広島醗酵共同研究会は、2022年1月に設立した発酵文化を研究する任意の団体です。


広島は日本の縮図ともいわれるほど風土豊かな気候で、温暖な地域から寒冷な地域まで様々な環境でそれぞれの蔵が酒造りをしています。


多種多様な味わいがある一方で画一的な味わいの特徴表現が難しく、全国の中で広島酒蔵の立ち位置はまだ確立しているとは言い難い状況です。


我々は、多様性こそ広島酒蔵の特徴であると捉え、広島の風土や気候や蔵の持つ「蔵癖」をもっと反映した酒があってもいいのでは?と考えるようになりました。


そこで、広島県酒造組合傘下の広島研酒会幹事メンバーで普段からコミュニケーションが多く、普段から広島の自然が与えてくれる恵みを意識して酒造りをしている三蔵で、この度「広島醗酵共同研究会」を立ち上げることとなりました。


流行を追い求めるのではなく蔵のアイデンティティを活かす酒造りで、広島の日本酒業界に活力を与える団体を目指します。