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なぜやるのか

東京大学はそのリソースを最大限活用できていない!?


 東京大学が所有するリソースは多岐にわたります。広大なスペース、希少な設備、そして多面的な知識や経験を有した人材、および彼/彼女らによる研究データの集積が挙げられます。本学ではたくさんのシステムが利用され、そうしたリソースがデータの形で管理されてきました。

 しかし、現在の東京大学ではそれらのリソースの存在が知られず、全学的には十分に利用されているとは言えません。データ活用とデジタル技術によって生活をより良い方向に変える「DX」の重要性が叫ばれる昨今、各種システムを有機的に連携してその情報を利用できれば、さらに豊かなキャンパスライフを実現できるでしょう。


たとえば、

  • 空いている教室やグラウンドをサークル活動のために予約できるアプリを作りたい

  • 自分と似たような履修科目を履修していた先輩の時間割から、今学期のおすすめ講義を自動推薦して欲しい

  • ランチデリバリーのアプリで、滞在してる教室や席の位置まで指定できるようにしたい

  • 高価な実験装置や材料を持っているラボを見つけて共同研究をしたい


 などなど、ちょっとしたアイデアで学びをより深いものにしたり、人と人との結びつきを強めたりすることができると考えています。

 このようなニーズを踏まえ、キャンパスでのより良い選択のために、以下のような理念のもとで本イベントを実施します。

  • VISION: 誰もが正しい情報にアクセスでき、自在に活用できる東京大学を実現する

  • MISSION: 学生と教職員が自ら理想のデジタルキャンパスを考え,学び,つくる,その基盤を提供する

今何が必要か

全学の教職員と学生の協働による理想のキャンパスサービス


 ただし、前述の例を実現するには

  • システム利用者の属性の正確な識別

  • 蓄積された個人情報の安全な保管

  • APIとして流通させるべき情報とそうでないものの選別

  • 提供した情報が意図しない形で第三者に流通していないかの監査

といった、さまざまなことを考慮した上で、情報提供の合意形成とルールメイキングを行う必要があります。


 そこで、UT-BASEとMOCHAを開発したメンバーが立ち上がりHACK THE CAMPUS と呼ぶ、アイデアソン、講義、ハッカソンからなる一連のイベントを企画しました。


 アイデアソンではキャンパスライフのちょっとした不便・不満を解消するようなアイデアを共有し合い、要望・提言をとりまとめました。AセメスターではアプリやWebサービスの開発に関連する講義が予定されています。

ぜひご参加ください。