサ群と機械学習を用いた人の心と体の状態推定」

座長:梅﨑 昌裕(東京大学大学院医学系研究科・教授)

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総会運営委員会