Recruit

研究室配属希望の方へ(2020年11月)

 我々のグループは、「光」をキーワードとして、光機能デバイスの開発や、光を使った計測を使ってそのデバイス機能を理解・制御する研究を進めています。微小領域を計測する顕微計測や反応や電荷の移動のダイナミクスを計測する時間分解分光法を用いるのが特徴です。そこで得られるデータは、膨大になるため、最新の統計データ解析手法を用いたデータ解析も行っています。現在行っている研究対象には、以下のようなものがあります。

 大学院に進学する学生は、たいてい、英語の学術論文を1-3報、海外の学術誌に提出します。国内・国際学会での発表は、当然、数回行うことになります。

 研究室での研究に関するミーティング週2回程度は、英語で行われます。およそ大学院まで3年間トレーニングをして、研究に関することは英語で議論・読み書きができるレベルになります。

 我々の研究は、よくも悪くも、学部での授業の内容はほぼ役に立ちません。分野は化学にとどまらず、物理・数学・機械・光学様々な分野に及びます。改めて未知のことを学習したい人にお勧めします。大学入学で「化学」という分野を選んでしまったけれど、どうもほかの分野の方が好きだったという人もぜひ試しに内容を見てみてください。

 化学に所属していますが、材料や物質を作ることを目的には研究していません。むしろ、その物質が示す物性やその原因に興味を持って研究しています。机にむかってじっくりと考えることも大事です。

 データ解析の重要性が高まっており、データの解析のためのプログラミングや数学的考え方を指導することになると思います。

以上のことを研究室選びの参考にしてください。個別の質問等は、片山まで連絡ください。(E-mail: kkata@kc.chuo-u.ac.jp)